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公開番号2024057479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164248
出願日2022-10-12
発明の名称ハンドル
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B62D 1/06 20060101AFI20240417BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】操舵部の部位に応じて、操舵部のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができるハンドルを提供する。
【解決手段】ハンドル10は、運転者に把持されて回転操舵される操舵部1と、操舵部1の内側に配置され、操舵部1の操舵中心軸に連結されるボス部3を備え、操舵部1の表面には、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された領域E1と、第1のピッチより広い第2のピッチで第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された領域E2が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
運転者に把持されて回転操舵される操舵部と、
前記操舵部の内側に配置され、前記操舵部の操舵中心軸に連結されるボス部と、
を備えるハンドルにおいて、
前記操舵部の表面には、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、前記第1のピッチより広い第2のピッチで前記第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域とが設けられていることを特徴とするハンドル。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1の領域の少なくとも一部は、前記操舵部の側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項3】
前記第2の領域の少なくとも一部は、前記操舵部の下面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項4】
前記操舵部は、
前記ボス部の左側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる左直線部と、
前記左直線部から前記ボス部に向かって突出する左突出部と、
前記ボス部の右側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる右直線部と、
前記右直線部から前記ボス部に向かって突出する右突出部と、
を有し、
前記第1の領域は、前記左直線部の上面及び左側面と、前記右直線部の上面及び右側面とにそれぞれ設けられており、
前記第2の領域は、前記左突出部の下面と、前記右突出部の下面とにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のハンドル。
【請求項5】
前記第2のピッチは前記第1のピッチの1.2倍以上であり、前記第2の凹部の径は前記第1の凹部の径の2倍以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のハンドル。
【請求項6】
前記第1の凹部の径は0.35mm以下であり、前記第2の凹部の径は0.75mm以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のハンドル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載され、操舵部の表面に凹部を有するハンドルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、特許文献1に記載の構成のように、車両に搭載されるハンドルにおいて、運転者が把持して操舵する操舵部の表面に凹部を設け、運転者が操舵部を把持する際にしっとり感やスムース感を与えて操舵部の触感を向上させる構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-302549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の走行時において、直線走行時のように運転者が操舵部を回転操舵しない場合、運転者は操舵部に単に手を添えている状態となりやすい。一方、車両の右折時または左折時のように運転者が操舵部を回転操舵する場合、運転者は操舵部の所定の部分を強く握り、他の部分は強く握らずに手を添えている状態となりやすい。このため、操舵部は、運転者が操舵部を回転操舵する場合に運転者によって強く握り込まれやすい部位のグリップ性が良好であり、且つ、強く握り込まれにくく単に手を添えられている状態となりやすい部位の触感が良好であることが望ましい。
【0005】
そこで本発明は、操舵部の部位に応じて、操舵部のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができるハンドルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係るハンドルの代表的な構成は、運転者に把持されて回転操舵される操舵部と、前記操舵部の内側に配置され、前記操舵部の操舵中心軸に連結されるボス部と、を備えるハンドルにおいて、前記操舵部の表面には、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、前記第1のピッチより広い第2のピッチで前記第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域とが設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、ハンドルの操舵部の表面に、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、第1のピッチより広い第2のピッチで第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域が設けられている。これら二つの領域の凹部の径とピッチを上記の関係とすることにより、第1の領域では相対的に凹部が密に配置され、第2の領域では相対的に凹部が疎に配置されることになる。凹部が密に配置された第1の領域では、運転者の手と操舵部の表面とが接触しにくくなるため、運転者が操舵部の表面のベタツキを感じにくくなることから、操舵部の触感が向上する。一方、凹部が疎に配置された第2の領域では、運転者の手と操舵部の表面とが接触しやすくなり、運転者の手が操舵部の表面から摩擦力を受けやすくなることから、操舵部のグリップ性が向上する。よって、本発明によれば、操舵部の部位に応じて、操舵部のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができる。
【0008】
ここで前記第1の領域の少なくとも一部は前記操舵部の側面に設けられていてもよく、前記第2の領域の少なくとも一部は前記操舵部の下面に設けられていてもよい。このような構成により、操舵部の下面のグリップ性を良好とし、且つ、操舵部の側面の触感を良好とすることができる。
【0009】
また、前記操舵部は、前記ボス部の左側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる左直線部と、前記左直線部から前記ボス部に向かって突出する左突出部と、前記ボス部の右側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる右直線部と、前記右直線部から前記ボス部に向かって突出する右突出部と、を有し、前記第1の領域は、前記左直線部の上面及び左側面と、前記右直線部の上面及び右側面とにそれぞれ設けられており、前記第2の領域は、前記左突出部の下面と、前記右突出部の下面とにそれぞれ設けられていてもよい。このような構成により、運転者が操舵部を回転操舵する場合に運転者によって強く握り込まれやすい左突出部の下面及び前記右突出部の下面のグリップ性を良好とし、且つ、強く握り込まれにくく単に手を添えられている状態となりやすい左直線部の上面及び左側面と右直線部の上面及び右側面の触感を良好とすることができる。
【0010】
また、前記第2のピッチは前記第1のピッチの1.2倍以上であり、前記第2の凹部の径は前記第1の凹部の径の2倍以上であることが好ましい。このような構成により、第1の領域の触感をより向上させ、且つ、第2の領域のグリップ性をより向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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