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公開番号2025002931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103326
出願日2023-06-23
発明の名称車両前部構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 23/00 20060101AFI20241226BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】フルカウルの機種にてロアカバーの剛性を向上させる。
【解決手段】車両前部構造は、車両前部にヘッドライトが設置されている。鞍乗型車両(1)の車両前部構造には、ヘッドライトの周辺を覆うと共に下面が開口したフロントカウル(30)と、フロントカウルの内側を車両後方から支持するカウルブレース(60)と、ヘッドライトの下方でフロントカウルの開口を覆うロアカバー(51)と、が設けられている。フロントカウルの下縁にロアカバーの前側が取り付けられ、カウルブレースの下部にロアカバーの後側が取り付けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両前部にヘッドライトが設置された鞍乗型車両の車両前部構造であって、
前記ヘッドライトの周辺を覆うと共に下面が開口したフロントカウルと、
前記フロントカウルの内側を車両後方から支持するカウルブレースと、
前記ヘッドライトの下方で前記フロントカウルの開口を覆うロアカバーと、を備え、
前記フロントカウルの下縁に前記ロアカバーの前側が取り付けられ、
前記カウルブレースの下部に前記ロアカバーの後側が取り付けられていることを特徴とする車両前部構造。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記カウルブレースは前記ロアカバーに沿って前後に延びる支持部材を有し、
前記支持部材の後側に前記ロアカバーの後側が取り付けられ、
前記支持部材の前側に前記ヘッドライトが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
後面視にて前記支持部材には前記ロアカバーに対する取付箇所を挟んで左右両側に前記ヘッドライトに対する取付箇所が位置していることを特徴とする請求項2に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記ロアカバーの上面にはハーネスの保持部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記ロアカバーの上面には電装部品の設置面が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両前部構造。
【請求項6】
前記フロントカウルは、前記ヘッドライトを前方から覆うボディカウルと、前記ヘッドライトを側方から覆う一対のサイドカウルと、を有し、
前記ボディカウルに前記ロアカバーの前側が取り付けられ、
前記一対のサイドカウルに前記ロアカバーの左右両側が取り付けられ、
前記カウルブレースの下部に対する前記ロアカバーの後側の取付箇所が左右方向の中央に位置していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
フルカウルの機種ではフロントカウルの下面にメンテナンス用の開口が形成される場合がある。このような機種としては、フロントカウルの開口縁に樹脂クリップ等によってロアカバーが取り付けられ、フロントカウルの下面の開口をロアカバーで覆って空力性能を向上させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。メンテナンス時にはフロントカウルの開口縁からロアカバーが取り外されて、フロントカウルの開口から作業者が手を入れることによって、ヘッドランプの光軸調整やステアリングダンバーの調整等が実施される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3663930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のロアカバーの前側は固定されているが、ロアカバーの後側は固定されていない。ロアカバーは広い範囲をカバーする必要があると共に、ロアカバーの薄肉化によって軽量化が図られている。このため、ロアカバーの剛性が低くなって、ロアカバーが自重によって垂れ下がって他部品に接触するおそれがある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、フルカウルの機種にてロアカバーの剛性を向上させることができる車両前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の車両前部構造は、車両前部にヘッドライトが設置された鞍乗型車両の車両前部構造であって、前記ヘッドライトの周辺を覆うと共に下面が開口したフロントカウルと、前記フロントカウルの内側を車両後方から支持するカウルブレースと、前記ヘッドライトの下方で前記フロントカウルの開口を覆うロアカバーと、を備え、前記フロントカウルの下縁に前記ロアカバーの前側が取り付けられ、前記カウルブレースの下部に前記ロアカバーの後側が取り付けられていることで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の車両前部構造によれば、フロントカウル及びカウルブレースによってロアカバーの前後が支えられることでロアカバーの剛性が向上される。剛性の高いカウルブレースによってロアカバーの垂れ下がりが抑えられてロアカバーと他部品の接触を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施例の鞍乗型車両の前面図である。
本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。
本実施例のカウルブレース周辺部の斜視図である。
本実施例のカウルブレース周辺部の側面図である。
本実施例のカウルブレース周辺部の後面図である。
本実施例の車両前部構造の後面図である。
本実施例の車両前部構造の下面図である。
本実施例の車両前部構造を斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の鞍乗型車両の車両前部にヘッドライトが設置されている。この鞍乗型車両の車両前部構造では、フロントカウルの内側がカウルブレースによって車両後方から支持されており、フロントカウルによってヘッドライトの周辺が覆われている。フロントカウルの下面が開口されており、ヘッドライトの下方でフロントカウルの開口がロアカバーに覆われている。フロントカウルの下縁にロアカバーの前側が取り付けられ、カウルブレースの下部にロアカバーの後側が取り付けられている。フロントカウル及びカウルブレースによってロアカバーの前後が支えられることでロアカバーの剛性が向上される。剛性の高いカウルブレースによってロアカバーの垂れ下がりが抑えられてロアカバーと他部品の接触を防ぐことができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本実施例の判定装置が設けられた鞍乗型車両について説明する。図1は本実施例の鞍乗型車両の前面図である。図2は本実施例の鞍乗型車両の左側面図である。また、以下の図では、矢印FRは車両前方、矢印REは車両後方、矢印Lは車両左方、矢印Rは車両右方をそれぞれ示している。
(【0011】以降は省略されています)

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