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公開番号2025155931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025028735
出願日2025-02-26
発明の名称増圧装置
出願人株式会社WGE,株式会社J―WGE
代理人個人
主分類F15B 3/00 20060101AFI20251002BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】効率よく加圧された液体を得ることができる加圧装置を提供すること
【解決手段】 加圧装置は、液体を貯留する回転槽30dと、略鉛直方向に配置され回転槽を回転させる中心軸15と、液体を外部に噴射する噴射部29を備え、噴射部から外部に噴射された液体は回転槽に環流するように構成されている。このような構成により、加圧された液体を効率よく得ることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
円柱状で外周面が略鉛直となるように配置された上部回転槽と、
略鉛直方向に配置され前記上部回転槽を回転させる中心軸と、
円柱状で前記上部回転槽の下方に外周面が略鉛直となるように配置され前記上部回転槽と連通する複数の下部回転槽と、
前記各下部回転槽の外周に配置されたリング状の下部固定槽と、
前記中心軸と平行に、平面視で前記中心軸を中心とする円を等分する位置に配置され、前記中心軸の周りに回転し、前記各下部回転槽を回転させる複数の補助軸を備え、
前記上部回転槽は前記中心軸の周りに回転し、前記下部回転槽は前記補助軸の周りに回転しつつ、前記中心軸の周りに回転し、
前記上部回転槽及び前記下部回転槽が回転することにより増圧された液体は前記下部固定槽に貯留された後外部に噴射され、
前記下部固定槽から噴射された液体は前記上部回転槽に環流するように構成された増圧装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
略円柱状で前記各下部回転槽の下方に外周面が略鉛直となるようにそれぞれ配置された複数の下段回転槽と、
前記各下段回転槽の外周に配置された下段固定槽を備え、
前記下段回転槽は前記補助軸の周りに回転しつつ、前記中心軸の周りに回転し、
前記下段回転槽が回転することにより増圧された液体は前記下段固定槽に貯留された後外部に噴射され、
前記下段固定槽から噴射された液体は前記下段回転槽に環流するように構成され、
複数の前記下段回転槽と複数の前記下段固定槽の組が、複数の前記下部回転槽と複数の前記下部固定槽の組の下方に1又は2以上積層された請求項1に記載の増圧装置。
【請求項3】
前記上部回転槽の内部の液体は、前記補助軸の内部に設けられた第1の管路から前記下部回転槽に流下し、
前記下部固定槽から噴射された液体は、前記中心軸内に設けられた揚水管を経由して前記上部回転槽に環流し、
前記下段固定槽から排出された液体は、前記補助軸に設けられた第2の管路と、この第2の管路に接続された揚水配管を経由して前記下段回転槽に環流するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の増圧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体(溶液)を増圧して排出する増圧装置に関する。
地球規模での気候変動による自然災害は、CO
2
が齎す地球温暖化が要因とされるも、これは、人災と言っても過言ではないと考えます。豊かな電化生活が日常の人類が、持続可能社会を目指すには、もはや遅すぎる危機的状況に、この生活の根源エネルギー(特に電力エネルギー)を何に求め、どう工夫し、どう蓄え、どのように使用するのか?今こそSDGsに真剣に取り組み、カーボンニュートラル(NC=NoCO
2
=以後「NC」と表示する)の社会構築を成さねばなりません。
我が国では、化石燃料からの完全撤退は勿論のことながら、頼らなければの現実と、化石燃料に代わるエネルギー源を、再生可能エネルギーに求めるも、日照時間・気象等の自然制約による発電効率の低さから、再び原発に傾注の機運も否めなく、ソーラー・風力等、代表的な再生可能エネルギーへの移行・普及は鈍展であるのも事実である。
これら自然の恵み・自然の制約による自然界の力を、どう克服し普及を加速させるか、様々な研究・開発が試され、新素材によるソーラーシートや、植物電気エネルギー等の新たな発電技術も開発されている。
回転体の同軸に一体して、等速回転する円柱溶液槽の溶液に発生する遠心力(以後Fで表示する)による遠心圧(以後通称のXgで表示する)は、一般的には遠心分離機等で技術公開され、遠心力(F)についての利用・応用は、身近なものでは洗濯機の脱水槽・血液検査器等、多々存在する。
然し、遠心力(RCF=相対遠心力=F)を動力源として、新たなエネルギーを得るようなデバイスや新技術は見当たらない。
何故ならば、まずFを求めるには、回転体を回転させるに必要な回転力入が、不可欠で、大きなFを求めようとすれば、回転速度を2倍にすればFは4倍になり、逆に大きな回転入力を必要とし、回転入力>回転出力の法則は有史以来覆ることはなく、また、出力効率を向上させる種々の技術を駆使しても、Fに存在するXgだけを効率よく取り出し、回転入力を上回るだろうとするクリエーテイブなXgを、エネルギー化し、動力源に利用にするような技術は、幾何・科学的にも、現在は存在しない。
また、回転体条件により変化するFは、軸からのr(半径)、ω(角速度)、m(質量)、v(回転速度)及び溶液の比重等、FのXgを動力用圧力に変換(圧力=Pa)してのエネルギー化するようなパラメーターは、少なく、回転盤上の立体構造に於けるボリュウム、即ち、Xgに大きく影響する量質(m)の溶液を選定し、如何に最大質量化させ、高速回転入力を最小化させる技術等、理想的で合理的なデバイスも存在しない。更に、Fが回転運動上のみに存在し、Xgは、Fの慣性上のXgであり、回転中のFにのみ生ずるエネルギーが、回転圏外では存在しない。Xgを回転体外部に、例えば取り出した場合は、瞬時に自然消滅し、ありえない厄介なエネルギーと言え、また、Xgは向心力にも、みかけ上のつり合いであり存在しない。
これは、平面上で回転する溶液の幾つかの技術的応用・新技術・機械的損失・流体損失等の損失軽減策等、回転慣性上のみかけの力に対する革新的技術と絶対的回転入力の軽減の必要があり、この、みかけの力(エネルギー)を回転圏外エネルギーとした事実やデバイスも、有史以来、現在まで存在しない。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
又、Fにより必然的に増圧する溶液槽の技術も、一定の回転力で、自然的連続増圧を発生させる技術も例はなく、Fから新たなエネルギー化を為すようなデバイス等の技術も、現在は存在しない。も、大いなる秘めたエネルギーに相違なく、F及びXgをエネルギー源とする技術や、動力化が求められている。
【背景技術】
【0003】
前述のとおり、Fの重力表現(通称Xg)を圧力(Pa)に変換し、動力化を思考する意図は、回転力によるFについて、現在技術で顕在する遠心分離機の最大Xgは、Xg=9.8×7×105(MAX)(国)産業技術総合研究所・(株)島津製作所、共同研究資料からは地上の重力の70万倍に匹敵し、想像を絶するエネルギーであって、有効利用できれば、全く新しい自然原理エネルギーと言える。
【0004】
またこれは、地上の重力地場では、水力発電の出力方程式mghの有効落差(h)をXgに置き換えて出力計算すると(流量t/sを度外視)mgh×効率の方程式にm=質量(純水)、g=9.8(重力加速度)、h=有効落差(Xg=MAX6,860,000地上重力の70万倍)を水力発電出力方程式の有効落差h(位置エネルギー)に置き換えて表した場合の、相当する出力数値(h)は、71,428mになり、現世に於いては、ありえない、Mtヒマラヤの10倍・富士山の20倍の高さに当たり、自然界の平地に於いて回転体の中に存在する、この大きな、Xgは、再エネ電源からの、回転入力でFを生じた場合は、Xgも再生可能エネルギーと言える。
【0005】
さらに、このXgの発電出力を例として計算すると、国内最大落差h(500m)を有し出力10億kW/年の黒部第4ダム発電出力の146倍に相当し、遠心力(F)が秘めたこのXgは、回転体に於いては無尽蔵のエネルギーであり、この原理エネルギーは、人工の再生可能エネルギー・又は全く新しい再生可能エネルギーの分野に相当し、入力如何においては、SDGsに貢献、当然NC(NoCO
2
)で完全環境型エネルギーであるとも言える。
【0006】
さらに、広大な敷地の必要はなく、また、膨大な工事費や自然環境に影響を与えることなく、地表の僅かなスペースを可能にする分散型で都市型水力発電(VPP)と言える技術分野に相当する。
【0007】
然しながら、このみかけの力、慣性力をどのように動力化するのかの研究開発は、殆ど類がなく、新しい再生可能エネルギーとしての位置付けは、難しい技術課題といえる面は否めない。
【0008】
一方、再エネ電力(ソーラー)を例えれば、パネル出力1.5kW、平均日照時間5.2時間、発電有効日射時間2.6時間から4時間、平均発電時間3.2時間、1日の発電量4.8kW/日との、パネル定格の出力計算はできますが、実際は、パネル発熱ロス・パワコンロス等で、電力会社の平均では2.7kW/日と公表していて、思いの外、発電していないのが実情である。
【0009】
従って、一般家庭に於いては、ソーラー電力単体での充分な自給は難しく、高額な電力会社の電気(火力主体)との消費の選択肢はなく、火力脱却でのカーボンニュートラル(NC)には程遠く、再生可能エネルギー発電の普及の足かせにもなっている背景も否めない。(NC=NoCO
2
)カーボンニュートラル。
【0010】
然し、太陽光発電技術は年々進歩・発展し、新素材ペロプスカイトのソーラーシートの開発は目覚ましい。自然制約、特に薄曇り・日照・方角不問でも発電、さらに軽量なシート状は、曲線や窓にも張れ、発電効率も従来の20%台から40%台に向上し、NCへの期待を新たにした需要動静は、ソーラー発電の見直しが図られつつある。も、平均の稼働時間は3分の1日に及ばずの発電効率は40%台がMAXであることは、やはり自然制約エネルギーであり、発電効率のさらなる向上は、蓄電器の併用によるも、これ以上を望めない自然の力でもある。
大きな出力を求めれば、ソーラーシート面積の上積み、即ち、設置稼働面積を大きくするは必然で、郊外型では、環境問題も生じ、導入費の高額化等の弊害は避けられなく、発電コスト高は否めない。また、物価高の中、生活の根源エネルギーに対する関心は、EVをはじめ『安価なNC電力』を求めながらも、安定・安価・安心の電力は見当らず、電気の節約には、並々ならぬ心労に耐え、自然環境蘇生への祈りを抱えて、節約・節約が止まずの日々に、安定・安心・安価電気は、切なる願いであり、この自然の恵みを、ペロプスカイトのような発見・発明・新技術を急がなければならない。
「ペロプスカイト」新素材 発明人 宮坂 力 横浜大学特任教授
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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