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公開番号2024049271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022167203
出願日2022-09-28
発明の名称クリアレインシェード
出願人個人
代理人
主分類B62J 17/083 20200101AFI20240402BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】自転車に雨除け具を設置して、雨天時に雨から運転者を防水する。雨が止むと、雨除け具を取付けた状態ではなく収納する。天候の変化に応じて雨除け具に道具等を使わないで、容易に展開・収納する自転車用防雨具を提供する。
【解決手段】防雨具を自転車荷台に設置する。雨天時に防雨具を展開し支持フレームを形成する。透明シートを取出し、支持フレームと前カゴに取付け運転者を防水する。雨が止むと、防雨具を縮小し透明シートを収納する。防雨具の展開及び縮小収納に道具や工具を使用しないで容易で天候の変化に対応する。透明シートが前カゴから運転者上部までを覆い、ゴムバンドの使用で前カゴの可動に柔軟に対応し、雨天時の快適な運転に役立つ自転車用防雨具。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1 自転車荷台に設置の防雨具が雨天時に支持フレームを形成して透明シートを配し、運転者上部と前面を広く覆い、降り注ぐ雨から運転者を防水する。
2 雨天時以外は、防水シートを折り畳み収納し支持フレームを縮小して自転車を使用する。
3 防雨具の展開と縮小に道具類を一切使用せず、透明シートを容易に配置することができ、天候の変化に素早く対応して自転車運転に役立つ。
上記の1~3を構成する自転車用防雨具を、クリアレインシェードと名付ける。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前カゴと防水シートの接続にゴムバンドを使用して、ゴムバンドの伸縮性能でハンドル操作による前カゴの可動域に柔軟に対応することで、運転者上部から前カゴまでを透明シートが適所な位置に配置でき、運転者が前方を見通しながら運転する雨天時の自転車用防雨具として活用するところを特徴とするクリアレインシェード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、雨天時で自転車にクリアレインシェードを展開及び接続を図1に示すと、雨天時以外は収納し縮小状態にするまでに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
雨天時、傘をさしながらの自転車片手運転は違法なため、運転者はレインウェアの雨具を着用することになる。顔などが雨で濡れてしまい、ウェア内部が蒸れるなど不快な状態で運転することになる。その後買い物などの場合、レインウェアを持ち運ばなければならない。
そこで雨除け対策として、ルーフ型やアーチ型の屋根を取り付けるものがある。
(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-036022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の先行技術は、エアーチューブに空気を入れるため、空気入れが必要となる。そのため、空気入れと折り畳んだ透明防水シートを持ち運ばないといけない。また手動式の空気入れでは、空気の注入に時間がかかる。さらにハンドル操作によるエアーチューブにかかる力の負担が大きく、アーチ型を形成している防水範囲も狭い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
クリアレインシェードは、支持フレームユニット1に透明防水シート2が収納され、シンプルな構成からなり自転車荷台に設置する。支持フレームユニット1を展開し図1のように、透明防水シート2を配置した状態で雨天時の運転者を幅広く防水する。また雨天時以外は、透明防水シート2を折り畳み収納して支持フレームユニット1を縮小する。さらに支持フレームユニット1の展開と縮小に道具や工具を使用せず、透明防水シート2の配置と収納が容易で、雨に備えて荷台に設置すれば天候の変化に対応できる。支持フレームを形成して透明防水シート2が、運転者上部と前面を防水し前方を見通しながら、運転することができる雨天時の自転車用防雨具として使用され、快適な運転が実現できることを目的としている。
前カゴに雨除け具を設置するとハンドル操作により前カゴが可動するため、雨除け具も同様に可動し運転者の防水を損なう。本発明は、前カゴと透明防水シート2の接続にゴム紐カラビナ2A-3を使用することで、ハンドル操作による前カゴの可動域にゴム紐カラビナ2A-3の伸縮性が柔軟に対応し、透明防水シート2が適所な位置に配置するところが最も主要な特徴である。
【発明の効果】
【0006】
透明防水シート2が幅広く防水し運転者への防水性に優れ、斜面を形成することで走行時の空気抵抗を緩和する。また、クリアレインシェードの展開と縮小収納に道具や工具などを使用しないで、天候の変化に対応し収納することで持ち運ぶ手間がない。さらに荷台にクリアレインシェードの設置が容易で、前カゴと荷台のある多くの市販されている自転車にクリアレインシェードの設置対応ができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、クリアレインシェードの展開及び接続状態を示した説明図である。
図2は、パイプフレームに有るサイドフレームの展開を示した説明図である。
図3は、透明防水シート・ゴム紐カラビナの取出しと透明防水シートの展開及び接続を示した説明図である。
図4は、クリアレインシェードの構成及び設置方法を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
支持フレームユニット1は、図4のように収納ボックス1Cに2本の伸縮ポール1Aを組み合わせ、伸縮ポール1A先端にパイプフレーム1Bを取付け一体化した構成となる。
支持フレームユニット1の設置は、自転車荷台に取付けベース金具1C-1を設置し、図4のように収納ボックス1Cを取付ける。
伸縮ポール1Aは、図4のように固定レバー(一段目1A-1・二段目1A-2)を有し、固定レバーをロックすることで伸縮ポール1Aが固定され、固定レバーのロックを解除すると伸縮ポール1Aの長さが変化する。中段に配する防水シート接続金具1A-3は、固定レバー二段目1A-2付近に帯状のアルミ金具が取付けられ、アルミ金具にフックが2カ所設置している。
パイプフレーム1Bは、左右のサイドフレーム1B-1を有し図2のように180度可動する。
収納ボックス1Cは、鍵付き扉を有し内部に透明防水シート2が畳まれた状態で収納される。取付けベース金具1C-1は荷台に設置し、図4のように収納ボックス1Cとの脱着が容易にできる構造となる。
透明防水シート2は、図4のように通し穴(ハトメ)2A-1(2カ所)2A-2(2カ所)を有し、前方を見通せる透明なシートを使用する。ゴム紐カラビナ2A-3は、約2.3倍に伸びる伸縮性能を有し両端にS字カラビナが装着される。ゴム紐カラビナ2A-3の長さ調節が可能で、2本収納ボックス1Cに収納する。
図4に示す専用カバー1Dは、支持金具ユニット1を縮小状態で被せて取付ける。
【0009】
クリアレインシェードの展開方法は、図2のように支持フレームユニット1のパイプフレーム1Bの左右サイドフレーム1B-1を左右に180度開く。防水シート接続金具1A-3を押し上げ伸縮ポール1Aを伸ばして二段目固定レバー1A-1をロックする。図3のように収納ボックス1Cの扉を開けて透明防水シート2とゴム紐カラビナ2A-3を取り出す。透明防水シート2を広げ、通し穴(ハトメ)2A-1(2カ所)と防水シート接続金具1A-3のフック(2カ所)を接続する。通し穴(ハトメ)2A-2(2カ所)にゴム紐カラビナ2A-3(2本)を接続する。ゴム紐カラビナ2A-3の片側を前カゴ前方上部両端に接続する。パイプフレーム1Bを押し上げ伸縮ポール1Aを伸ばし、図1のようにパイプフレーム1Bの高さを調節して、一段目固定レバー1A-2をロックし固定する。
【0010】
クリアレインシェードの縮小方法は、伸縮ポール1Aの一段目固定レバー1A-2のロックを解除し伸縮ポール1Aを縮める。収納ボックス1Cの扉を開き乾いたタオルを取り出す。透明防水シート2に付着している雨水をタオルで拭き取る。ゴム紐カラビナ2A-3を前カゴから取外し、透明防水シート2からゴム紐カラビナ2A-3(2本)を取外し収納ボックス1Cに収納する。透明防水シート2を防水シート接続金具1A-3から取外し、収納ボックス1Cに収納し扉を閉める。伸縮ポール1A二段目固定レバー1A-1のロックを解除し伸縮ポール1Aを縮める。左右のサイドフレーム1B-1を左右に180度閉じる。
【符号の説明】
(【0011】以降は省略されています)

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