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公開番号2025067010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176643
出願日2023-10-12
発明の名称充電制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H02J 7/04 20060101AFI20250417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電開始時における余剰電力の消費を抑制し、充電時間の増加を抑制すること。
【解決手段】充電制御装置は、走行用のモータに電力を供給するバッテリへの充電開始時に、バッテリの温度が閾値以下である場合に、インバータ及びモータに電流を流して発熱させ、インバータ及びモータによる熱を利用して、バッテリを昇温する創熱制御を実行する制御部を備え、制御部は、インバータに供給される電圧VH及び電流IBに基づいて実電力量を算出し、創熱制御における目標創熱量に対応する電力量と実電力量との差から余剰電力量を算出し、余剰電力量に基づいて目標創熱量をフィードバック制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
走行用のモータに電力を供給するバッテリへの充電開始時に、前記バッテリの温度が閾値以下である場合に、インバータ及び前記モータに電流を流して発熱させ、前記インバータ及び前記モータによる熱を利用して、前記バッテリを昇温する創熱制御を実行する制御部を備え、
前記制御部は、前記インバータに供給される電圧ＶＨ及び電流ＩＢに基づいて実電力量を算出し、前記創熱制御における目標創熱量に対応する電力量と前記実電力量との差から余剰電力量を算出し、前記余剰電力量に基づいて目標創熱量をフィードバック制御する充電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、充電制御装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、バッテリと、バッテリから供給される電力を用いて車両の走行駆動力を出力するモータジェネレータとを備えた車両において、車両の外部に設けられた充電器によってバッテリを充電する際に、充電器の性能のばらつきに応じて、充電器に対して適切な充電制御を行なう技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１２４０３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、従来、ＢＥＶ（Battery Electric Vehicle）、ＰＨＥＶ（Plug-in Hybrid Electric Vehicle）等の電動車両において、極低温におけるバッテリ充電時に、ＭＧ（Motor Generator）およびＰＣＵ（Power Control Unit）に電流を流して発熱させることで、冷却水を昇温し、バッテリを昇温する創熱制御が利用されている。
【０００５】
しかしながら、創熱量は、電圧ＶＨ、インバータの素子温度、およびモータのコイル温度によりばらつくことがある。このばらつきにより、創熱量が多い側にずれた場合には、余剰な創熱量が発生し、電力消費が増える。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一実施形態に係る充電制御装置は、走行用のモータに電力を供給するバッテリへの充電開始時に、バッテリの温度が閾値以下である場合に、インバータ及びモータに電流を流して発熱させ、インバータ及びモータによる熱を利用して、バッテリを昇温する創熱制御を実行する制御部を備え、制御部は、インバータに供給される電圧ＶＨ及び電流ＩＢに基づいて実電力量を算出し、創熱制御における目標創熱量に対応する電力量と実電力量との差から余剰電力量を算出し、余剰電力量に基づいて目標創熱量をフィードバック制御する。
【発明の効果】
【０００７】
一実施形態に係る充電制御装置によれば、余剰な創熱量を削減して電力消費を抑えると共に、充電時間の増加を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る充電制御システムの構成の一例を示す図である。
一実施形態に係る充電制御システムにおける創熱量のばらつきを示すグラフである。
一実施形態に係る充電制御システムにおける創熱量とバッテリの充電量との関係を示すグラフである。
一実施形態に係る制御装置による処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【００１０】
（充電制御システム１０の構成）
図１は、一実施形態に係る充電制御システム１０の構成の一例を示す図である。図１に示す充電制御システム１０は、ＨＥＶ（Hybrid Electric Vehicle）、ＰＨＥＶ（Plug-in Hybrid Electric Vehicle）、ＢＥＶ（Battery Electric Vehicle）等の電動車両に搭載されるシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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