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公開番号
2025071002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2024178431
出願日
2024-10-10
発明の名称
濾過方法
出願人
東レ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
29/48 20060101AFI20250424BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水を濾過することで、浮遊物資の除去率が高くすることができる濾過方法を提供する。
【解決手段】樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水をフィルターで濾過する装置を備え、該フィルターが線材を螺旋状に巻回させることで形成されるバネ式フィルターであり、濾過された排水が浮遊物質量(SS)測定において、1.0mg/L未満であることを特徴とする濾過方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水をフィルターで濾過する濾過方法であって、該フィルターが線材を螺旋状に巻回されて形成されるバネ式フィルターであり、濾過された排水の浮遊物質量(SS)が1.0mg/L未満であることを特徴とする濾過方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
個数カウント方式による粒度分布測定で0.6~480.0μmの粒子径の浮遊物の除去率が85%以上である請求項1記載の濾過方法。
【請求項3】
濾過前の排水に含まれる樹脂組成物の浮遊物質の大きさが長径1~10000μmである請求項1記載の濾過方法。
【請求項4】
濾過前の排水の浮遊物質量(SS
0
)が2~1000mg/Lである請求項1記載の濾過方法。
【請求項5】
前記バネ式フィルターの目開きが10~150μmである請求項1記載の濾過方法。
【請求項6】
濾過前の前記排水中の残留塩素濃度が0.1~5.0質量ppmである請求項1記載の濾過方法。
【請求項7】
フィルターが容器に格納され、該容器の流出口から該容器の内部に逆圧を作用させることによってフィルター表面に付着した付着物をフィルター表面から除去する逆洗浄工程を備える請求項1記載の濾過方法。
【請求項8】
請求項1の濾過方法を用いるポリエステル樹脂組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水を濾過する濾過方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
プラスチックは様々な分野に利用される一方、マイクロプラスチックなど海洋汚染の原因物とされる。従来、マイクロプラスチックを回収する手段として、金属メッシュフィルターで濾過することが開示されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
他に濾過装置および濾過方法としては、工事濁度水などの懸濁した汚水をバネ式フィルターで濾過する方法が開示されている(例えば、特許文献2,特許文献3)。
【0004】
また特許文献4は、金属、プラスチック、セラミック、ガラスの少なくとも一つを含む材料を切削または研磨することで生じた排水をバネ式フィルターで懸濁物質および油分を効率よく除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-066030号公報
特開2020-006281号公報
特開2010-207790号公報
特開2012-110815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、パンチングメタルや金属メッシュの濾過装置では、フィルターが目詰まりしやすく、効率的に回収することができなかった。またバネ式フィルターでの濾過も例示されているが、油分などの粘性のある排水はフィルターが目詰まりしやすく、フィルター差圧の上昇が早くなる課題がある。特に樹脂組成物をペレタイズ工程の切断で生じた短繊維状の粒子を含んだ粘性のある排水はフィルターが目詰まりしやすい課題がある。
【0007】
本発明は、樹脂組成物をペレタイズ工程の切断で生じた短繊維状の粒子である浮遊物質を含んだ排水を、高い除去率で浮遊物質を回収する方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は次の構成を有する。
(1) 樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水をフィルターで濾過する濾過方法であって、該フィルターが線材を螺旋状に巻回されて形成されるバネ式フィルターであり、濾過された排水の浮遊物質量(SS)が1.0mg/L未満である濾過方法。
(2)個数カウント方式による粒度分布測定で0.6~480.0μmの粒子径の浮遊物の除去率が85%以上である(1)記載の濾過方法。
(3)濾過前の排水に含まれる樹脂組成物の浮遊物質の大きさが長径1~10000μmである(1)記載の濾過方法。
(4)濾過前の排水の浮遊物質量(SS
0
)が2~1000mg/Lである(1)または(2)記載の濾過方法。
(5)前記バネ式フィルターの目開きが10~150μmである(1)~(3)のいずれかに記載の濾過方法。
(6)濾過前の前記排水中の残留塩素濃度が0.1~5.0質量ppmである(1)~(4)のいずれかに記載の濾過方法。
(7)フィルターが容器に格納され、該容器の流出口から該容器の内部に逆圧を作用させることによってフィルター表面に付着した付着物をフィルター表面から除去する逆洗浄工程を備える(1)~(5)記載の濾過方法。
(8)(1)~(7)の濾過方法を用いるポリエステル樹脂組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、樹脂組成物を切断することにより生じる浮遊物質を含む排水を濾過する浮遊物質の除去率が高い濾過方法であって、フィルターの逆洗浄性が良い排水の濾過方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明について詳細に説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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