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公開番号2025080832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194148
出願日2023-11-15
発明の名称アクチュエータの動作検出装置
出願人CKD株式会社
代理人個人,個人
主分類F15B 20/00 20060101AFI20250520BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】配線の数を少なくし、且つ、小型化を図ること。
【解決手段】電磁弁11が保持状態に切り換わっているときに、第1出力ポートAから第1圧力作用室44へ出力される流体、及び第2出力ポートBから第2圧力作用室45へ出力される流体の少なくとも一方が漏れてしまっている場合、圧力センサ61により検出される圧力は降下する。このように、マイコン62は、圧力センサ61により検出される圧力が降下していると、流体の漏れが発生していると判断する。したがって、アクチュエータ40の動作検出装置60は、第1圧力作用室44へ出力される流体の圧力を検出する圧力センサと、第2圧力作用室45へ出力される流体の圧力を検出する圧力センサと、をそれぞれ備える必要が無い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1出力ポート及び第2出力ポートを有する電磁弁の前記第1出力ポートから第1圧力作用室へ出力される流体、及び前記第2出力ポートから第2圧力作用室へ出力される流体によってピストンロッドが往復動するとともに、前記第1出力ポートから前記第1圧力作用室へ出力される流体の圧力、及び前記第2出力ポートから前記第2圧力作用室へ出力される流体の圧力それぞれを保持可能な保持状態に前記電磁弁が切り換わることにより、前記ピストンロッドが保持されるアクチュエータの動作検出装置であって、
前記第1圧力作用室へ出力される流体の圧力、及び前記第2圧力作用室へ出力される流体の圧力の一方を検出する圧力センサと、
前記電磁弁が前記保持状態に切り換わっているときに前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、流体の漏れが発生しているか否かを判断する判断部と、を備えていることを特徴とするアクチュエータの動作検出装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記判断部は、前記圧力センサにより検出される圧力の降下量を圧力の降下速度に変換し、前記降下速度が一定以上の場合に流体の漏れが発生していると判断することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータの動作検出装置。
【請求項3】
前記第1出力ポートに連通するとともに前記第1圧力作用室へ流体を出力する第1出力流路、及び前記第2出力ポートに連通するとともに前記第2圧力作用室へ流体を出力する第2出力流路を有するマニホールドベースと前記電磁弁との間に介在されるスペーサを備え、
前記スペーサは、
前記第1出力ポートと前記第1出力流路とを接続する第1出力接続流路と、
前記第2出力ポートと前記第2出力流路とを接続する第2出力接続流路と、を有し、
前記圧力センサは、前記第1出力接続流路を流れる流体の圧力、及び前記第2出力接続流路を流れる流体の圧力の一方を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータの動作検出装置。
【請求項4】
前記スペーサは、前記第1出力接続流路及び前記第2出力接続流路の一方から分岐する分岐流路を有し、
前記圧力センサは、前記第1出力接続流路及び前記第2出力接続流路の一方から前記分岐流路へ流入する流体の圧力を検出することを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータの動作検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータの動作検出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
アクチュエータは、第1出力ポート及び第2出力ポートを有する電磁弁の第1出力ポートから第1圧力作用室へ出力される流体、及び第2出力ポートから第2圧力作用室へ出力される流体によってピストンロッドが往復動する。このようなアクチュエータは、第1出力ポートから第1圧力作用室へ出力される流体の圧力、及び第2出力ポートから第2圧力作用室へ出力される流体の圧力それぞれを保持可能な保持状態に電磁弁が切り換わることにより、ピストンロッドが保持される。このようなアクチュエータの動作を検出する動作検出装置が、例えば特許文献1に開示されている。アクチュエータの動作検出装置は、第1圧力作用室へ出力される流体の圧力を検出する圧力センサと、第2圧力作用室へ出力される流体の圧力を検出する圧力センサと、をそれぞれ備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-34056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このようなアクチュエータの動作検出装置においては、圧力センサが2つ必要になるため、動作検出装置自体が大型化してしまう。また、各圧力センサから配線が延びるため、配線の数が多くなってしまう。したがって、配線の数を少なくし、且つ、小型化を図ることができる動作検出装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための各態様を記載する。
[態様1]
第1出力ポート及び第2出力ポートを有する電磁弁の前記第1出力ポートから第1圧力作用室へ出力される流体、及び前記第2出力ポートから第2圧力作用室へ出力される流体によってピストンロッドが往復動するとともに、前記第1出力ポートから前記第1圧力作用室へ出力される流体の圧力、及び前記第2出力ポートから前記第2圧力作用室へ出力される流体の圧力それぞれを保持可能な保持状態に前記電磁弁が切り換わることにより、前記ピストンロッドが保持されるアクチュエータの動作検出装置であって、
前記第1圧力作用室へ出力される流体の圧力、及び前記第2圧力作用室へ出力される流体の圧力の一方を検出する圧力センサと、
前記電磁弁が前記保持状態に切り換わっているときに前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、流体の漏れが発生しているか否かを判断する判断部と、を備えていることを特徴とするアクチュエータの動作検出装置。
【0006】
[態様2]
前記判断部は、前記圧力センサにより検出される圧力の降下量を圧力の降下速度に変換し、前記降下速度が一定以上の場合に流体の漏れが発生していると判断することを特徴とする[態様1]に記載のアクチュエータの動作検出装置。
【0007】
[態様3]
前記第1出力ポートに連通するとともに前記第1圧力作用室へ流体を出力する第1出力流路、及び前記第2出力ポートに連通するとともに前記第2圧力作用室へ流体を出力する第2出力流路を有するマニホールドベースと前記電磁弁との間に介在されるスペーサを備え、
前記スペーサは、
前記第1出力ポートと前記第1出力流路とを接続する第1出力接続流路と、
前記第2出力ポートと前記第2出力流路とを接続する第2出力接続流路と、を有し、
前記圧力センサは、前記第1出力接続流路を流れる流体の圧力、及び前記第2出力接続流路を流れる流体の圧力の一方を検出することを特徴とする[態様1]又は[態様2]に記載のアクチュエータの動作検出装置。
【0008】
[態様4]
前記スペーサは、前記第1出力接続流路及び前記第2出力接続流路の一方から分岐する分岐流路を有し、
前記圧力センサは、前記第1出力接続流路及び前記第2出力接続流路の一方から前記分岐流路へ流入する流体の圧力を検出することを特徴とする[態様3]に記載のアクチュエータの動作検出装置。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、配線の数を少なくし、且つ、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態におけるアクチュエータの動作検出装置を説明するための断面図である。
図2は、アクチュエータの動作を説明するための断面図である。
図3は、アクチュエータの動作を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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