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公開番号
2025007088
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108260
出願日
2023-06-30
発明の名称
弁装置および油圧システム
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F15B
11/08 20060101AFI20250109BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約
【課題】ロック弁用の選択弁を自動的に操作することができる、独立メータリング制御が可能な弁装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る弁装置2Aは、ロック弁53が設けられた第1アクチュエータ通路51をポンプ通路31とタンク通路32のどちらと連通させるかを切り換える第1制御弁4Aと、第2アクチュエータ通路52をポンプ通路31とタンク通路32のどちらと連通させるかを切り換える第2制御弁4Bを含む。また、弁装置2Aは、第1アクチュエータ通路51がタンク通路32と連通するように第1制御弁4Aへパイロット圧を出力する第1電磁比例弁61と、第2アクチュエータ通路52がポンプ通路31と連通するように第2制御弁4Bへパイロット圧を出力する第2電磁比例弁62と、第1電磁比例弁61または第2電磁比例弁62から出力されるパイロット圧を受けてロック弁53を閉状態から開状態に切り換える選択弁55を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動対象物を反重力方向に駆動するときに作動油が供給される第1作動室、および前記駆動対象物を重力方向に駆動するときに作動油が供給される第2作動室を含む油圧シリンダに用いられる弁装置であって、
前記第1作動室と接続される第1アクチュエータ通路をポンプ通路とタンク通路のどちらと連通させるかを切り換える第1制御弁と、
前記第1アクチュエータ通路が前記タンク通路と連通するように前記第1制御弁へパイロット圧を出力する第1電磁比例弁と、
前記第2作動室と接続される第2アクチュエータ通路を前記ポンプ通路と前記タンク通路のどちらと連通させるかを切り換える第2制御弁と、
前記第2アクチュエータ通路が前記ポンプ通路と連通するように前記第2制御弁へパイロット圧を出力する第2電磁比例弁と、
前記第1アクチュエータ通路に設けられたロック弁と、
前記第1電磁比例弁または前記第2電磁比例弁から出力されるパイロット圧を受けて、前記ロック弁を前記第1アクチュエータ通路を閉じる閉状態から前記第1アクチュエータ通路を開く開状態に切り換える選択弁と、
を備える、弁装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記第1アクチュエータ通路が前記ポンプ通路と連通するように前記第1制御弁へパイロット圧を出力する第3電磁比例弁と、
前記第2アクチュエータ通路が前記タンク通路と連通するように前記第2制御弁へパイロット圧を出力する第4電磁比例弁と、
をさらに備える、請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記第1アクチュエータ通路が前記ポンプ通路と連通するとともに前記第2アクチュエータ通路が前記タンク通路と連通するように前記第1制御弁および前記第2制御弁へパイロット圧を出力する第3電磁比例弁をさらに備える、請求項1に記載の弁装置。
【請求項4】
駆動対象を反重力方向に駆動するときに作動油が供給される第1作動室、および前記駆動対象を重力方向に駆動するときに作動油が供給される第2作動室を含む油圧シリンダと、
前記油圧シリンダと接続される、請求項1乃至3の何れか一項に記載の弁装置と、
前記弁装置と接続される油圧ポンプと、
を備える、油圧システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧シリンダ用の弁装置、および前記弁装置を含む油圧システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、駆動対象物を駆動する油圧シリンダには、当該油圧シリンダに対する作動油の供給および排出を制御する弁装置が用いられている。例えば、特許文献1には、メータイン側とメータアウト側とで独立したメータリング制御が可能な弁装置が開示されている。なお、特許文献1では、弁装置が「独立メータリングバルブ」と呼ばれている。
【0003】
具体的に、特許文献1に開示された弁装置は、油圧シリンダに接続される第1アクチュエータ通路および第2アクチュエータ通路と、油圧ポンプに接続されるポンプ通路と、タンクに接続されるタンク通路を含む。また、弁装置は、ポンプ通路と第1アクチュエータ通路の間に配置された第1スプール弁と、ポンプ通路と第2アクチュエータ通路の間に配置された第2スプール弁と、第1アクチュエータ通路とタンク通路の間に配置された第3スプール弁と、第2アクチュエータ通路とタンク通路の間に配置された第4スプール弁を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-241702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、第1乃至第4スプール弁について「電気油圧式変位制御」と記載されている。これは、電気信号がパイロット圧に変換され、そのパイロット圧によってスプールが変位することを意味すると推測される。このような構成では、一般的に電磁比例弁が用いられる。
【0006】
特許文献1の弁装置においては、第1スプール弁と第3スプール弁とを第1制御弁として一体化するとともに、第2スプール弁と第4スプール弁とを第2制御弁として一体化することが可能である。この場合、第1制御弁は第1アクチュエータ通路をポンプ通路とタンク通路のどちらと連通させるかを切り換え、第2制御弁は第2アクチュエータ通路をポンプ通路とタンク通路のどちらと連通させるかを切り換える。このような構成でも独立メータリング制御が可能である。
【0007】
ところで、油圧シリンダとしては、駆動対象物を重力方向および反重力方向に駆動するものもある。このような油圧シリンダは、駆動対象物を反重力方向に駆動するときに作動油が供給される第1作動室、および駆動対象物を重力方向に駆動するときに作動油が供給される第2作動室を含む。
【0008】
弁装置の第1アクチュエータ通路が油圧シリンダの第1作動室に接続される場合、第1アクチュエータ通路には、駆動対象物の自重による重力方向への移動を防止するために、油圧シリンダの停止中に第1アクチュエータ通路を閉じるロック弁が設けられる。一般的に、ロック弁は、駆動対象物を反重力方向に駆動するときにポンプの吐出圧によってポペット弁体が弁座から離間するポペット弁である。
【0009】
ロック弁を設ける場合、駆動対象物を重力方向に駆動するときにロック弁を閉状態から開状態に切り換えるための選択弁が用いられることがある。この場合、選択弁を自動的に操作したいという要望がある。
【0010】
そこで、本開示は、ロック弁用の選択弁を自動的に操作することができる、独立メータリング制御が可能な弁装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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