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公開番号2025072908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183386
出願日2023-10-25
発明の名称二酸化炭素回収システム
出願人CKD株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/047 20060101AFI20250501BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】二酸化炭素を回収するためだけに専用の大型な設備を一から新規に設置すること無く、可能な限り設備費用を抑制して二酸化炭素を効率良く回収すること。
【解決手段】二酸化炭素回収システム10は、コンプレッサ12によって圧縮された空気を空気圧機器13に供給する供給ライン11を備えている。供給ライン11におけるコンプレッサ12と空気圧機器13との間には、コンプレッサ12によって圧縮された空気に含まれている二酸化炭素を空気から分離して回収する二酸化炭素回収装置15が設けられている。このように、コンプレッサ12からの空気を空気圧機器13に供給する既存の設備である供給ライン11におけるコンプレッサ12と空気圧機器13との間に、二酸化炭素回収装置15が設けられている。したがって、供給ライン11を介して空気圧機器13に供給される空気を利用して、二酸化炭素回収装置15によって二酸化炭素が回収される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンプレッサによって圧縮された空気を空気圧機器に供給する供給ラインを備え、
前記供給ラインにおける前記コンプレッサと前記空気圧機器との間には、前記コンプレッサによって圧縮された空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離して回収する二酸化炭素回収装置が設けられている二酸化炭素回収システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記供給ラインは、前記コンプレッサによって圧縮された空気に含まれる水分や異物を除去する調質機器を有し、
前記二酸化炭素回収装置は、前記供給ラインにおける前記調質機器と前記空気圧機器との間に設けられている請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項3】
前記二酸化炭素回収装置は、空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する分離装置を複数有し、
前記複数の分離装置は、直列接続されており、
前記各分離装置は、
前記空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する分離要素と、
前記分離要素によって前記空気から分離された二酸化炭素を吸引する吸引ポンプと、を有し、
前記複数の分離装置のうち、最下流に位置する分離装置を除く分離装置は、
前記吸引ポンプによって吸引された二酸化炭素を貯留するタンクと、
前記タンク内を一定圧力に維持するとともに前記タンク内の二酸化炭素を次の分離装置の分離要素へ出力する圧力調整弁と、を有し、
前記複数の分離装置のうち、最下流に位置する分離装置は、
前記吸引ポンプによって吸引された二酸化炭素を貯留する貯留要素を有している請求項1又は請求項2に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項4】
前記貯留要素は、前記吸引ポンプと前記貯留要素とを接続する接続配管に対して着脱可能に構成されている請求項3に記載の二酸化炭素回収システム。
【請求項5】
前記二酸化炭素回収装置は、膜分離法、ゼオライト分離法、又は電気分離法のいずれかの手法によって前記空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する請求項1に記載の二酸化炭素回収システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、カーボンニュートラルの推進に伴って、空気に含まれている二酸化炭素を空気から分離して回収し、回収した二酸化炭素を様々な分野に利活用することが考えられている。空気に含まれている二酸化炭素を空気から分離して回収する技術(Direct Air Capture)としては、例えば特許文献1の二酸化炭素回収装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-45570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来では、空気に含まれている二酸化炭素を空気から分離して回収するためだけに、専用の大型な設備を一から新規に設置する方式が採用されている。そのため、二酸化炭素を回収するためだけに専用の大型な設備を一から新規に設置すること無く、可能な限り設備費用を抑制して二酸化炭素を効率良く回収することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための各態様を記載する。
[態様1]
コンプレッサによって圧縮された空気を空気圧機器に供給する供給ラインを備え、
前記供給ラインにおける前記コンプレッサと前記空気圧機器との間には、前記コンプレッサによって圧縮された空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離して回収する二酸化炭素回収装置が設けられている二酸化炭素回収システム。
【0006】
[態様2]
前記供給ラインは、前記コンプレッサによって圧縮された空気に含まれる水分や異物を除去する調質機器を有し、
前記二酸化炭素回収装置は、前記供給ラインにおける前記調質機器と前記空気圧機器との間に設けられている[態様1]に記載の二酸化炭素回収システム。
【0007】
[態様3]
前記二酸化炭素回収装置は、空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する分離装置を複数有し、
前記複数の分離装置は、直列接続されており、
前記各分離装置は、
前記空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する分離要素と、
前記分離要素によって前記空気から分離された二酸化炭素を吸引する吸引ポンプと、を有し、
前記複数の分離装置のうち、最下流に位置する分離装置を除く分離装置は、
前記吸引ポンプによって吸引された二酸化炭素を貯留するタンクと、
前記タンク内を一定圧力に維持するとともに前記タンク内の二酸化炭素を次の分離装置の分離要素へ出力する圧力調整弁と、を有し、
前記複数の分離装置のうち、最下流に位置する分離装置は、
前記吸引ポンプによって吸引された二酸化炭素を貯留する貯留要素を有している[態様1]又は[態様2]に記載の二酸化炭素回収システム。
【0008】
[態様4]
前記貯留要素は、前記吸引ポンプと前記貯留要素とを接続する接続配管に対して着脱可能に構成されている[態様3]に記載の二酸化炭素回収システム。
【0009】
[態様5]
前記二酸化炭素回収装置は、膜分離法、ゼオライト分離法、又は電気分離法のいずれかの手法によって前記空気に含まれている二酸化炭素を前記空気から分離する[態様1]~[態様4]のいずれか1つに記載の二酸化炭素回収システム。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、二酸化炭素を回収するためだけに専用の大型な設備を一から新規に設置すること無く、可能な限り設備費用を抑制して二酸化炭素を効率良く回収することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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