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公開番号2025035466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142520
出願日2023-09-01
発明の名称電気加熱触媒の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B01J 35/50 20240101AFI20250306BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】マットのずれ変形を抑制することができる電気加熱触媒の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の電気加熱触媒の製造方法は、触媒が担持された円柱状の担体と、担体の外周面に設けられた表面電極と、担体の外周面に巻き付けられ、表面電極を外部に露出する開口を形成する開口形成部が設けられた可撓性を有するマットと、マットが巻き付いた担体を収容する円筒状のケースと、を備える電気加熱触媒の製造方法であって、マットを圧縮する圧縮治具を用いて、担体にマットを巻き付けた状態で、マットにおける開口形成部を圧縮し、その後、マットにおける開口形成部とは異なる部分を圧縮して、圧縮された状態のマットが巻き付いた担体をケースに圧入する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
触媒が担持された円柱状の担体と、
前記担体の外周面に設けられた表面電極と、
前記担体の外周面に巻き付けられ、前記表面電極を外部に露出する開口を形成する開口形成部が設けられた可撓性を有するマットと、
前記マットが巻き付いた前記担体を収容する円筒状のケースと、
を備える電気加熱触媒の製造方法であって、
前記マットを圧縮する圧縮治具を用いて、前記担体に前記マットを巻き付けた状態で、前記マットにおける前記開口形成部を圧縮し、その後、前記マットにおける前記開口形成部とは異なる部分を圧縮して、圧縮された状態の前記マットが巻き付いた前記担体を前記ケースに圧入することを特徴とする電気加熱触媒の製造方法。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
前記圧縮治具は、前記マットにおける前記開口形成部を圧縮する部品と、前記マットにおける前記開口形成部とは異なる部分を圧縮する部品とが、分割されて構成されていることを特徴とする請求項１に記載の電気加熱触媒の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電気加熱触媒の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、触媒が担持された円柱状の担体の外周面にマットを巻き付け、マットが巻き付いた担体を外筒へ圧入し、電気加熱触媒を製造する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－０３０１５０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された技術では、担体の外周面に設けられた表面電極を外部に露出するためにマットに開口を形成するため、保持力が低く、マットが巻き付いた担体を外筒へ圧入するときにマットがずれ変形するおそれがある。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、マットのずれ変形を抑制することができる電気加熱触媒の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電気加熱触媒の製造方法は、触媒が担持された円柱状の担体と、前記担体の外周面に設けられた表面電極と、前記担体の外周面に巻き付けられ、前記表面電極を外部に露出する開口を形成する開口形成部が設けられた可撓性を有するマットと、前記マットが巻き付いた前記担体を収容する円筒状のケースと、を備える電気加熱触媒の製造方法であって、前記マットを圧縮する圧縮治具を用いて、前記担体に前記マットを巻き付けた状態で、前記マットにおける前記開口形成部を圧縮し、その後、前記マットにおける前記開口形成部とは異なる部分を圧縮して、圧縮された状態の前記マットが巻き付いた前記担体を前記ケースに圧入することを特徴とするものである。
【０００７】
これにより、剛性の弱い開口形成部を先に圧縮した状態でマット全体を圧縮でき、開口形成部付近のマットの変形を抑えた状態でマットが巻き付いた担体をケースに圧入できるため、マットのずれ変形を抑制することができる。
【０００８】
また、上記において、前記圧縮治具は、前記マットにおける前記開口形成部を圧縮する部品と、前記マットにおける前記開口形成部とは異なる部分を圧縮する部品とが、分割されて構成されている。
【０００９】
これにより、マットにおける剛性の弱い部分と剛性の強い部分とを別々の部品で圧縮すうことができる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明に係る電気加熱触媒の製造方法は、剛性の弱い開口形成部を先に圧縮した状態でマット全体を圧縮でき、開口形成部付近のマットの変形を抑えた状態でマットが巻き付いた担体をケースに圧入できるため、マットのずれ変形を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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