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公開番号
2025078956
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191300
出願日
2023-11-09
発明の名称
濾過方法および濾過装置
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
B01D
29/01 20060101AFI20250514BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】
樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む液体を濾過することで、浮遊物資の除去率が高くすることができる濾過方法および濾過装置を提供する。
【解決手段】
樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む液体をスクリーンフィルターで濾過する装置を備え、前記スクリーンフィルターの濾過面が前記浮遊物質を含む液体を留置、濾過できるように弧状に湾曲した形状であり、前記浮遊物質を含む液体を前記スクリーンフィルターに噴射するに際して、噴射ノズルにおける平均噴射速度が9~25m/秒である濾過方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
浮遊物質を含む液体を濾過するスクリーンフィルターを用いる濾過方法であって、前記スクリーンフィルターの濾過面が前記浮遊物質を含む液体を留置、濾過できるように弧状に湾曲した形状であり、前記浮遊物質を含む液体を前記スクリーンフィルターに噴射するに際して、噴射ノズルにおける平均噴射速度が9~25m/秒である濾過方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記スクリーンフィルターはウェッジワイヤーで構成され、前記ウェッジワイヤーの間隔(以下、スリット幅)が10~150μmである請求項1の濾過方法。
【請求項3】
前記浮遊物質を含む液体の噴射角度が前記スクリーンフィルターの濾過面を正面とした右側方から見て、噴射方向の直線と液体の着地点における濾過面の接線とのなす角が2~20°である請求項1記載の濾過方法。
【請求項4】
前記噴射ノズルの角度が前記スクリーンフィルターの濾過面を正面とした右側方から見て、前記スクリーンフィルターの上端部を通る水平な直線と噴射方向の直線とのなす角が70~90°である請求項1記載の濾過方法。
【請求項5】
前記噴射ノズルがスクリーンフィルターの濾過面の上部に備えられ、前記噴射ノズルの形状が真円、楕円、スリットのいずれかである請求項1記載の濾過方法。
【請求項6】
前記噴射ノズル1個当たりの噴射量が6~15m
3
/hである請求項1記載の濾過方法。
【請求項7】
前記スクリーンフィルターの濾過面の弧を描く方向に対して垂直方向の幅1mm当たりの濾過量が0.030~0.075m
3
/hである請求項1記載の濾過方法。
【請求項8】
噴射ノズルがスクリーンフィルターの濾過面上部に備えられ、前記噴射ノズルの高さがスクリーンフィルターの上端から0~400mmである請求項1記載の濾過方法。
【請求項9】
濾過前の液体中の残留塩素濃度が0.1~5.0ppmである請求項1記載の濾過方法。
【請求項10】
濾過された液体の浮遊物質量(SS)が2.0mg/L未満である請求項1記載の濾過方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む液体を濾過する濾過方法および濾過装置に関する。
続きを表示(約 970 文字)
【背景技術】
【0002】
プラスチックは様々な分野に利用される一方、マイクロプラスチックなど海洋汚染の原因物とされる。従来、固体と液体とを分離するために側方から見て弧状に湾曲したスクリーンフィルターで固液分離効率を上げる装置が開示されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
他に培養液から藻類を分離する技術が開示されている(特許文献2)。
【0004】
また特許文献3は、プラスチックペレット製造工程のペレット切断時に発生する切粉捕集装置に関し、メッシュフィルタによる分離技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-198715号公報
特開2016-214151号公報
特開2004-106402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、弧状に湾曲したスクリーンフィルターで固液分離効率が上がるものの、液体を噴射する角度により、固体と液体の分離のしやすさが左右されるので、固液分離効率つまり浮遊物質の除去率が安定しない課題がある。
【0007】
本発明は、樹脂組成物をペレタイズ工程の切断で生じた短繊維状の粒子である浮遊物質を含んだ液体を、高い除去率で浮遊物質を回収する方法および装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は次の構成を有する。
【0009】
(1)浮遊物質を含む液体を濾過するスクリーンフィルターを用いる濾過方法であって、前記スクリーンフィルターの濾過面が前記浮遊物質を含む液体を留置、濾過できるように弧状に湾曲した形状であり、前記浮遊物質を含む液体を前記スクリーンフィルターに噴射するに際して、噴射ノズルにおける平均噴射速度が9~25m/秒である濾過方法。
【0010】
(2)前記スクリーンフィルターはウェッジワイヤーで構成され、前記ウェッジワイヤーの間隔(以下、スリット幅)が10~150μmである(1)記載の濾過方法。
(【0011】以降は省略されています)
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