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公開番号2025079182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191706
出願日2023-11-09
発明の名称電流出力装置
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05F 3/24 20060101AFI20250514BHJP(制御;調整)
要約【課題】電流出力装置を簡略化する。
【解決手段】電流出力装置は、複数の電流出力部と、代替電流生成部と、信号変換部と、出力電流補正部とを有する。電流出力部は、入力される出力電流信号に基づく出力電流を外部回路に出力する。代替電流生成部は、電流出力部と同じ集積回路に配置される抵抗に基づいて電流出力部の出力電流を代替する電流である代替電流を生成する。信号変換部は、基準抵抗に基づいて代替電流を電圧信号に変換する。出力電流補正部は、電流出力部毎に配置されて電圧信号と目標値との差分に基づいて出力電流信号を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力される出力電流信号に基づく出力電流を外部回路に出力する複数の電流出力部と、
前記電流出力部と同じ集積回路に配置される抵抗に基づいて前記電流出力部の出力電流を代替する電流である代替電流を生成する代替電流生成部と、
基準抵抗に基づいて前記代替電流を電圧信号に変換する信号変換部と、
前記電流出力部毎に配置されて前記電圧信号と目標値との差分に基づいて前記出力電流信号を生成する出力電流補正部と
を有する電流出力装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
複数の前記代替電流生成部を有する請求項1に記載の電流出力装置。
【請求項3】
複数の前記代替電流生成部がそれぞれ生成した複数の代替電流を選択する選択部を更に有し、
前記信号変換部は、前記選択部が選択した代替電流を前記電圧信号に変換する
請求項2に記載の電流出力装置。
【請求項4】
前記抵抗は、前記電流出力部に配置され、
前記電流出力部は、参照電流が流れる第1のトランジスタ及び前記参照電流がミラーされた前記出力電流が流れる第2のトランジスタを有するカレントミラー回路を備え、前記出力電流信号及び前記抵抗に基づいて生成される電流が前記参照電流として前記カレントミラー回路に供給される
請求項1に記載の電流出力装置。
【請求項5】
前記代替電流生成部は、前記カレントミラー回路に接続されて前記参照電流がミラーされる第3のトランジスタにより構成される請求項4に記載の電流出力装置。
【請求項6】
前記代替電流生成部は、所定の基準電圧及び前記抵抗に基づいて前記代替電流を生成する請求項1に記載の電流出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電流出力装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プラントや工場において信号伝達等に使用する所定の電流をフィールド機器等に供給する電流出力装置が使用されている。例えば、基準抵抗を使用して出力電流に応じた電圧を生成し、当該電圧と基準電圧との比較を行い、比較結果に基づいて出力電流を制御する電流出力モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上述の電流出力モジュールは、出力電流を検出するために基準抵抗を使用している。この基準抵抗には比較的高い精度が要求される。出力電流検出の際の誤差を低減するためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-141251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術では、複数の電流を同時に出力する多チャンネルの電流出力装置に適用する場合にチャネル毎に高精度の基準抵抗が必要になるという問題がある。このため、上記の従来技術では、コストが増加するという問題を生じる。
【0006】
本開示は、複数の出力電流を安定化する電流出力装置を簡略化する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電流出力装置は、複数の電流出力部と、代替電流生成部と、信号変換部と、出力電流補正部とを有する。電流出力部は、入力される出力電流信号に基づく出力電流を外部回路に出力する。代替電流生成部は、上記電流出力部と同じ集積回路に配置される抵抗に基づいて上記電流出力部の出力電流を代替する電流である代替電流を生成する。信号変換部は、基準抵抗に基づいて上記代替電流を電圧信号に変換する。出力電流補正部は、上記電流出力部毎に配置されて上記電圧信号と目標値との差分に基づいて上記出力電流信号を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1の実施形態に係る電流出力装置の構成例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る電流出力部の構成例を示す図である。
本開示の第2の実施形態に係る電流出力装置の構成例を示す図である。
本開示の第2の実施形態に係る代替電流生成部の構成例を示す図である。
本開示の第3の実施形態に係る電流出力装置の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。説明は、以下の順に行う。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
【0010】
(1.第1の実施形態)
[電流出力装置の構成]
図1は、本開示の第1の実施形態に係る電流出力装置の構成例を示す図である。同図は、電流出力装置1の構成例を表すブロック図である。電流出力装置1は、複数のフィールド機器に個別に電流を出力するものである。同図の電流出力装置1は、4チャネルの電流出力部を備える。同図にはフィールド機器2乃至5を記載した。電流出力装置1は、フィールド機器2乃至5に所定の電流を個別に出力することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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