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公開番号
2025019828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123667
出願日
2023-07-28
発明の名称
サージタンク
出願人
株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム
代理人
主分類
F15B
1/22 20060101AFI20250131BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】高圧力や高温の油圧回路に良好に適用し得るサージタンクを提供する。
【解決手段】ハウジング12には作動油を流入する流入口18と作動油を流出する流出口19とを形成する。流入口18には有底の筒状の筒状部材20を接続する。筒状部材20には筒状部材20の内部と外部との間を接続し流通する作動油を絞る第1絞り孔21A~21Dを穿設する。ハウジング12内部には筒状部材20を収容する内部空間Kを形成する。内部空間Kを第1内部空間K1と第2内部空間K2とに区画する仕切部材22を設け、仕切部材22には第1内部空間K1と第2内部空間K2との間を接続し流通する作動油を絞る第2絞り孔24A、24Bを穿設する。流入口18と流出口19との間は筒状部材20の内部、第1絞り孔21A~21D、第1内部空間K1、第2絞り孔24A、24B、第2内部空間K2を介して連通する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
油圧回路に配置するサージタンクであって、油圧回路の管路に組付けるハウジングと、ハウジングに形成して油圧回路の作動油をハウジング内部に流入する流入口と、ハウジングに形成してハウジング内部の作動油を油圧回路に流出する流出口と、有底の筒状で流入口に接続する筒状部材と、筒状部材に穿設して筒状部材の内部と外部との間を接続し流通する作動油を絞る第1絞り孔と、ハウジング内部に形成して筒状部材を収容する内部空間と、内部空間を第1内部空間と第2内部空間とに区画する仕切部材と、仕切部材に穿設して第1内部空間と第2内部空間との間を接続し流通する作動油を絞る第2絞り孔とを具備し、流入口と流出口との間を筒状部材の内部、第1絞り孔、第1内部空間、第2絞り孔、第2内部空間を介して連通したことを特徴とするサージタンク。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記筒状部材には、前記流入口の接続側から前記第1絞り孔の穿設側に向けて漸次拡径する拡径部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のサージタンク。
【請求項3】
前記仕切部材は、径方向の中心に前記筒状部材を挿通すると共に、前記筒状部材の径方向外方に前記第2絞り孔を穿設したことを特徴とする請求項1または2のいずれか一つに記載のサージタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧回路に配置し、油圧回路の圧力脈動を減衰するサージタンクに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のサージタンクは、油圧回路にハウジングを組付け、ハウジングに弾性に富んだゴムチューブを装着し、ハウジングの内部を中央の油室と外周のガス室とに区画形成し、油室には油圧回路の作動油を流入したり油室の作動油を油圧回路に流出したりすると共に、ガス室には不活性ガスを注入するようにしている。そして、油圧回路に圧力変動があると、油圧回路から油室に入った作動油の圧力変動がゴムチューブに伝えられ、ガス室に封入されているガスの圧縮性により圧力変動を吸収し、油圧回路の圧力脈動を減衰している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-58302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、かかる従来のサージタンクでは、ゴムチューブで油室とガス室とを区画形成しているため、ゴムチューブは高圧力や高温で使用することが難しく、高圧力や高温の油圧回路に適用しづらい問題点があった。
【0005】
本発明の課題は、高圧力や高温の油圧回路に良好に適用し得るサージタンクを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
油圧回路に配置するサージタンクであって、油圧回路の管路に組付けるハウジングと、ハウジングに形成して油圧回路の作動油をハウジング内部に流入する流入口と、ハウジングに形成してハウジング内部の作動油を油圧回路に流出する流出口と、有底の筒状で流入口に接続する筒状部材と、筒状部材に穿設して筒状部材の内部と外部との間を接続し流通する作動油を絞る第1絞り孔と、ハウジング内部に形成して筒状部材を収容する内部空間と、内部空間を第1内部空間と第2内部空間とに区画する仕切部材と、仕切部材に穿設して第1内部空間と第2内部空間との間を接続し流通する作動油を絞る第2絞り孔とを具備し、流入口と流出口との間を筒状部材の内部、第1絞り孔、第1内部空間、第2絞り孔、第2内部空間を介して連通したことを特徴とするサージタンクがそれである。
【0007】
この場合、前記筒状部材には、前記流入口の接続側から前記第1絞り孔の穿設側に向けて漸次拡径する拡径部を形成してもよい。また、前記仕切部材は、径方向の中心に前記筒状部材を挿通すると共に、前記筒状部材の径方向外方に前記第2絞り孔を穿設してもよい。
【発明の効果】
【0008】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、流入口と流出口との間を筒状部材の内部、第1絞り孔、第1内部空間、第2絞り孔、第2内部空間を介して連通する。このため、流入口から流出口に流れる作動油が接するハウジング、第1絞り孔を穿設した筒状部材、第2絞り孔を穿設した仕切部材は全て剛性の金属材から形成可能であるから、従来のサージタンクの如く、ゴムチューブを用いなくてよく、高圧力や高温の油圧回路に良好に適用することができる。また、ハウジング、筒状部材、仕切部材は全て剛性の金属材から形成可能であるため、ゴムチューブを用いる従来のサージタンクに比し、耐久性を向上することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、筒状部材には、流入口の接続側から第1絞り孔の穿設側に向けて漸次拡径する拡径部を形成した。このため、流入口から筒状部材の内部に流入した作動油は、拡径部で拡張されて第1絞り孔で絞られるから、圧力脈動をより一層減衰することができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、仕切部材は、径方向の中心に筒状部材を挿通すると共に、筒状部材の径方向外方に第2絞り孔を穿設した。このため、筒状部材に仕切部材を挿通することで内部空間を第1内部空間と第2内部空間とに区画できると共に、第1内部空間と第2内部空間とを第2絞り孔で接続できるから、サージタンクを容易に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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