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公開番号2025137066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036057
出願日2024-03-08
発明の名称インレットブロック及びバルブ装置
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F15B 11/00 20060101AFI20250911BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】インレットブロックの一方向の寸法を小さくする。
【解決手段】インレットブロック100は、第一ポンプ111から吐出される作動流体と、第二ポンプ114から吐出される作動流体とを合流または遮断させる合流制御弁21と、第一流体圧通路に接続される第一アンロード弁31と、第二流体圧通路に接続される第二アンロード弁32と、第一流体圧通路及び第二流体圧通路が形成されると共に、合流制御弁21、第一アンロード弁31、及び第二アンロード弁32が設けられるバルブボディ151と、を備え、合流制御弁21は、第一アンロード弁31及び第二アンロード弁32が並ぶ並列方向と両者の軸方向とに対して垂直な垂直方向において、第一アンロード弁31及び第二アンロード弁32と離れて設けられるとともに、並列方向において第一アンロード弁31と第二アンロード弁32との間に設けられる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
インレットブロックであって、
第一流体圧通路を通じて第一ポンプから吐出される作動流体と、第二流体圧通路を通じて第二ポンプから吐出される作動流体とを合流または遮断させる合流制御弁と、
前記第一流体圧通路に接続され、前記第一ポンプから吐出される作動流体をアンロードさせる第一アンロード弁と、
前記第二流体圧通路に接続され、前記第二ポンプから吐出される作動流体をアンロードさせる第二アンロード弁と、
前記第一流体圧通路及び前記第二流体圧通路が形成されると共に、前記合流制御弁、前記第一アンロード弁、及び第二アンロード弁が設けられるバルブボディと、を備え、
前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁は、両者の軸が互いに平行になるように並んで設けられ、
前記合流制御弁は、前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁が並ぶ並列方向と両者の軸方向とに対して垂直な垂直方向において、前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁と離れて設けられるとともに、前記並列方向において前記第一アンロード弁と前記第二アンロード弁との間に設けられることを特徴とするインレットブロック。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインレットブロックであって、
前記バルブボディは、
前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁がそれぞれ収容される二つの収容穴と、
前記二つの収容穴の間にわたって形成されタンクに連通するタンク通路と、を有し、
前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁によりアンロードされる作動流体は、前記タンク通路へ導かれることを特徴とするインレットブロック。
【請求項3】
請求項1に記載のインレットブロックであって、
前記バルブボディの外面には、前記第一ポンプと連通し前記第一流体圧通路に作動流体を導く第一ポンプポートと、前記第二ポンプと連通し前記第二流体圧通路に作動流体を導く第二ポンプポートと、が開口して形成され、
前記第一ポンプポートは、前記垂直方向において、その延長線上に前記第一アンロード弁の少なくとも一部が重なるように形成され、
前記第二ポンプポートは、前記垂直方向において、その延長線上に前記第二アンロード弁の少なくとも一部が重なるように形成されることを特徴とするインレットブロック。
【請求項4】
請求項1に記載のインレットブロックと、
前記インレットブロックに連結され、前記第一流体圧通路又は前記第二流体圧通路から作動流体が供給されてアクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制御弁を有するアクチュエータブロックと、
前記アクチュエータ制御弁にパイロット流体を導くパイロット通路と、を備えるバルブ装置であって、
前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁は、前記バルブボディの一端面に開口して形成される二つの収容穴にそれぞれ収容され、
前記パイロット通路の少なくとも一部は、前記バルブボディの前記一端面とは反対側の他端面と前記第一アンロード弁及び前記第二アンロード弁との間の領域に形成されることを特徴とするバルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インレットブロック及びバルブ装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のアクチュエータを制御する第一流体圧回路と、複数のアクチュエータを制御する第二流体圧回路と、第一流体圧回路に供給される作動油と第二流体圧回路に供給される作動油とを合流または遮断させる制御弁と、を備える油圧システムが開示されている。油圧システムは、ポンプと、各アクチュエータを制御するバルブユニットと、タンクと、を有する。バルブユニットは、圧油取り入れ用のインレットブロックと、アンロードブロックと、各アクチュエータを制御するバルブブロックと、油排出用のアウトレットブロックと、を有する。インレットブロックは、第一流体圧回路と第二流体圧回路とを合流及び遮断させる合流制御弁を有し、アンロードブロックは、第一流体圧回路の作動油をアンロードさせる第一アンロード弁と、第二流体圧回路の作動油をアンロードさせる第二アンロード弁と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-56436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の油圧システムでは、合流制御弁がインレットブロックに設けられ、第一アンロード弁及び第二アンロード弁がインレットブロックと並ぶアンロードブロックに設けられる。そのため、バルブユニットが一方向(具体的には、インレットブロックとアンロードブロックが並ぶ方向)に長くなり、スペースを取っていたという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、バルブブロックの一方向の寸法を小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、インレットブロックであって、第一流体圧通路を通じて第一ポンプから吐出される作動流体と、第二流体圧通路を通じて第二ポンプから吐出される作動流体とを合流または遮断させる合流制御弁と、第一流体圧通路に接続され、第一ポンプから吐出される作動流体をアンロードさせる第一アンロード弁と、第二流体圧通路に接続され、第二ポンプから吐出される作動流体をアンロードさせる第二アンロード弁と、第一流体圧通路及び第二流体圧通路が形成されると共に、合流制御弁、第一アンロード弁、及び第二アンロード弁が設けられるバルブボディと、を備え、第一アンロード弁及び第二アンロード弁は、両者の軸が互いに平行になるように並んで設けられ、合流制御弁は、第一アンロード弁及び第二アンロード弁が並ぶ並列方向と両者の軸方向とに対して垂直な垂直方向において、第一アンロード弁及び第二アンロード弁と離れて設けられるとともに、並列方向において第一アンロード弁と第二アンロード弁との間に設けられることを特徴とする。
【0007】
この発明では、合流制御弁、第一アンロード弁、及び第二アンロード弁は、ともにインレットブロックのバルブボディに設けられる。よって、合流制御弁、第一アンロード弁、及び第二アンロード弁がそれぞれ別のバルブブロックに設けられて並んで配置される構成よりも、バルブブロック全体の一方向(第一アンロード弁と第二アンロード弁が並ぶ並列方向)の寸法を小さくすることができる。さらに、合流制御弁は、垂直方向において、第一アンロード弁及び第二アンロード弁と離れて設けられるとともに、並列方向において第一アンロード弁と第二アンロード弁との間に設けられるため、バルブブロックの一方向(並列方向)の寸法をより小さくすることができる。
【0008】
本発明は、バルブボディは、第一アンロード弁及び第二アンロード弁がそれぞれ収容される二つの収容穴と、二つの収容穴の間にわたって形成されタンクに連通するタンク通路と、を有し、第一アンロード弁及び第二アンロード弁によりアンロードされる作動流体は、タンク通路へ導かれることを特徴とする。
【0009】
この発明では、タンク通路を第一アンロード弁と第二アンロード弁で共有するため、バルブブロックの流路構成を簡易にすることができる。
【0010】
本発明は、バルブボディの外面には、第一ポンプと連通し第一流体圧通路に作動流体を導く第一ポンプポートと、第二ポンプと連通し第二流体圧通路に作動流体を導く第二ポンプポートと、が開口して形成され、第一ポンプポートは、垂直方向において、その延長線上に第一アンロード弁の少なくとも一部が重なるように形成され、第二ポンプポートは、垂直方向において、その延長線上に第二アンロード弁の少なくとも一部が重なるように形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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