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公開番号2025103587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221069
出願日2023-12-27
発明の名称GHG排出量推定装置
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約【課題】製造物のGHG排出量をより早く把握できるようにすることを目的とする。
【解決手段】GHG排出量推定装置40は、製造物のGHG排出量を推定するGHG排出量推定装置であって、過去の製造物のGHG排出量に関与するGHG排出関与過去値60に基づいて構築され、推定対象となる製造物のGHG排出関与現況値66をパラメータとしてGHG排出量を求めるGHG推定モデル50を記憶する記憶部46と、GHG推定モデル50に、GHG排出関与現況値66を適用して製造物のGHG排出量を推定する処理部44とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
製造物のGHG排出量を推定するGHG排出量推定装置であって、
過去の前記製造物のGHG排出量に関与するGHG排出関与過去値に基づいて構築され、推定対象となる前記製造物のGHG排出関与現況値をパラメータとしてGHG排出量を求めるGHG推定モデルを記憶する記憶部と、
前記GHG推定モデルに、前記GHG排出関与現況値を適用して前記製造物のGHG排出量を推定する処理部と、
を備えるGHG排出量推定装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記GHG推定モデルは、調整パラメータとして、前記製造物の製造に利用される再生可能エネルギーの利用状況に応じた再生可能エネルギー評価値を含むモデルである、GHG排出量推定装置。
【請求項3】
請求項2に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記GHG排出関与現況値は、推定対象となる前記製造物の量に応じた製造量情報を含み、
前記GHG推定モデルは、前記製造量情報に基づいて、非再生可能エネルギーによって推定対象となる前記製造物を加工した場合に排出される最大GHG排出量を推定し、前記再生可能エネルギー評価値に基づいて再生可能エネルギーを利用した場合のGHG排出削減量を推定し、最大GHG排出量とGHG排出削減量に基づいて前記GHG排出量を推定するモデルである、GHG排出量推定装置。
【請求項4】
請求項3に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記GHG推定モデルは、さらに前記製造物の出発物由来のGHG排出量に基づいて前記GHG排出量を推定するモデルである、GHG排出量推定装置。
【請求項5】
請求項2に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記製造物は、第1製造工程と、第2製造工程とを経て製造され、
前記GHG推定モデルは、前記第1製造工程における第1GHG推定モデルと、前記第2製造工程における第2GHG推定モデルとを含み、
前記第1GHG推定モデルが、前記再生可能エネルギー評価値として、前記第1製造工程における第1再生可能エネルギー評価値を含み、
前記第2GHG推定モデルが、前記再生可能エネルギー評価値として、前記第2製造工程における第2再生可能エネルギー評価値を含み、
前記GHG排出関与現況値は、前記第1製造工程において推定対象となる前記製造物の量に応じた第1製造量情報と、前記第2製造工程において推定対象となる前記製造物の量に応じた第2製造量情報とを含み、
前記第1GHG推定モデルは、前記第1製造量情報に基づいて、非再生可能エネルギーによって推定対象となる前記製造物を加工した場合に排出される最大GHG排出量を推定し、前記第1再生可能エネルギー評価値に基づいて再生可能エネルギーを利用した場合のGHG排出削減量を推定し、最大GHG排出量とGHG排出削減量と、前記製造物の出発物由来のGHG排出量とに基づいて、前記第1製造工程後の前記GHG排出量を推定するモデルであり、
前記第2GHG推定モデルは、前記第2製造量情報に基づいて、非再生可能エネルギーによって推定対象となる前記製造物を加工した場合に排出される最大GHG排出量を推定し、前記第2再生可能エネルギー評価値に基づいて再生可能エネルギーを利用した場合のGHG排出削減量を推定し、最大GHG排出量とGHG排出削減量とに基づいて、前記第2製造工程に起因する前記GHG排出量を推定するモデルであり、
前記GHG推定モデルは、前記第1GHG推定モデルにより推定された前記第1製造工程後の前記GHG排出量と、前記第2GHG推定モデルにより推定された前記第2製造工程に起因する前記GHG排出量とに基づいて前記製造物のGHG排出量を推定するモデルである、GHG排出量推定装置。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記GHG排出関与過去値は、前記製造物の加工過去量と、前記製造物の出発物及び加工に起因するGHG過去排出量と、前記製造物の加工のために利用される再生可能エネルギー過去比率とを含み、
前記GHG推定モデルは、前記製造物の単位量あたりの出発物由来推定GHG排出量と、非再生可能エネルギーにより加工されたとした場合の前記製造物の単位量あたりの加工由来推定GHG排出量と、前記製造物の加工に利用される再生可能エネルギーの利用状況に応じた前記再生可能エネルギー評価値とを含むモデルであり、
前記出発物由来推定GHG排出量と、前記加工由来推定GHG排出量とは、前記加工過去量と、前記GHG過去排出量と、前記再生可能エネルギー過去比率とに基づいて求められた値である、GHG排出量推定装置。
【請求項7】
請求項6に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記出発物由来推定GHG排出量と、前記加工由来推定GHG排出量とは、前記加工過去量と、前記GHG過去排出量と、前記再生可能エネルギー過去比率との複数の過去の値の組合せに基づいて求められた値である、GHG排出量推定装置。
【請求項8】
請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記GHG排出関与過去値は、前記製造物の加工過去量と、前記製造物の加工に起因するGHG排出過去量とを含み、
前記GHG推定モデルは、非再生可能エネルギーにより加工されたとした場合の前記製造物の単位量あたりの加工由来推定GHG排出量と、前記製造物の加工に利用される再生可能エネルギーの利用状況に応じた前記再生可能エネルギー評価値とを含むモデルであり、
前記加工由来推定GHG排出量は、前記製造物の加工過去量と前記製造物の加工に起因するGHG排出過去量とに基づいて求められた値である、GHG排出量推定装置。
【請求項9】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のGHG排出量推定装置であって、
前記記憶部に、過去の前記製造物のGHG排出量に関与する前記GHG排出関与過去値が記憶され、
前記処理部は、前記GHG排出関与過去値に基づいて前記GHG推定モデルを生成する、GHG排出量推定装置。
【請求項10】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のGHG排出量推定装置であって、
推定された前記製造物のGHG排出量を表示する表示装置をさらに備えるGHG排出量推定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、製造物を製造する際に発生するGHG排出量を推定する技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、食品の売上データと、食品の価格データとを用いて、食品の消費重量を推計する食品消費重量推計部と、食品消費重量推計部により推計された消費重量と、食品の環境負荷係数とを用い食品の環境負荷を推計する環境負荷推計部とを備える。環境負荷推計装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/244145号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の技術によると、食品の売上げデータ等を用いて食品の環境負荷を推計しているため、環境負荷の把握タイミングが遅れる。
【0005】
製造物のGHG排出量をより早く把握できることが望まれる。
【0006】
そこで、本開示は、製造物のGHG排出量をより早く把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このGHG排出量推定装置は、製造物のGHG排出量を推定するGHG排出量推定装置であって、過去の前記製造物のGHG排出量に関与するGHG排出関与過去値に基づいて構築され、推定対象となる前記製造物のGHG排出関与現況値をパラメータとしてGHG排出量を求めるGHG推定モデルを記憶する記憶部と、前記GHG推定モデルに、前記GHG排出関与現況値を適用して前記製造物のGHG排出量を推定する処理部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
このGHG排出量推定装置によると、GHG排出関与過去値に基づいてGHG推定モデルを構築しておき、当該推定モデルにGHG排出関与現況値を適用することで、製造物のGHG排出量をより早く把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は製造物を製造する際におけるGHG排出箇所を示す例である。
図2は製造物の製造によって排出されるGHG排出量を算出する処理を示すブロック図である。
図3は製造物のGHG排出量を推定するGHG排出量推定装置を示す機能ブロック図である。
図4はGHG排出量推定装置の電気的構成を示すブロック図である。
図5は第1GHG推定モデルを示すブロック図である。
図6は第2GHG推定モデルを示すブロック図である。
図7は製造物の総GHG排出量を推定する処理を示すフローチャートである。
図8は表示装置の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
{実施形態}
以下、実施形態に係るGHG排出量推定装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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