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公開番号2025065696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175080
出願日2023-10-10
発明の名称モータ
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02K 21/14 20060101AFI20250415BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】永久磁石を備えたロータ部であっても、永久磁石を備えないロータ部に近い特性を持たせることができるようにし、3以上の異なる諸特性を切替自在にする。
【解決手段】第1ロータ部111は、永久磁石111cの磁力が相対的に強い強磁力ロータ部111Aと、永久磁石111dの磁力が相対的に弱い弱磁力ロータ部111Bとを有している。ロータ110を、強磁力ロータ部111Aの外周面がステータ100の内周面と対向する位置、弱磁力ロータ部111Aの外周面がステータ100の内周面と対向する位置、及び第2ロータ部112の外周面がステータ100の内周面と対向する位置に切り替える切替操作部210をさらに備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
永久磁石を備えた第1ロータ部と永久磁石を備えていない第2ロータ部とが軸方向に並設されることによって一体化されたロータと、前記ロータの外周面を囲むように配置されたステータとを備え、前記ロータを前記ステータに対して軸方向に相対移動可能に構成されたモータであって、
前記第1ロータ部は、永久磁石の磁力が相対的に強い強磁力ロータ部と、永久磁石の磁力が相対的に弱い弱磁力ロータ部とを有しており、
前記ロータを、前記強磁力ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置、前記弱磁力ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置、及び前記第2ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置に切り替える切替操作部をさらに備えている、モータ。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記強磁力ロータ部の永久磁石は希土類磁石であり、
前記弱磁力ロータ部の永久磁石はフェライト磁石である、モータ。
【請求項3】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記弱磁力ロータ部は、前記強磁力ロータ部と前記第2ロータ部との間に設けられている、モータ。
【請求項4】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記モータの現在の要求出力を算出する算出部と、
前記ロータを、前記強磁力ロータ部の外周面または前記弱磁力ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向している位置から前記第2ロータ部が前記ステータの内周面と対向している位置へ切り替えられるのに先立って、前記算出部で算出された要求出力よりも低い出力となるように前記ステータが有する電磁石を制御する制御部とを備えている、モータ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば電気自動車等に搭載可能なモータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、永久磁石を備えたロータ部と永久磁石を備えないロータ部とが軸方向に並設されることによって一体化されたロータを、1つのステータによって回転させるようにしたモータが開示されている。特許文献1のモータでは、ステータとロータとの軸方向の相対位置関係をロータの回転速度に応じた油圧によって変えるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-125235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のモータの場合、永久磁石を備えたロータ部の外周面がステータの内周面と対向するようにロータの軸方向位置を決定した状態では、永久磁石を備えたロータ部による回転力が得られる一方、永久磁石を備えないロータ部の外周面がステータの内周面と対向するようにロータの軸方向位置を決定した状態では、永久磁石を備えないロータ部による回転力が得られるので、モータのトルク特性や回転特性、消費電力を含む諸特性をロータの軸方向位置によって変えることができるという利点がある。
【0005】
しかしながら、特許文献1の場合は、永久磁石を備えたロータ部と、永久磁石を備えないロータ部との2つしか備えていないので、切替の前後でモータの諸性能が大きく変化することになり、その中間の特性を持たせることができなかった。
【0006】
本開示は、かかる点に鑑みたものであり、その目的とするところは、永久磁石を備えたロータ部であっても、永久磁石を備えないロータ部に近い特性を持たせることができるようにし、3以上の異なる諸特性を切替自在にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の第1の側面では、永久磁石を備えた第1ロータ部と永久磁石を備えていない第2ロータ部とが軸方向に並設されることによって一体化されたロータと、前記ロータの外周面を囲むように配置されたステータとを備え、前記ロータを前記ステータに対して軸方向に相対移動可能に構成されたモータを前提とする。前記第1ロータ部は、永久磁石の磁力が相対的に強い強磁力ロータ部と、永久磁石の磁力が相対的に弱い弱磁力ロータ部とを有している。モータは、前記ロータを、前記強磁力ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置、前記弱磁力ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置、及び前記第2ロータ部の外周面が前記ステータの内周面と対向する位置に切り替える切替操作部をさらに備えている。
【0008】
この構成によれば、第2ロータ部の外周面がステータの内周面と対向する位置に配置されると、永久磁石が用いられることなく、ロータが回転する。また、強磁力ロータ部の外周面がステータの内周面と対向する位置にロータが配置されると、相対的に強い永久磁石の磁力を利用してロータが回転する。さらに、弱磁力ロータ部の外周面がステータの内周面と対向する位置にロータが配置されると、相対的に弱い永久磁石の磁力を利用してロータが回転する。相対的に弱い永久磁石の磁力を持った弱磁力ロータ部を備えていることで、強磁力ロータ部と、永久磁石を備えていない第2ロータ部との間の特性が得られる。
【0009】
本開示の第2の側面では、前記強磁力ロータ部の永久磁石は希土類磁石であってもよいし、前記弱磁力ロータ部の永久磁石はフェライト磁石であってもよい。
【0010】
本開示の第3の側面では、前記弱磁力ロータ部が前記強磁力ロータ部と前記第2ロータ部との間に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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