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公開番号2025057122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166797
出願日2023-09-28
発明の名称電源装置
出願人高周波熱錬株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H02M 7/493 20070101AFI20250402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】大電流を出力可能な電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置は、正極側基幹配線と、前記正極側基幹配線から分岐した第1正極側支線及び第2正極側支線と、を有する正極側配線と、負極側基幹配線と、前記負極側基幹配線から分岐した第1負極側支線及び第2負極側支線と、を有する負極側配線と、前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続された第1コンデンサと、前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続され、第1交流電流を出力する第1インバータ回路と、前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続された第2コンデンサと、前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続され、第2交流電流を出力する第2インバータ回路と、前記第1交流電流と前記第2交流電流を合成する電流合成部と、を備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
正極側基幹配線と、前記正極側基幹配線から分岐した第1正極側支線及び第2正極側支線と、を有する正極側配線と、
負極側基幹配線と、前記負極側基幹配線から分岐した第1負極側支線及び第2負極側支線と、を有する負極側配線と、
前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続された第1コンデンサと、
前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続され、第1交流電流を出力する第1インバータ回路と、
前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続された第2コンデンサと、
前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続され、第2交流電流を出力する第2インバータ回路と、
前記第1交流電流と前記第2交流電流を合成する電流合成部と、
を備えた電源装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1コンデンサの容量は前記第2コンデンサの容量と等しい請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
第3コンデンサと、
第3交流電流を出力する第3インバータ回路と、
をさらに備え、
前記正極側配線は、前記正極側基幹配線から分岐した第3正極側支線をさらに有し、
前記負極側配線は、前記負極側基幹配線から分岐した第3負極側支線をさらに有し、
前記第3コンデンサは前記第3正極側支線及び前記第3負極側支線に接続されており、
前記第3インバータ回路は前記第3正極側支線及び前記第3負極側支線に接続されており、
前記電流合成部は前記第1交流電流と前記第2交流電流と前記第3交流電流を合成する請求項1に記載の電源装置。
【請求項4】
前記第1コンデンサの容量と前記第2コンデンサの容量と前記第3コンデンサの容量は相互に等しい請求項3に記載の電源装置。
【請求項5】
前記電流合成部は、
外部負荷に接続された第1ブスバーと、
前記外部負荷に接続された第2ブスバーと、
前記第1インバータ回路の第1出力端子を前記第1ブスバーに接続する第1導電部材と、
前記第1インバータ回路の第2出力端子を前記第2ブスバーに接続する第2導電部材と、
前記第2インバータ回路の第3出力端子を前記第1ブスバーに接続する第3導電部材と、
前記第2インバータ回路の第4出力端子を前記第2ブスバーに接続する第4導電部材と、
を有し、
前記第1ブスバーと前記第1導電部材との接続点と前記外部負荷との距離は、前記第1ブスバーと前記第3導電部材との接続点と前記外部負荷との距離よりも短く、
前記第1導電部材と前記第2導電部材との距離は、前記第3導電部材と前記第4導電部材との距離よりも長い請求項1に記載の電源装置。
【請求項6】
前記外部負荷は、誘導加熱装置の整合部及びコイルである請求項5に記載の電源装置。
【請求項7】
交流電流が入力され、前記交流電流を直流電流に変換し、前記直流電流を前記正極側基幹配線及び前記負極側基幹配線に出力するコンバータ部をさらに備えた請求項1に記載の電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電源装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
誘導加熱装置には、大電流の高周波電力を供給する電源装置が必要とされる。電源装置がより大きな電流を出力するためには、複数のインバータ回路を並列に接続することが有効である。しかしながら、複数のインバータ回路を並列に接続しても、各インバータ回路から出力される電流が均等にならない場合がある。この場合には、電源装置から設計どおりの電流を出力させることが困難になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4445216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態の目的は、大電流を出力可能な電源装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態に係る電源装置は、正極側基幹配線と、前記正極側基幹配線から分岐した第1正極側支線及び第2正極側支線と、を有する正極側配線と、負極側基幹配線と、前記負極側基幹配線から分岐した第1負極側支線及び第2負極側支線と、を有する負極側配線と、前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続された第1コンデンサと、前記第1正極側支線及び前記第1負極側支線に接続され、第1交流電流を出力する第1インバータ回路と、前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続された第2コンデンサと、前記第2正極側支線及び前記第2負極側支線に接続され、第2交流電流を出力する第2インバータ回路と、前記第1交流電流と前記第2交流電流を合成する電流合成部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明の実施形態によれば、大電流を出力可能な電源装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る電源装置を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る電源装置のインバータ部及び電流合成部を示す図である。
図3は、実施形態に係る電源装置の1つのインバータ回路を示す回路図である。
図4(a)~(c)は、実施形態に係る電源装置のインピーダンス調整部を示す図である。
図5は、比較例に係る電源装置のインバータ部及び電流合成部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る電源装置を示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係る電源装置のインバータ部及び電流合成部を示す図である。
図3は、本実施形態に係る電源装置の1つのインバータ回路を示す回路図である。
図4(a)~(c)は、本実施形態に係る電源装置のインピーダンス調整部を示す図である。
本実施形態に係る電源装置1は、例えば、誘導加熱装置の電源である。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係る電源装置1においては、コンバータ部10、インバータ部20、及び、電流合成部30が設けられている。コンバータ部10は、外部電源100、例えば、商用の交流電源に接続される。電流合成部30は、外部負荷200に接続される。電源装置1が誘導加熱装置の電源として使用される場合は、外部負荷200は誘導加熱装置の整合部及び誘導加熱コイルである。なお、本明細書において、「接続」とは電気的な接続を意味する。
【0010】
コンバータ部10は、外部電源100から供給された交流電流を直流電流に変換して、インバータ部20に出力する。コンバータ部10には、例えば、交流電流を整流するサイリスタ又はダイオードと、整流された電流を平滑化するコンデンサが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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