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公開番号2025062428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171503
出願日2023-10-02
発明の名称ハーネス配索構造及び連結部材
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社,トヨタ車体株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/06 20060101AFI20250407BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】意図しない外力が作用しても、ワイヤーハーネスを挿通する外装材と、ワイヤーハーネスの配索経路の周辺に配置される周辺機器などの他部材との干渉を防止することができるハーネスの配索構造と連結部材を提供することを目的とする。
【解決手段】ハーネス10と、可撓性を有し、ハーネス10を外装する外装材20と、ハーネス10が導出される導出部32を有する連結コネクタ30と、導出部32から導出されたハーネス10が挿通されるとともに、外装材20と導出部32とを連結する連結部材40とが備えられている。連結部材40は、硬質であり、連結部材40と導出部32とを接合する接合部分に、導出部32に対する外装材20の連結方向を規制する第一嵌合溝38、第二嵌合溝39、嵌合リブ52及び位置決めリブ53が設けられた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤーハーネスと、
可撓性を有し、前記ワイヤーハーネスを挿通する外装材と、
前記ワイヤーハーネスが導出される導出部を有する連結対象部材と、
前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスが挿通されるとともに、前記外装材と前記導出部とを連結する連結部材とが備えられ、
前記連結部材は、硬質であり、
前記連結部材と前記導出部とを接合する接合部分に、前記導出部に対する前記外装材の連結方向を規制する規制部が設けられた
ハーネス配索構造。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ワイヤーハーネスが前記導出部から導出する方向を導出方向とし、
前記連結部材には、前記導出方向と交差する方向に曲がる曲げ部が備えられ、
前記規制部は、前記導出方向に沿った軸を回転中心とした、前記連結対象部材に対する前記連結部材の回転を規制する回転規制部である
請求項1に記載のハーネス配索構造。
【請求項3】
前記連結部材及び前記導出部における前記接合部分の一方に、前記導出方向から視て矩形状に構成された矩形筒部が設けられ、
前記連結部材及び前記導出部における前記接合部分の他方に、前記矩形筒部を外嵌する外嵌部が設けられ、
前記矩形筒部と前記外嵌部は、周方向に当接することにより、前記回転規制部として機能する
請求項2に記載のハーネス配索構造。
【請求項4】
前記矩形筒部は、前記導出方向から視て矩形状に突出するリブを有し、
前記外嵌部の内面が、前記導出方向から視て矩形状に構成され、
前記リブの外面と前記外嵌部の内面とが周方向に当接することにより、前記回転規制部として機能する
請求項3に記載のハーネス配索構造。
【請求項5】
前記矩形筒部は、前記導出方向から視て角部分が面取りされた形状を有する
請求項4に記載のハーネス配索構造。
【請求項6】
前記リブは、第一リブと、前記導出方向に沿って前記第一リブと所定の間隔を隔てて設けられた第二リブとが設けられ、
前記外嵌部の内面側には、
前記第一リブと嵌合可能な嵌合凹部が前記導出方向に沿って少なくとも2つ並んで設けられるとともに、前記嵌合凹部の前記導出部とは反対の側に前記第二リブを収容できる収容部が設けられ、
隣接する前記嵌合凹部同士の間隔は、前記第一リブと前記第二リブとの間隔と異なっている
請求項4に記載のハーネス配索構造。
【請求項7】
前記リブは、第一リブと、前記導出方向に沿って前記第一リブと所定の間隔を隔てて設けられた第二リブとが設けられ、
前記外嵌部の内面側には、
前記第一リブと嵌合可能な嵌合凹部が前記導出方向に沿って少なくとも1つ並んで設けられるとともに、前記嵌合凹部の前記導出部とは反対の側に前記第二リブを収容できる収容部が設けられ、
前記第二リブは、前記嵌合凹部の幅に比べ大きい厚みを有する
請求項4に記載のハーネス配索構造。
【請求項8】
前記外装材は、小径部と大径部が長手方向に沿って所定の間隔で交互に形成されたコルゲートチューブで構成され、
前記嵌合凹部は、前記導出部に設けられるとともに、前記大径部を嵌合可能に構成された
請求項6に記載のハーネス配索構造。
【請求項9】
前記接合部分に、前記矩形筒部及び前記外嵌部の組み付け方向を規制する組付規制部が設けられた
請求項3に記載のハーネス配索構造。
【請求項10】
ワイヤーハーネスが導出される導出部を有する連結対象部材における、前記導出部と接合する第一接合部と、
可撓性を有し、前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスを外装する外装材と接合する第二接合部と、
前記第一接合部と前記第二接合部との間に配置され、前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスを挿通する硬質の挿通部とが備えられ、
前記第一接合部には、
前記連結対象部材に対する前記外装材の連結方向を規制する接合側規制部が設けられた
連結部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、連結対象部材から導出するワイヤーハーネスを外装する外装材と前記連結対象部材とを連結したハーネス配索構造、及び前記ワイヤーハーネスを保護する連結部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自動車に搭載される電装品に電力や制御信号を伝えるワイヤーハーネスは、所望の配索経路に沿って二次元又は三次元に湾曲させて配索されている。このようなワイヤーハーネスは、可撓性のある外装材で保護されることがある。
【0003】
例えば、コネクタと連結されたコルゲートチューブにコネクタから導出されたワイヤーハーネスが挿通されたハーネス配索構造が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されたハーネス配索構造では、可撓性を有するコルゲートチューブにワイヤーハーネスを挿通させているため、コネクタから導出されるワイヤーハーネスを所望の配索経路に沿って配索できるとともに、保護することができるとされている。
【0004】
近年、自動車の安全性・快適性を向上させるため、搭載される電装品は増加傾向にある。一方で、居住空間は拡張傾向にあることから、搭載される電装品を省スペースに収めることが求められている。
しかしながら、特許文献1に開示されたハーネス配索構造では、ワイヤーハーネスを保護する外装材であるコルゲートチューブは可撓性を有するため、振動などにより意図せずに周辺に配置された周辺機器などの他部材と干渉するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-202073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、意図しない外力が作用しても、ワイヤーハーネスを挿通する外装材と、ワイヤーハーネスの配索経路の周辺に配置される周辺機器などの他部材との干渉を防止することができるハーネスの配索構造と連結部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、ワイヤーハーネスと、可撓性を有し、前記ワイヤーハーネスを外装する外装材と、前記ワイヤーハーネスが導出される導出部を有する連結対象部材と、前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスが挿通されるとともに、前記外装材と前記導出部とを連結する連結部材とが備えられ、前記連結部材は、硬質であり、前記連結部材と前記導出部とを接合する接合部分に、前記導出部に対する前記外装材の連結方向を規制する規制部が設けられたハーネス配索構造であることを特徴とする。
【0008】
また、この発明は、ワイヤーハーネスが導出される導出部を有する連結対象部材における、前記導出部と接合する第一接合部と、可撓性を有し、前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスを外装する外装材と接合する第二接合部と、前記第一接合部と前記第二接合部との間に配置され、前記導出部から導出された前記ワイヤーハーネスを挿通する硬質の挿通部とが備えられ、前記第一接合部には、前記連結対象部材に対する前記外装材の連結方向を規制する接合側規制部が設けられた連結部材であることを特徴とする。
【0009】
前記外装材とは、前記ワイヤーハーネスを保護できる可撓性を有する部材であり、例えば、コルゲートチューブや収縮チューブなどのハーネス保護チューブ、あるいはワイヤーハーネスに巻き回して保護する絶縁テープなどを含む。
【0010】
前記連結対象部材とは、前記ワイヤーハーネスの一部を収容するとともに、前記ワイヤーハーネスを導出する導出口を有する部材であり、コネクタや電気接続箱あるいはヒューズボックスなどを含む。
前記規制部とは、連結対象部材に対する外装材の回転や、導出口から導出されたワイヤーハーネスの導出方向に沿った外装材の移動などを規制するものをいう。
(【0011】以降は省略されています)

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