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公開番号2025124458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020534
出願日2024-02-14
発明の名称油圧駆動システム
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F15B 20/00 20060101AFI20250819BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】位置センサの故障に起因する油圧シリンダの異常動作の見逃しを防ぐことができ、且つ油圧シリンダを含むシステム全体に発生した異常を判定することが可能な油圧駆動システムを提供することを目的としている。
【解決手段】本発明にかかる油圧駆動システム100の構成は、油圧ポンプ120と、油圧ポンプ120が送出した作動油で動作する油圧シリンダ130とを含む油圧駆動システムにおいて、複数の異常検知センサ(回転数センサ140、位置センサ150、圧力センサ160)と、複数の異常検知センサを監視する異常検出装置192と、を備え、異常検出装置192は、複数の異常検知センサのいずれかまたは複数で異常を検出した場合に、多数決によりシステム全体の異常を判定することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油圧ポンプと、該油圧ポンプが送出した作動油で動作する油圧シリンダとを含む油圧駆動システムにおいて、
複数の異常検知センサと、
前記複数の異常検知センサを監視する異常検出装置と、
を備え、
前記異常検出装置は、前記複数の異常検知センサのいずれかまたは複数で異常を検出した場合に、多数決によりシステム全体の異常を判定することを特徴とする油圧駆動システム。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
当該油圧駆動システムは、前記作動油の油圧回路上に配置されたオリフィスを備え、
前記油圧回路は閉回路であり、
前記複数の異常検知センサは、
前記油圧ポンプの回転数を検出する回転数センサと、
前記油圧シリンダのピストンの位置を検出する位置センサと、
前記オリフィスの前後の差圧を検出する圧力センサと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の油圧駆動システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ポンプと、油圧ポンプで送出した作動油で動作する油圧シリンダとを含む油圧駆動システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
産業設備や車両では、油圧によって駆動する油圧シリンダ(アクチュエータ)と、油圧シリンダに作動油を送出する油圧ポンプを備えた油圧駆動回路が構成されている。このような油圧駆動回路を備える例として、特許文献1に「液圧アクチュエータと閉回路を形成する液圧ポンプと、入力される駆動指令に応じて液圧ポンプを回転駆動する駆動モータと、液圧アクチュエータの制御対象の位置を検出する位置センサと、入力される位置指令と位置センサにて検出される位置実績とに基づく位置偏差に対して少なくとも比例制御を実行して駆動指令を算出し、算出された前記駆動指令を駆動モータに出力する制御装置と」を備えた液圧駆動システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021―71169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように特許文献1の液圧駆動システムでは、位置センサによって液圧アクチュエータの制御対象の位置を検出し、制御装置は、位置指令と位置実績とに基づく標準偏差に対して比例制御を実行している。しかしながら、特許文献1の液圧駆動システムでは、位置センサの故障を検出する手段がない。
【0005】
このため、位置センサが故障していた場合、液圧アクチュエータの制御対象の位置が正確に検出されていなかったり、逆に液圧アクチュエータが正常に動作しているにも拘わらず異常が検出されたりすることが起こる可能性がある。このため、特許文献1の技術には更なる改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、位置センサの故障に起因する油圧シリンダの異常動作の見逃しを防ぐことができ、且つ油圧シリンダを含むシステム全体に発生した異常を判定することが可能な油圧駆動システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる油圧駆動システムの代表的な構成は、油圧ポンプと、油圧ポンプが送出した作動油で動作する油圧シリンダとを含む油圧駆動システムにおいて、複数の異常検知センサと、複数の異常検知センサを監視する異常検出装置と、を備え、異常検出装置は、複数の異常検知センサのいずれかまたは複数で異常を検出した場合に、多数決によりシステム全体の異常を判定することを特徴とする。
【0008】
当該油圧駆動システムは、作動油の油圧回路上に配置されたオリフィスを備え、油圧回路は閉回路であり、複数の異常検知センサは、油圧ポンプの回転数を検出する回転数センサと、油圧シリンダのピストンの位置を検出する位置センサと、オリフィスの前後の差圧を検出する圧力センサと、を含むとよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、位置センサの故障に起因する油圧シリンダの異常動作の見逃しを防ぐことができ、且つ油圧シリンダを含むシステム全体に発生した異常を判定することが可能な油圧駆動システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の油圧駆動システムを説明する図である。
異常検出装置が参照する異常判定テーブルを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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