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公開番号2025124459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020535
出願日2024-02-14
発明の名称電磁切替弁
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F15B 1/02 20060101AFI20250819BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】切替弁の切換過渡期におけるアキュムレータの作動油抜けを防ぎ、且つ切替弁非通電時のAポートやBポートの作動油の圧力を低コストで保持することが可能な電磁切替弁を提供する。
【解決手段】本発明にかかる電磁切替弁の構成は、第1および第2のノンリーク三方弁と、弁体を押して逆流可能にするプッシャを有する第1および第2のパイロットチェックバルブとを備え、第1および第2のノンリーク三方弁のポンプポートには油圧源を接続し、第1および第2のノンリーク三方弁のタンクポートはそれぞれ第1および第2のパイロットチェックバルブの出力ポートに接続し、第1および第2のノンリーク三方弁の出力ポートは第1および第2のパイロットチェックバルブのプッシャを動作させるパイロットポートに圧力を供給しながら外部出力ポートに接続し、第1および第2のパイロットチェックバルブの入力ポートはタンクポートに接続したことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電磁切替弁であって、
第1および第2のノンリーク三方弁と、
弁体を押して逆流可能にするプッシャを有する第1および第2のパイロットチェックバルブとを備え、
前記第1および第2のノンリーク三方弁のポンプポートには油圧源を接続し、
前記第1および第2のノンリーク三方弁のタンクポートはそれぞれ第1および第2のパイロットチェックバルブの出力ポートに接続し、
前記第1および第2のノンリーク三方弁の出力ポートは前記第1および第2のパイロットチェックバルブの前記プッシャを動作させるパイロットポートに圧力を供給しながら外部出力ポートに接続し、
前記第1および第2のパイロットチェックバルブの入力ポートはタンクポートに接続したことを特徴とする電磁切替弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作動油が流れる方向を制御する電磁切替弁に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
産業設備において作動油の供給を制御する装置として電磁切替弁が知られている。電磁切替弁を備えるものとしては、例えば特許文献1には、「液体供給手段に連結されたアキュムレータと、該アキュムレータと切替弁を介して連結されたアクチュエータと、を備えたアクチュエータの液圧回路」が開示されている。特許文献1では、「アキュムレータと前記切替弁(スプール型電磁弁)との間に、ノンリーク三方弁(ポペット型電磁弁)を設け」いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004―278597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に限らず一般に切替弁の切替時の過渡期には、Pポート、Aポート(またはBポート)、およびTポートが瞬間的に連通することがある。このとき、切替弁の上流側にアキュムレータが配置されていると、アキュムレータから瞬間的に作動油がアクチュエータに供給される。すなわち、切替弁が瞬間的に連通すると、PポートからTポートへ作動油が流れ、アキュムレータにおいて蓄圧した作動油が抜ける。このため回路全体での効率低下を招いてしまう。
【0005】
特許文献1の構成では、アキュムレータと切替弁との間(切替弁の上流側)にノンリーク三方弁が配置されている。特許文献1によれば、ノンリーク三方弁によってアキュムレータと切替弁とが遮断されるため、切替弁の内部漏れが発生しても、アキュムレータから切替弁へ給油されることはないとしている。その結果、特許文献1では、アクチュエータの運転停止中に、切替弁の内部漏れに起因するアキュムレータの圧力低下は発生しないとしている。
【0006】
しかしながら、特許文献1の切替弁はスプール型電磁弁であるため、リークを有するすなわち保圧機能の無い弁である。このためノンリーク三方弁を追加して保圧しているが、部品点数の増加によるコストが増加する上、切替弁の動作とあわせてノンリーク三方弁の開閉を制御する必要が必要となり、制御面でのコストも増加してしまう。また特許文献1の技術では、アキュムレータの圧力は(一次側が高圧の場合は)ノンリーク三方弁によって保持できるが、切替弁の非通電時にAポートやBポートの作動油の圧力は(二次側が高圧の場合は)保持できない。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、切替弁の切換過渡期におけるアキュムレータの作動油抜けを防ぎ、且つ切替弁非通電時のAポートやBポートの作動油の圧力を低コストで保持することが可能な電磁切替弁を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる電磁切替弁の代表的な構成は、第1および第2のノンリーク三方弁と、弁体を押して逆流可能にするプッシャを有する第1および第2のパイロットチェックバルブとを備え、第1および第2のノンリーク三方弁のポンプポート(VP)には油圧源を接続し、第1および第2のノンリーク三方弁のタンクポート(VT)はそれぞれ第1および第2のパイロットチェックバルブの出力ポート(OUT)に接続し、第1および第2のノンリーク三方弁の出力ポート(VA、VB)は第1および第2のパイロットチェックバルブのプッシャを動作させるパイロットポート(PP1)に圧力を供給しながら外部出力ポート(A,B)に接続し、第1および第2のパイロットチェックバルブの入力ポート(IN)はタンクポート(T)に接続したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、切替弁の切換過渡期におけるアキュムレータの作動油抜けを防ぎ、且つ切替弁非通電時のAポートやBポートの作動油の圧力を低コストで保持することが可能な電磁切替弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態にかかる電磁切替弁を備える油圧回路を説明する図である。
本実施形態の電磁切替弁の構成を説明する図である。
本実施形態の電磁切替弁の動作を説明する図である。
本実施形態の電磁切替弁の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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