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公開番号2025060024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170503
出願日2023-09-29
発明の名称回転電機
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 3/24 20060101AFI20250403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】製造が容易で、ステータの冷却効率が高い回転電機を提供すること。
【解決手段】回転電機は、スロット7内に複数の平角導体8を相互の隙間を維持しながら配列したステータコア6を有する回転電機1であって、平角導体8は、スロット7内における自己の直線部の途中にこの直線部の長手方向に交差する少なくとも一方の向きに突出した突出部(第2突出形状部82)を備えている。その一態様では、平角導体8は、一方の向きに突出した突出部(第1突出形状部81における径方向RDの一方側への広がり部分)と一方の向きとは反対の向きに突出した突出部(第1突出形状部81における径方向RDの他方側への広がり部分)とを備え、スロット7内に配列された状態で、相互間に隙間(平角導体間流路21)が成形される。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
スロット内に複数の平角導体を相互の隙間を維持しながら配列したステータコアを有する回転電機であって、
前記平角導体は、前記スロット内における自己の直線部の途中に前記直線部の長手方向に交差する少なくとも一方の向きに突出した突出部を備えた回転電機。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記平角導体は、前記一方の向きに突出した突出部と前記一方の向きとは反対の向きに突出した突出部とを備え、前記スロット内に配列された状態で、相互間に隙間が成形される請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機のステータは、銅損および鉄損により発熱する。このためステータ内に冷却液を循環させて冷却する手法が採用されることがある。この手法に関して、スロット内の導体自体に冷却液の流路として機能する溝を設け、この溝を流通する冷却液で導体を直接冷却するという提案がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7139969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されている手法では、導体の冷却液流路面積が小さく、冷却液を流すことによる圧力損失の増加が懸念される。圧力損失が大きい場合、冷却液の流量が制限されてしまうことから、必要な冷却能力が得られなくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、冷却液流路における圧力損失を低減でき、ステータの冷却効率が高い回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本開示の回転電機(例えば、後述する回転電機1)は、スロット(例えば、後述するスロット7)内に複数の平角導体(例えば、後述する平角導体8)を相互の隙間を維持しながら配列したステータコア(例えば、後述するステータコア6)を有する回転電機であって、前記平角導体は、前記スロット内における自己の直線部の途中に前記直線部の長手方向に交差する少なくとも一方の向きに突出した突出部(例えば、後述する第2突出形状部82)を備えている。
【0007】
(2) 前記平角導体は、前記一方の向きに突出した突出部(例えば、後述する第1突出形状部81における径方向RDの一方側への広がり部分)と前記一方の向きとは反対の向きに突出した突出部(例えば、後述する第1突出形状部81における径方向RDの他方側への広がり部分)とを備え、前記スロット内に配列された状態で、相互間に隙間(例えば、後述する平角導体間流路21)が成形される上記(1)の回転電機。
【発明の効果】
【0008】
上記(1)の回転電機では、平角導体は、スロット内における自己の直線部の途中に直線部の長手方向に交差する少なくとも一方の向きに突出した突出部を備えている。このため、スロット(絶縁紙等の絶縁部材を含む)と平角導体との間に隙間を生じさせ、冷却液流路を確実に成形させて冷却液流路における圧力損失を低減でき、平角導体の冷却効率を向上させることが可能である。
【0009】
上記(2)の回転電機では、平角導体は、一方の向きに突出した突出部と一方の向きとは反対の向きに突出した突出部とを備え、スロット内に配列された状態で、相互間に隙間が成形される。このため、平角導体相互間に冷却液流路が確保され、この冷却液流路を流通する冷却液によって、平角導体の冷却が促進される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一例である回転電機における冷却液循環機構の概念図である。
図1の回転電機におけるステータコアのスロット内に平角導体が配列されてステータコイルが構成されている様子を軸方向視で示す図である。
図2のスロット内における平角導体の配列の様子を回転電機における周方向視で示す図である。
図3の平角導体のスロット内における配列の様子を回転電機における径方向視で示す図である。
図3における複数の平角導体の直線部の途中に突出部が設けられている様子を一方向から見た斜視図である。
図3における複数の平角導体の直線部の途中に突出部が設けられている様子を図5Aとは反対の方向から見た斜視図である。
図2における複数の平角導体の形状と配列の様子をステータコアを透視して示す斜視図である。
図6の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線A方向視で示す図である。
図6の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線B方向視で示す図である。
図2における複数の平角導体の形状と配列の様子を図6とは異なる矢線方向視でステータコアを透視して示す斜視図である。
図8の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線A方向視で示す図である。
図8の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線B方向視で示す図である。
図3および図4の平角導体の周囲に確保される冷却液流路の断面積を平角導体の長手方向の複数の位置について示す図である。
図10における複数の各位置での冷却液流路を示す断面図である。
図3および図4のものとは異なる平角導体の配列の様子を回転電機における周方向視で示す図である。
図12の平角導体のスロット内における配列の様子を回転電機における径方向視で示す図である。
図12における複数の平角導体の直線部における凹凸形状を一方向から見た斜視図である。
図12における複数の平角導体の直線部における凹凸形状を図14Aとは反対の方向から見た斜視図である。
図12における複数の平角導体の形状と配列の様子をステータコアを透視して示す斜視図である。
図15の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線A方向視で示す図である。
図15の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線B方向視で示す図である。
図15と同様な斜視図によって異なる矢線方向視を定義するための図である。
図17の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線A方向視で示す図である。
図17の複数の平角導体の形状と絶縁部材の配置を矢線B方向視で示す図である。
図12および図13の平角導体の周囲に確保される冷却液流路の断面積を平角導体の長手方向の複数の位置について示す図である。
図19における複数の各位置での冷却液流路を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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