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公開番号
2025032798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138275
出願日
2023-08-28
発明の名称
駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60T
1/06 20060101AFI20250305BHJP(車両一般)
要約
【課題】意図しない車両の挙動の変化を抑制しつつ、パーキングロックするための制御を簡素化することができる駆動装置を提供する。
【解決手段】左側モータのトルクを伝達する左側動力伝達部Tlと、右側モータのトルクを伝達する右側動力伝達部Trとを備えた駆動装置であって、左側動力伝達部Tlに、パーキングギヤ16と、右側動力伝達部Trに摩擦接触する可動部材5とを備え、パーキングギヤ16に噛み合うパーキングポール17を備え、パーキングポール17をパーキングギヤ16に噛み合わせるロック方向への移動に伴って、可動部材5を右側動力伝達部Trに向けて押圧する押圧機構12を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
左側モータと、前記左側モータのトルクを伝達する左側動力伝達部と、前記左側動力伝達部に連結された左側ドライブシャフトと、右側モータと、前記右側モータのトルクを伝達する右側動力伝達部と、前記右側動力伝達部に連結された右側ドライブシャフトとを備えた駆動装置であって、
前記左側動力伝達部と前記右側動力伝達部とのいずれか一方の動力伝達部に、パーキングギヤと、前記左側動力伝達部と前記右側動力伝達部との他方の動力伝達部に摩擦接触する可動部材とを備え、
前記パーキングギヤに噛み合うパーキングポールを備え、
前記パーキングポールを前記パーキングギヤに噛み合わせるロック方向への移動に伴って、前記可動部材を前記他方の動力伝達部に向けて押圧する押圧機構を備えている
ことを特徴とする駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、左右の駆動輪をそれぞれ独立した駆動力源によって駆動するように構成された駆動装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1および特許文献2には、左右の駆動輪のそれぞれにモータと、パーキング機構とを備えた車両の制御装置が記載されている。これらの制御装置は、パーキング機構のロックや解除のタイミングの相違によって車両が回頭するなどの意図しない挙動が発生することを抑制するように構成されている。
【0003】
具体的には、特許文献1に記載された制御装置は、各パーキング機構をロック状態から解除状態に切り替え終わるタイミングを一致させるために、各パーキング機構に作用する負荷に基づいて、パーキング機構をロック状態から解除状態に切り替え終わるまでに要する切替時間を求め、切替時間が短い方のパーキング機構を、切替時間が長い方のパーキング機構に遅れて、解除させ始めるように構成されている。または、切替時間が短い方のパーキング機構の切替速度を低下させるように構成され、もしくは、切替時間が短い方のパーキング機構に作用する負荷を増加させるとともに、切替時間が長い方のパーキング機構に作用する負荷を低下させるように構成されている。
【0004】
また、特許文献2に記載された制御装置は、パーキングロック時に、一方のパーキング機構がロックし、他方がロックできていない場合に、他方のパーキング機構がロックされるまでの間、液圧ブレーキ機構によって各駆動輪に制動力を作用させることにより、左右の駆動輪が実質的に同時に固定されるように構成されている。また、パーキングロックを解除する際にも同様に、一方のパーキング機構が解除され、他方のパーキング機構がロック状態である場合には、他方のパーキング機構が解除されるまでの間、液圧ブレーキ機構によって各駆動輪に制動力を作用させることにより、左右の駆動輪の固定が実質的に同時に解除されるように構成されている。
【0005】
なお、特許文献3には、右側駆動輪を駆動するモータおよび動力伝達機構と、左側駆動輪を駆動するモータおよび動力伝達機構とをシャシーに設けた、いわゆるインボードタイプの電動自動車が記載されていて、この電動自動車は、一方のモータが故障した場合であっても、他方のモータによって左右の駆動輪にトルクを伝達することができるように、左右の動力伝達軸同士を選択的に連結する係合装置を備えている。なお、各動力伝達軸には、それぞれパーキング機構が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-051443号公報
特開2006-044458号公報
特開平05-116541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1および特許文献2に記載された車両は、左右の駆動輪が常時、独立して駆動する構成となっているため、パーキング機構を作動させるタイミングを異ならせ、または液圧ブレーキ機構を併用することにより、各パーキング機構のロックや解除が完了するタイミングを一致させている。したがって、特許文献1および特許文献2に記載された制御装置は、各パーキング機構の動作を同期させる制御や、各パーキング機構に加えて液圧ブレーキを同期させる制御が必要になり、制御が煩雑になる可能性がある。
【0008】
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、意図しない車両の挙動の変化を抑制しつつ、パーキングロックするための制御を簡素化することができる駆動装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、この発明は、左側モータと、前記左側モータのトルクを伝達する左側動力伝達部と、前記左側動力伝達部に連結された左側ドライブシャフトと、右側モータと、前記右側モータのトルクを伝達する右側動力伝達部と、前記右側動力伝達部に連結された右側ドライブシャフトとを備えた駆動装置であって、前記左側動力伝達部と前記右側動力伝達部とのいずれか一方の動力伝達部に、パーキングギヤと、前記左側動力伝達部と前記右側動力伝達部との他方の動力伝達部に摩擦接触する可動部材とを備え、前記パーキングギヤに噛み合うパーキングポールを備え、前記パーキングポールを前記パーキングギヤに噛み合わせるロック方向への移動に伴って、前記可動部材を前記他方の動力伝達部に向けて押圧する押圧機構を備えていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
この発明における駆動装置は、左側ドライブシャフトに連結された左側動力伝達部と、右側ドライブシャフトに連結された右側動力伝達部との一方の動力伝達部に、パーキングギヤと、他方の動力伝達部に摩擦接触する可動部材とが設けられ、そのパーキングギヤにパーキングポールを噛み合わせるロック方向への移動に伴って、可動部材を他方の動力伝達部に向けて押圧する押圧機構を備えている。そのため、可動部材によって二つの動力伝達部が摩擦接触した状態でパーキングロックするため、左右のドライブシャフトのロックが完了するタイミングにズレが生じることを抑制できる。すなわち、パーキングロック時に、車両が回頭するなどの意図しない挙動が生じることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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