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公開番号2025103109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220221
出願日2023-12-27
発明の名称ロボット移動システム、ロボット移動方法及びロボット移動プログラム
出願人川崎重工業株式会社,SEQSENSE株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類G05D 1/435 20240101AFI20250702BHJP(制御;調整)
要約【課題】エレベータのカゴの大きさに依存せずにエレベータの運搬効率を高める。
【解決手段】ロボット移動システムは、第1移動ロボットの第1予定移動経路及び第2移動ロボットの第2予定移動経路を決定するように構成された処理回路を備える。前記処理回路は、前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用するように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路が決定される場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも先に前記昇降カゴから降りるように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内で複数の移動ロボットに移動させるシステムであって、
第1移動ロボットの第1予定移動経路及び第2移動ロボットの第2予定移動経路を決定するように構成された処理回路を備え、
前記処理回路は、
前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用するように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路が決定される場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも先に前記昇降カゴから降りるように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定する、ロボット移動システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定することは、
前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを利用するときの前記昇降カゴの移動方向において、前記第2移動ロボットが前記昇降カゴに乗り込む階が、前記第1移動ロボットが前記昇降カゴに乗り込む階よりも後の階になるように、前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定すること、を含む、請求項1に記載のロボット移動システム。
【請求項3】
前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定することは、
前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを利用するときの前記昇降カゴの移動方向において、前記第2移動ロボットが前記昇降カゴから降りる階が、前記第1移動ロボットが前記昇降カゴから降りる階よりも前の階になるように、前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定すること、を含む、請求項1に記載のロボット移動システム。
【請求項4】
前記処理回路は、前記昇降カゴ内において前記第1移動ロボットよりも前記第2移動ロボットが前記昇降カゴのドア開口に近くなるように前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットを前記昇降カゴに乗り込ませる、請求項1に記載のロボット移動システム。
【請求項5】
前記処理回路は、前記昇降カゴへの乗り込み方向において、前記第1移動ロボットに前記第2移動ロボットが重なるように前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットを前記昇降カゴに乗り込ませる、請求項4に記載のロボット移動システム。
【請求項6】
前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定することは、前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが同じ階で前記昇降カゴに乗り込むように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定することを含み、
前記処理回路は、前記第1移動ロボットが前記昇降カゴに乗り込む動作をしている間に前記第2移動ロボットが前記昇降カゴに背を向けるように旋回させる、請求項1に記載のロボット移動システム。
【請求項7】
昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内で複数の移動ロボットに移動させるシステムであって、
第1移動ロボット及び第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用する場合には、前記第1移動ロボットが前記第2移動ロボットよりも先に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第1移動ロボットが前記第2移動ロボットよりも後に前記昇降カゴから降りるように、前記第1移動ロボットに指令するよう構成された処理回路を備える、ロボット移動システム。
【請求項8】
昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内で複数の移動ロボットに移動させるシステムであって、
第1移動ロボット及び第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用する場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも前に前記昇降カゴから降りるように、前記第2移動ロボットに指令するよう構成された処理回路を備える、ロボット移動システム。
【請求項9】
昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内における第1移動ロボットの第1予定移動経路及び第2移動ロボットの第2予定移動経路を決定する方法であって、
前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用するように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路が決定される場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも先に前記昇降カゴから降りるように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定する、ロボット移動方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させる、ロボット移動プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ロボット移動システム、ロボット移動方法及びロボット移動プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エレベータのカゴ内で複数の自律移動ロボットの位置を降車順序に従って並び替えるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/066056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、エレベータのカゴ内のスペースが広くないと、複数の自律移動ロボットがカゴ内で並び替えるように円滑に移動できない。
【0005】
そこで本開示の一態様は、エレベータのカゴの大きさに依存せずにエレベータの運搬効率を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るロボット移動システムは、昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内で複数の移動ロボットに移動させるシステムであって、第1移動ロボットの第1予定移動経路及び第2移動ロボットの第2予定移動経路を決定するように構成された処理回路を備える。前記処理回路は、前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用するように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路が決定される場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも先に前記昇降カゴから降りるように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定する。
【0007】
本開示の一態様に係るロボット移動方法は、昇降カゴを有するエレベータを備えた複数階の施設内における第1移動ロボットの第1予定移動経路及び第2移動ロボットの第2予定移動経路を決定する方法であって、前記第1移動ロボット及び前記第2移動ロボットが前記エレベータを同時に利用するように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路が決定される場合には、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも後に前記昇降カゴに乗り込み、かつ、前記第2移動ロボットが前記第1移動ロボットよりも先に前記昇降カゴから降りるように前記第1予定移動経路及び前記第2予定移動経路を決定する。
【0008】
本開示の一態様に係るロボット移動プログラムは、前記方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させる。前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。前記記憶媒体は、非一時的(non-transitory)で有形(tangible)な媒体である。前記記憶媒体は、コンピュータ(例えば、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、サーバ等)に内蔵又は外付けされ得る。前記記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、ストレージ等を含み、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、光ディスク等とし得る。前記記憶媒体に記憶されたプログラムは、前記記憶媒体が直接接続されるコンピュータにおいて実行されてもよいし、前記記憶媒体とネットワーク(例えば、インターネット)を介して接続されたコンピュータにおいて実行されてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、エレベータの昇降カゴの大きさに依存せずにエレベータの運搬効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係るロボット移動システムの概略図である。
図2は、図1の移動ロボットのブロック図である。
図3は、図2のサーバのブロック図である。
図4は、図1のエレベータのブロック図である。
図5は、複数の移動ロボットが同時にエレベータを利用する際の課題を説明する図面である。
図6は、図5の状況における昇降カゴと各移動ロボットとの間の関係の遷移を示す平面図である。
図7は、図1のロボット移動システムにおける予定移動経路の決定を説明する図面である。
図8は、図7の状況における昇降カゴと各移動ロボットとの間の関係の遷移を示す平面図である。
図9は、図3のサーバの処理に用いられるLNSアルゴリズムを説明するフローチャートである。
図10は、図9のLNSアルゴリズムに基づいた予定移動経路の決定を説明する概念図である。
図11は、図9のLNSアルゴリズムに基づいた予定移動経路の決定を説明する概念図である。
図12は、3台の移動ロボットの予定移動経路の決定を説明する図面である。
図13は、同一階で昇降カゴに乗り込む移動ロボットの動作遷移を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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