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公開番号2025102035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219220
出願日2023-12-26
発明の名称状態推定装置、状態推定方法および状態推定プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類A61B 5/374 20210101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【解決手段】コンテンツが提供されている対象者の脳波情報を取得する情報取得部と、対象者の脳波情報に基づいて、コンテンツが提供されている対象者の状態を推定する状態推定部とを備える状態推定装置を提供する。情報取得部は、コンテンツが提供されている対象者の生体情報をさらに取得してよい。状態推定部は、脳波情報と生体情報とに基づいて、状態を推定してよい。情報取得部は、コンテンツの提供前および提供中における対象者の脳波情報を取得してよい。状態推定部は、コンテンツの提供前の脳波情報から、コンテンツの提供中の脳波情報への変化と、生体情報とに基づいて、状態を推定してよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
コンテンツが提供されている対象者の脳波情報を取得する情報取得部と、
前記対象者の前記脳波情報に基づいて、前記コンテンツが提供されている前記対象者の状態を推定する状態推定部と、
を備える状態推定装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記情報取得部は、前記コンテンツが提供されている前記対象者の生体情報をさらに取得し、
前記状態推定部は、前記脳波情報と前記生体情報とに基づいて、前記状態を推定する、
請求項１に記載の状態推定装置。
【請求項３】
前記情報取得部は、前記コンテンツの提供前および提供中における前記対象者の前記脳波情報を取得し、
前記状態推定部は、前記コンテンツの提供前の前記脳波情報から、前記コンテンツの提供中の前記脳波情報への変化と、前記生体情報とに基づいて、前記状態を推定する、
請求項２に記載の状態推定装置。
【請求項４】
前記状態推定部は、前記コンテンツの提供前の前記脳波情報における、予め定められた周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、前記コンテンツの提供中の前記脳波情報における、前記周波数帯における脳波の振幅の前記全体振幅に占める割合への変化と、前記対象者の心拍における第１パワースペクトルの大きさの第２パワースペクトルの大きさに対する割合とに基づいて、前記状態を推定し、
前記全体振幅は、アルファ波、ベータ波、シータ波、ガンマ波およびデルタ波の振幅の和であり、
前記第２パワースペクトルの周波数帯域は、前記第１パワースペクトルの周波数帯域よりも高周波数の帯域である、
請求項３に記載の状態推定装置。
【請求項５】
前記状態推定部は、前記コンテンツの提供中における前記第１パワースペクトルの大きさの前記第２パワースペクトルの大きさに対する割合と、前記第１パワースペクトルの大きさの前記第２パワースペクトルの大きさに対する割合の予め定められた心拍閾値との大小関係と、前記コンテンツの提供前における前記周波数帯の前記脳波の振幅の前記全体振幅に占める前記割合から、前記コンテンツの提供中における前記周波数帯の前記脳波の振幅の前記全体振幅に占める前記割合への前記変化とに基づいて、前記状態を推定する、請求項４に記載の状態推定装置。
【請求項６】
前記情報取得部は、共通の前記コンテンツが提供されている複数の前記対象者のそれぞれの前記脳波情報を取得し、
前記状態推定部は、複数の前記対象者のそれぞれの前記脳波情報に基づいて、複数の前記対象者のそれぞれの前記状態を推定し、
複数の前記対象者のそれぞれの前記状態に基づいて、前記コンテンツを制御するコンテンツ制御部をさらに備える、
請求項１から５のいずれか一項に記載の状態推定装置。
【請求項７】
前記情報取得部は、前記コンテンツが提供される、複数の前記対象者のそれぞれの端末を識別する識別情報をさらに取得し、
前記コンテンツ制御部は、複数の前記対象者のそれぞれの前記識別情報と前記状態とに基づいて、前記コンテンツを制御する、
請求項６に記載の状態推定装置。
【請求項８】
前記コンテンツ制御部は、複数の前記対象者をそれぞれの前記状態に基づいて段階に分け、段階に分けた複数の前記対象者のそれぞれの群に提供する前記コンテンツを、それぞれの前記段階における前記状態に応じた前記コンテンツに制御する、請求項７に記載の状態推定装置。
【請求項９】
前記対象者の前記状態に基づいて、前記コンテンツの提供者に、前記対象者の前記状態を予め定められた状態にするための他のコンテンツを提供する提供部をさらに備える、請求項６に記載の状態推定装置。
【請求項１０】
前記情報取得部は、前記対象者の、前記コンテンツの理解度に関する試験結果をさらに取得し、
前記状態推定部は、前記状態推定部が推定した前記状態である推定状態と、前記試験結果とに基づいて、前記対象者の、前記コンテンツの理解状態を判定する、
請求項１から５のいずれか一項に記載の状態推定装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、状態推定装置、状態推定方法および状態推定プログラムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、「学習のフェーズにおいて、・・・脳活動量の変動量を示す第１脳活動データを取得する」と記載されている（請求項１）。
［先行技術文献］
［特許文献］
［特許文献１］特許第６９３５７７４号
【発明の概要】
【０００３】
本発明の第１の態様においては、状態推定装置を提供する。状態推定装置は、コンテンツが提供されている対象者の脳波情報を取得する情報取得部と、対象者の脳波情報に基づいて、コンテンツが提供されている対象者の状態を推定する状態推定部とを備える。
【０００４】
情報取得部は、コンテンツが提供されている対象者の生体情報をさらに取得してよい。状態推定部は、脳波情報と生体情報とに基づいて、状態を推定してよい。
【０００５】
上記いずれかの状態推定装置において、情報取得部は、コンテンツの提供前および提供中における対象者の脳波情報を取得してよい。状態推定部は、コンテンツの提供前の脳波情報から、コンテンツの提供中の脳波情報への変化と、生体情報とに基づいて、状態を推定してよい。
【０００６】
上記いずれかの状態推定装置において、状態推定部は、コンテンツの提供前の脳波情報における、予め定められた周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、コンテンツの提供中の脳波情報における、周波数帯における脳波の振幅の全体振幅に占める割合への変化と、対象者の心拍における第１パワースペクトルの大きさの第２パワースペクトルの大きさに対する割合とに基づいて、状態を推定してよい。全体振幅は、アルファ波、ベータ波、シータ波、ガンマ波およびデルタ波の振幅の和である。第２パワースペクトルの周波数帯域は、第１パワースペクトルの周波数帯域よりも高周波数の帯域である。
【０００７】
上記いずれかの状態推定装置において、状態推定部は、コンテンツの提供中における第１パワースペクトルの大きさの第２パワースペクトルの大きさに対する割合と、第１パワースペクトルの大きさの第２パワースペクトルの大きさに対する割合の予め定められた心拍閾値との大小関係と、コンテンツの提供前における周波数帯の脳波の振幅の全体振幅に占める割合から、コンテンツの提供中における周波数帯の脳波の振幅の全体振幅に占める割合への変化とに基づいて、状態を推定してよい。
【０００８】
上記いずれかの状態推定装置において、情報取得部は、共通のコンテンツが提供されている複数の対象者のそれぞれの脳波情報を取得してよい。状態推定部は、複数の対象者のそれぞれの脳波情報に基づいて、複数の対象者のそれぞれの状態を推定してよい。上記いずれか状態推定装置は、複数の対象者のそれぞれの状態に基づいて、コンテンツを制御するコンテンツ制御部をさらに備えてよい。
【０００９】
上記いずれかの状態推定装置において、情報取得部は、コンテンツが提供される、複数の対象者のそれぞれの端末を識別する識別情報をさらに取得してよい。コンテンツ制御部は、複数の対象者のそれぞれの識別情報と状態とに基づいて、コンテンツを制御してよい。
【００１０】
上記いずれかの状態推定装置において、コンテンツ制御部は、複数の対象者をそれぞれの状態に基づいて段階に分けてよく、段階に分けた複数の対象者のそれぞれの群に提供するコンテンツを、それぞれの段階における状態に応じたコンテンツに制御してよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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