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公開番号
2025057082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166730
出願日
2023-09-28
発明の名称
除湿器
出願人
エステー株式会社
代理人
弁理士法人IPX
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250402BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】簡単な構成で取替時期を判断可能な除湿器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、除湿器が提供される。この除湿器は、上方に開口を有する容器本体と、開口を塞ぐように、容器本体に装着された透湿シ-トと、容器本体内の高さ方向の途中に配置され、複数の貫通孔を有する受け皿と、受け皿上に配置された除湿剤と、除湿剤の作用により容器本体内に貯留される水の表面に偏在し得る有機溶剤と、該有機溶剤に溶解又は分散した色素とを含有し、容器本体内に配置された着色溶液とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
除湿器であって、
上方に開口を有する容器本体と、
前記開口を塞ぐように、前記容器本体に装着された透湿シ-トと、
前記容器本体内の高さ方向の途中に配置され、複数の貫通孔を有する受け皿と、
前記受け皿上に配置された除湿剤と、
前記除湿剤の作用により前記容器本体内に貯留される水の表面に偏在し得る有機溶剤と、該有機溶剤に溶解又は分散した色素とを含有し、前記容器本体内に配置された着色溶液とを備える、除湿器。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の除湿器において、
前記着色溶液は、水溶性樹脂で構成された収容体に収容されている、除湿器。
【請求項3】
請求項2に記載の除湿器において、
前記着色溶液を収容した前記収容体は、前記容器本体内の前記受け皿より上方の空間及び/又は前記受け皿より下方の空間に配置されている、除湿器。
【請求項4】
請求項2に記載の除湿器において、
前記収容体は、前記水溶性樹脂で構成されたフィルムの外縁をシ-ル部でシ-ルしてなる袋体である、除湿器。
【請求項5】
請求項1に記載の除湿器において、
前記有機溶剤の前記容器本体に対する親和性は、ガラスに対する親和性より大きい、除湿器。
【請求項6】
請求項1に記載の除湿器において、
前記有機溶剤の15℃での比重は、0.7以上0.9以下である、除湿器。
【請求項7】
請求項1に記載の除湿器において、
前記色素の色は、PCCS色相環において、前記容器本体の色に対して位相差の角度が45°以上120°以下の色である、除湿器。
【請求項8】
請求項1に記載の除湿器において、
前記着色溶液の量は、前記容器本体の高さ方向の中央において内面で囲まれる領域の面積1cm
2
あたり、0.0005mL以上5mL以下である、除湿器。
【請求項9】
請求項1に記載の除湿器において、
前記着色溶液中の前記色素の含有量は、0.01g/L以上5g/L以下である、除湿器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、除湿器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、一般家庭で利用できる取り扱い容易な除湿器としては、吸湿性のある薬剤を除湿剤として使用するものが流通している。多くの除湿器は、塩化カルシウム等の粒子状の除湿剤を容器本体に収容し、容器本体の上方の開口を透湿シ-トで塞いで構成されている。
かかる除湿器においては、吸湿効率を向上させるため、除湿剤を容器本体の上方の開口に近い上部に収容し、除湿剤の吸湿により生じる潮解液を容器本体の下方に収容する構成が提案されている。
【0003】
また、潮解液の表面位置(液量)を視認し得るように、容器本体の下方の少なくとも一部を透明とするとともに、当該透明部分の内壁に潮解液の付着により変色する液体インジケ-タ-を設けた構成も提案されている(特許文献1参照)。
この液体インジケ-タ-は、支持体上に、非吸液状態で不透明であり吸液状態で透明化する多孔質層と、着色層とを積層してなる。そして、多孔質層が吸液して白色不透明から無色透明に変化すると、着色層の色調が視認される。これにより、貯留された潮解液の表面位置を視認することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-092916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上方から流下する潮解液や貯留された潮解液が、何らかの要因で液体インジケ-タ-に接触すると、着色層の色調が視認されることになる。したがって、かかる除湿器では、貯留された潮解液の正確な液量が分からず、その取替時期を判断するのが難しい場合がある。
本発明では上記事情に鑑み、簡単な構成で取替時期を判断可能な除湿器を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、除湿器が提供される。この除湿器は、上方に開口を有する容器本体と、開口を塞ぐように、容器本体に装着された透湿シ-トと、容器本体内の高さ方向の途中に配置され、複数の貫通孔を有する受け皿と、受け皿上に配置された除湿剤と、除湿剤の作用により容器本体内に貯留される水の表面に偏在し得る有機溶剤と、該有機溶剤に溶解又は分散した色素とを含有し、容器本体内に配置された着色溶液とを備える。
【0007】
かかる態様によれば、簡単な構成で、除湿器の取替時期を判断可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る除湿器において、透湿シートを容器本体から剥離した状態を示す平面図である。
図2は、図1に示す状態の除湿器から除湿剤及び収容体を除去した状態を示す平面図である。
図3は、容器本体の平面図である。
図4は、容器本体を長手方向から見た側面図である。
図5は、容器本体を短手方向から見た側面図である。
図6は、受け皿の平面図である。
図7は、受け皿を短手方向から見た側面図である。
図8(a)は、着色溶液が容器本体及びポリエチレンテレフタレート容器に対して高い親和性を有する状態を示す写真である。
図9は、着色溶液がガラス容器に対して低い親和性を有する状態を示す写真である。
図10は、各実施例及び比較例の除湿器に対する吸湿試験の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
図1は、本実施形態に係る除湿器において、透湿シートを容器本体から剥離した状態を示す平面図である。図2は、図1に示す状態の除湿器から除湿剤及び収容体を除去した状態を示す平面図である。図3は、容器本体の平面図である。図4は、容器本体を長手方向から見た側面図である。図5は、容器本体を短手方向から見た側面図である。図6は、受け皿の平面図である。図7は、受け皿を短手方向から見た側面図である。
以下の説明では、図1~図3及び図6中、紙面手前側を「上」又は「上方」と言い、紙面奥側を「下」又は「下方」と言う。また、図4、図5及び図7中、上前側を「上」又は「上方」と言い、下側を「下」又は「下方」と言う。
(【0011】以降は省略されています)
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