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公開番号
2024179461
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098327
出願日
2023-06-15
発明の名称
位置検出スイッチ
出願人
SMC株式会社
代理人
弁理士法人桐朋
主分類
F15B
15/28 20060101AFI20241219BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】溶接磁界等の外部磁界をシリンダ磁界と確実に区別して、スイッチ信号を切り換えることができる位置検出スイッチを提供する。
【解決手段】エリア遷移情報生成部20は、第1~第3MRセンサ12、14、16の出力に基づいてピストンエリアを判定し、ピストンエリアが連続する二つのエリアの間で遷移した場合はエリア遷移情報を更新する一方、ピストンエリアが連続しない二つのエリアの間で飛び越し遷移した場合はエリア遷移情報を更新しない。スイッチ信号生成部28は、少なくともエリア遷移情報に基づいてスイッチ信号を切り換える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
流体圧シリンダのピストンに取り付けられたマグネットの磁界を検出する第1~第3MRセンサを備えるとともに、エリア遷移情報生成部およびスイッチ信号生成部を備える位置検出スイッチであって、
前記エリア遷移情報生成部は、前記第1~第3MRセンサの出力に基づいてピストンエリアを判定し、前記ピストンエリアが連続する二つのエリアの間で遷移した場合はエリア遷移情報を更新する一方、前記ピストンエリアが連続しない二つのエリアの間で飛び越し遷移した場合は前記エリア遷移情報を更新せず、前記スイッチ信号生成部は、少なくとも前記エリア遷移情報に基づいてスイッチ信号を切り換え、前記ピストンが所定の動作範囲にあるとき前記スイッチ信号が所定の状態である位置検出スイッチ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
前記第1MRセンサの出力を動作範囲閾値と比較して第1比較信号を出力する第1比較部と、前記第2MRセンサの出力を前記動作範囲閾値と比較して第2比較信号を出力する第2比較部と、前記第3MRセンサの出力を前記動作範囲閾値と比較して第3比較信号を出力する第3比較部とを備え、
前記スイッチ信号生成部は、前記エリア遷移情報および前記第1~第3比較信号に基づいて前記スイッチ信号を切り換える位置検出スイッチ。
【請求項3】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
前記第1~第3MRセンサは、同一の出力特性を有し、前記ピストンの変位方向に沿って等間隔に配置される位置検出スイッチ。
【請求項4】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
前記ピストンエリアの判定は、前記第1~第3MRセンサの出力相互間の大小関係に基づいて行われる位置検出スイッチ。
【請求項5】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
最適位置判定部を備え、前記最適位置判定部は、前記第2MRセンサの出力を最適位置閾値と比較して前記ピストンが最適位置にあるか否かを判定し、前記最適位置は前記動作範囲に含まれる位置検出スイッチ。
【請求項6】
請求項5記載の位置検出スイッチにおいて、
前記ピストンが前記最適位置にあるとき、第1表示灯を点灯する信号を出力し、前記ピストンが前記動作範囲にあるが前記最適位置にないとき、第2表示灯を点灯する信号を出力する位置検出スイッチ。
【請求項7】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
前記第1MRセンサの出力を動作範囲閾値と比較して第1比較信号を出力する第1比較部と、前記第2MRセンサの出力を前記動作範囲閾値と比較して第2比較信号を出力する第2比較部と、前記第3MRセンサの出力を前記動作範囲閾値と比較して第3比較信号を出力する第3比較部と、時間計測部とを備え、
前記時間計測部は、前記第1~第3MRセンサのうち隣接する二つのMRセンサの出力について一方のMRセンサの出力が動作範囲閾値以上となってから他方のMRセンサの出力が動作範囲閾値以上となるまでの時間、または、前記第1~第3MRセンサのうち隣接する二つのMRセンサの出力について一方のMRセンサの出力が動作範囲閾値未満となってから他方のMRセンサの出力が動作範囲閾値未満となるまでの時間を計測し、計測された時間が所定範囲に収まっているか否かを判定して判定信号を出力し、
前記スイッチ信号生成部は、前記エリア遷移情報、前記第1~第3比較信号および前記判定信号に基づいて前記スイッチ信号を切り換える位置検出スイッチ。
【請求項8】
請求項7記載の位置検出スイッチにおいて、
前記計測された時間が前記所定範囲に収まっていない場合、注意信号を出力する位置検出スイッチ。
【請求項9】
請求項1記載の位置検出スイッチにおいて、
前記第1~第3MRセンサの出力の最大値が所定以上減少していないか監視する診断部を備える位置検出スイッチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体圧シリンダのピストンの位置を検出する位置検出スイッチに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ピストンにマグネット(永久磁石)を装着するとともに、シリンダチューブにマグネットの磁界を検出する磁気センサを設けることにより、ピストンの位置を検出する位置検出スイッチが知られている。
【0003】
このような位置検出スイッチが外部磁界が存在する環境下で使用される場合、外部磁界の影響を受けてピストンの位置が誤検出されるおそれがある。外部磁界が作用してもピストンの位置が誤検出されないようにした位置検出スイッチも知られている。
【0004】
例えば、特許文献1には、2つの磁気センサをピストンの移動方向に沿って離れた位置に配置し、2つの磁気センサが所定以上の時間間隔を置いて磁界を検知したときにピストンが特定の位置にあることを検出する装置が記載されている。これらの磁気センサに溶接機から強い外部磁界が作用した場合は、2つの磁気センサがほぼ同時にオンになるので、ピストンに装着されたマグネットの磁界と外部磁界とを区別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-249605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の2つの磁気センサは、配置間隔が小さい場合、ピストンの移動速度が速いときは、ピストンに装着されたマグネットの磁界をほぼ同時に検知してオンになってしまう。これを避けるため、2つの磁気センサの配置間隔を大きくすると、外部磁界が弱まったときに2つの磁気センサが同一強度の外部磁界を同時に受けられなくなる。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る位置検出スイッチは、流体圧シリンダのピストンに取り付けられたマグネットの磁界を検出する第1~第3MRセンサを備えるとともに、エリア遷移情報生成部およびスイッチ信号生成部を備える。エリア遷移情報生成部は、第1~第3MRセンサの出力に基づいてピストンエリアを判定し、ピストンエリアが連続する二つのエリアの間で遷移した場合はエリア遷移情報を更新する一方、ピストンエリアが連続しない二つのエリアの間で飛び越し遷移した場合はエリア遷移情報を更新しない。スイッチ信号生成部は、少なくともエリア遷移情報に基づいてスイッチ信号を切り換え、ピストンが所定の動作範囲にあるときスイッチ信号が所定の状態である。
【発明の効果】
【0009】
上記位置検出スイッチによれば、ピストンエリアが連続する二つのエリアの間で遷移したか、連続しない二つのエリアの間で飛び越し遷移したかが判別される。このため、溶接磁界等の外部磁界をシリンダ磁界と確実に区別して、スイッチ信号を切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態に係る位置検出スイッチの基本構成を流体圧シリンダとともに示す図である。
図2は、図1の位置検出スイッチにおける第1~第3MRセンサの出力を示す図である。
図3は、図1の位置検出スイッチのブロック図である。
図4は、本発明の第2実施形態に係る位置検出スイッチのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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