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公開番号2025128929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025956
出願日2024-02-22
発明の名称冗長システム
出願人カヤバ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 11/20 20060101AFI20250827BHJP(計算;計数)
要約【課題】2系統のマイコンの端子設定を共通化できる冗長システムを提供する。
【解決手段】冗長システム1は、第1通信チャネル110と第2通信チャネル120とを有し、第1系統L1でモータMを制御する第1マイコン10と、端子が第1マイコン10と同一に配置される第1通信チャネル210と第2通信チャネル220とを有するとともに、第1系統L1と並列構成される第2系統L2でモータMを制御し、第1マイコン10と互いに端子同士で接続される第2マイコン20と、を備え、第1マイコン10の第1通信チャネル110と第2マイコンの第1通信チャネル210とはともにマスターとして設定され、第1マイコン10の第2通信チャネル120と第2マイコン20の第2通信チャネル220とはともにスレーブとして設定され、第1マイコン10の第1通信チャネル110と第2マイコン20の第2通信チャネル220とが接続され、第2マイコン20の第1通信チャネル210と第1マイコン10の第2通信チャネル120とが接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1通信チャネルと第2通信チャネルとを有し、第1系統で制御対象機器を制御する第1マイコンと、
端子が前記第1マイコンと同一に配列される第1通信チャネルと第2通信チャネルとを有するとともに、前記第1系統と並列構成される第2系統で前記制御対象機器を制御し、前記第1マイコンと互いに端子同士で接続される第2マイコンと、
を備え、
前記第1マイコンの第1通信チャネルと前記第2マイコンの第1通信チャネルとはともにマスターとして設定され、
前記第1マイコンの第2通信チャネルと前記第2マイコンの第2通信チャネルとはともにスレーブとして設定され、
前記第1マイコンの第1通信チャネルと前記第2マイコンの第2通信チャネルとが接続され、
前記第2マイコンの第1通信チャネルと前記第1マイコンの第2通信チャネルとが接続される
冗長システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冗長システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の制御部にてモータ等の対象機器を制御し、一方の系統が停止した場合、他方の系統がそれを検出して他方の系統のみで稼働する冗長システムが知られている。例えば、特許文献1では、相互に通信可能な2つの駆動制御部が、2つのモータ巻線のそれぞれを制御する2系統の冗長システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-035075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、2系統の制御部(マイコン)間の通信には、例えば、所謂SPI(Serial Peripheral Interface)通信と呼ばれるシリアル通信が使用される。マイコン間でSPI通信によって双方向通信をする場合、同一のチャネル同士でそれぞれマスターとスレーブとを設定して通信を行うと、一方のマイコンと他方のマイコンとで別々の端子設定が必要となる。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、2系統のマイコンの端子設定を共通化できる冗長システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る冗長システムは、第1通信チャネルと第2通信チャネルとを有し、第1系統で制御対象機器を制御する第1マイコンと、端子が前記第1マイコンと同一に配列される第1通信チャネルと第2通信チャネルとを有するとともに、前記第1系統と並列構成される第2系統で前記制御対象機器を制御し、前記第1マイコンと互いに端子同士で接続される第2マイコンと、を備え、前記第1マイコンの第1通信チャネルと前記第2マイコンの第1通信チャネルとはともにマスターとして設定され、前記第1マイコンの第2通信チャネルと前記第2マイコンの第2通信チャネルとはともにスレーブとして設定され、前記第1マイコンの第1通信チャネルと前記第2マイコンの第2通信チャネルとが接続され、前記第2マイコンの第1通信チャネルと前記第1マイコンの第2通信チャネルとが接続される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、冗長システムにおいて、2系統のマイコンの端子設定を共通化できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る冗長システムの概略構成例を示す模式図である。
図2は、図1に示すマイコンの端子接続の概略構成例を示す模式図である。
【0009】
(実施形態)
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、実質的に同一のもの、あるいは均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態における構成要素は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。下記実施形態では、実施形態を例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略するとともに、同一構成には同一符号を付し、異なる構成には異なる符号を付すものとする。
【0010】
図1は、本実施形態に係る冗長システムの概略構成例を示す模式図である。図1に示す冗長システム1は、制御対象機器としてのモータMの駆動を制御するものである。冗長システム1及びモータMは、例えば、車両の電動ステアリング装置に用いられ、車両のステアリングシャフトに操舵補助力を付与する。すなわち、冗長システム1によりモータMを駆動して、モータMの駆動力により、ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する。なお、本開示の冗長システムは、モータMの駆動を制御するものに限定されず、並列構成される2系統を協調させて制御対象機器を制御する冗長システムに適用される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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