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公開番号2025032780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138252
出願日2023-08-28
発明の名称車載用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 10/04 20060101AFI20250305BHJP(車両一般)
要約【課題】シフトロックの解除時に生じ得るショックを抑制する。
【解決手段】車載用制御装置は、車軸に対してシフトロックを行なうパーキングポジションを有するシフト機構と、車軸に連結された車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキと、車軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える自動車に搭載される。車両制御装置は、シフトロックを解除する際に車両の傾斜角に応じたトルクを電動機から出力することにより車両に生じるショックを抑制するショック抑制制御を実行するが、シフトロックする際の状態やシフトロック後の状態に応じてシフトロックの解除時にショック抑制制御を実行するか否かを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車軸に対してシフトロックを行なうパーキングポジションを有するシフト機構と、前記車軸に連結された車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキと、前記車軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える自動車に搭載され、シフトロックを解除する際に車両の傾斜角に応じたトルクを前記電動機から出力することにより車両に生じるショックを抑制するショック抑制制御を実行する車両用制御装置であって、
シフトロックする際の状態および/またはシフトロック後の状態に応じてシフトロックの解除時にショック抑制制御の実行の有無を決定する、
ことを特徴とする車載用制御装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1記載の車載用制御装置であって、
フットブレーキを作用させた状態でシフトロックすると共に電動パーキングブレーキの作動完了後にフットブレーキを解除した状態からシフトロックを解除するときには、車両の傾斜に拘わらずに、前記ショック抑制制御を実行しない、
車載用制御装置。
【請求項3】
請求項1記載の車載用制御装置であって、
フットブレーキを作用させた状態でシフトロックした後に前記車輪に回転履歴がない状態でシフトロックを解除するときには、車両の傾斜に拘わらずに、前記ショック抑制制御を実行しない、
車載用制御装置。
【請求項4】
請求項1記載の車載用制御装置であって、
フットブレーキを作用させた状態でシフトロックした後にフットブレーキを解除した履歴がない状態でシフトロックを解除するときには、車両の傾斜に拘わらずに、前記ショック抑制制御を実行しない、
車載用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、電動パーキングブレーキを有する車両に搭載された車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、アイドリング要求がなされ、シフトレバーがパーキングポジションであり、ブレーキ装置がオフ状態の場合、ブレーキ装置をオン状態にする処理を実行し、パーキング機構のロック解除処理を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、こうした処理により、ドライブシャフトの捩りトルクを解放し、エンジンへ伝達されているトルクを解放することにより、車両の振動を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-093911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドライブシャフトにトルクを出力可能なモータを備える車両に搭載された車載用制御装置では、ドライブシャフトの捩りをトルクを一気に解放するとショックが生じることから、ロック解除時にショックを緩和する制振トルク(アシストトルク)をモータから出力することも行なわれる。この場合、一律に制振トルクをモータから出力すると、場合によっては制振トルクに起因するショックが生じてしまう。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、シフトロックの解除時に生じ得るショックを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
車軸に対してシフトロックを行なうパーキングポジションを有するシフト機構と、前記車軸に連結された車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキと、前記車軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える自動車に搭載され、シフトロックを解除する際に車両の傾斜角に応じたトルクを前記電動機から出力することにより車両に生じるショックを抑制するショック抑制制御を実行する車両用制御装置であって、
シフトロックする際の状態および/またはシフトロック後の状態に応じてシフトロックの解除時にショック抑制制御の実行の有無を決定する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の車載用制御装置は、車軸に対してシフトロックを行なうパーキングポジションを有するシフト機構と、車軸に連結された車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキと、車軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える自動車に搭載される。本開示の車載用制御装置は、基本的には、シフトロックを解除する際に車両の傾斜角に応じたトルクを電動機から出力することにより車両に生じるショックを抑制するショック抑制制御を実行する。本開示の車載用制御装置は、シフトロックする際の状態および/またはシフトロック後の状態に応じてシフトロックの解除時にショック抑制制御の実行の有無を決定する。これにより、ショック抑制制御を実行することに起因するショックを抑制することができ、シフトロックの解除時に生じ得るショックを抑制することができる。
【0009】
本開示の車載用制御装置において、フットブレーキを作用させた状態でシフトロックすると共に電動パーキングブレーキの作動完了後にフットブレーキを解除した状態からシフトロックを解除するときには、車両の傾斜に拘わらずに、前記ショック抑制制御を実行しないものとしてもよい。フットブレーキを作用させた状態でシフトロックすると共に電動パーキングブレーキの作動完了後にフットブレーキを解除すると、車軸には捩りは生じないため、車軸に捩りトルクも生じない。このため、車軸の捩りトルクに起因するショックを抑制するためのショック抑制制御を実行する必要はなくなる。これにより、ショック抑制制御を実行することに起因するショックを抑制することができる。
【0010】
本開示の車載用制御装置において、フットブレーキを作用させた状態でシフトロックした後に前記車輪に回転履歴がない状態でシフトロックを解除するときには、車両の傾斜に拘わらずに、前記ショック抑制制御を実行しないものとしてもよい。シフトロックした後に前記車輪に回転履歴がない状態では車軸に捩りは生じていない。このため、車軸に捩りトルクも生じない。これにより、ショック抑制制御を実行すること起因するショックを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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