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公開番号2025109010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002651
出願日2024-01-11
発明の名称電子機器及び短絡検出方法
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/52 20200101AFI20250716BHJP(測定;試験)
要約【課題】地絡の原因となる短絡を生じた箇所を特定する。
【解決手段】電子機器は、絶縁電源回路と、コモン線と、入出力回路と、給電線と、短絡電流検出部と、短絡検出部とを有する。絶縁電源回路は、直流電圧が入力される一対の入力端及び一対の出力端を備え、直流電圧を所定の電圧の出力電圧に変換して出力端から出力するとともに一対の入力端のうちの1つが接地される。コモン線は、一対の出力端のうちの1つに接続されて基準電圧を供給する。入出力回路は、コモン線に接続されるとともに外部機器との間において信号の入力及び信号の出力の少なくとも一方を行う。給電線は、入出力回路に電源を供給するとともに地絡検出回路が接続される。短絡電流検出部は、絶縁電源回路の入力端及び出力端が短絡した際に地絡検出回路を介して接地側に流れる短絡電流を検出する。短絡検出部は、短絡電流検出部の検出結果に基づいて短絡を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直流電圧が入力される一対の入力端及び一対の出力端を備え、前記直流電圧を所定の電圧の出力電圧に変換して前記出力端から出力するとともに前記一対の入力端のうちの1つが接地される絶縁電源回路と、
前記一対の出力端のうちの1つに接続されて基準電圧を供給するコモン線と、
前記コモン線に接続されるとともに外部機器との間において信号の入力及び信号の出力の少なくとも一方を行う入出力回路と、
前記入出力回路に電源を供給するとともに地絡検出回路が接続される給電線と、
前記絶縁電源回路の前記入力端及び前記出力端が短絡した際に前記地絡検出回路を介して接地側に流れる短絡電流を検出する短絡電流検出部と、
前記短絡電流検出部の検出結果に基づいて短絡を検出する短絡検出部と
を有する電子機器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記短絡電流検出部は、前記絶縁電源回路及び前記コモン線の何れかのノードに挿入される抵抗の電流を前記短絡電流として検出する請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記直流電圧を前記一対の入力端に伝達する第2の給電線を更に有し、
前記短絡電流検出部は、前記第2の給電線に挿入される抵抗に流れる電流を前記短絡電流として検出する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記短絡電流検出部は、前記一対の出力端に接続される抵抗に流れる電流を前記短絡電流として検出する請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記短絡が検出された場合に、前記絶縁電源回路の前記一対の入力端への前記直流電圧の入力を停止させる停止部を更に有する請求項1乃至4の何れか1つに記載の電子機器。
【請求項6】
前記短絡検出部は、短絡箇所の検出を更に行う請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
直流電圧が入力される一対の入力端及び一対の出力端を備え、前記直流電圧を所定の電圧の出力電圧に変換して前記出力端から出力するとともに前記一対の入力端のうちの1つが接地される絶縁電源回路と、前記一対の出力端のうちの1つに接続されて基準電圧を供給するコモン線と、前記コモン線に接続されるとともに外部機器との間において信号の入力及び信号の出力の少なくとも一方を行う入出力回路と、前記入出力回路に電源を供給するとともに地絡検出回路が接続される給電線とを備える電子機器において、
前記絶縁電源回路の前記入力端及び前記出力端が短絡した際に前記地絡検出回路を介して接地側に流れる短絡電流を検出することと、
前記検出の結果に基づいて短絡を検出することと
を含む短絡検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器及び当該電子機器における短絡検出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
プラントや工場等にて使用される電子機器において、地絡検出回路を備えて地絡事故を検出するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-030099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術では、地絡の原因となる短絡を生じた箇所の特定ができないという問題がある。
【0005】
そこで、本開示では、地絡の原因となる短絡を生じた箇所を特定する電子機器及び当該電子機器における短絡検出方法を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電子機器は、絶縁電源回路と、コモン線と、入出力回路と、給電線と、短絡電流検出部と、短絡検出部とを有する。絶縁電源回路は、直流電圧が入力される一対の入力端及び一対の出力端を備え、上記直流電圧を所定の電圧の出力電圧に変換して上記出力端から出力するとともに上記一対の入力端のうちの1つが接地される。コモン線は、上記一対の出力端のうちの1つに接続されて基準電圧を供給する。入出力回路は、上記コモン線に接続されるとともに外部機器との間において信号の入力及び信号の出力の少なくとも一方を行う。給電線は、上記入出力回路に電源を供給するとともに地絡検出回路が接続される。短絡電流検出部は、上記絶縁電源回路の上記入力端及び上記出力端が短絡した際に上記地絡検出回路を介して接地側に流れる短絡電流を検出する。短絡検出部は、上記短絡電流検出部の検出結果に基づいて短絡を検出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係るI/Oモジュールの等価回路の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る短絡電流の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る短絡電流の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る短絡電流の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る短絡電流の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係るI/Oモジュールの短絡電流の一例を示す図である。
本開示の第1の実施形態に係る短絡検出処理の処理手順の一例を示す図である。
本開示の第2の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。
本開示の第3の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。
本開示の第3の実施形態に係るI/Oモジュールの他の構成例を示す図である。
本開示の第4の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。
本開示の第4の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
本開示の第4の実施形態に係るI/Oモジュールの他の構成例を示す図である。
本開示の第4の実施形態に係るシステムの他の構成例を示す図である。
本開示の第5の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。説明は、以下の順に行う。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
【0009】
(1.第1の実施形態)
[I/Oモジュールの構成]
図1は、本開示の第1の実施形態に係るI/Oモジュールの構成例を示す図である。同図は、I/Oモジュール10の構成例を表す回路図である。I/Oモジュール10は、工場等において測定器等のフィールド機器と信号のやり取りを行うものである。同図のI/Oモジュール10は、接点信号が入力される例を表したものである。なお、I/Oモジュール10は、システム電位(1次側)とフィールド電位(2次側)のそれぞれの電位を基準とする回路を備えており、これらの回路が絶縁部により絶縁される。I/Oモジュール10のフィールド側にはフィールド回路用電源60と地絡検出回路70とが接続される。なお、I/Oモジュール10は、本開示の「電子機器」の一例である。
【0010】
I/Oモジュール10は、絶縁電源回路20と、キャパシタ13と、制御部14と、入出力回路16と、コモン線11と、給電線(高電位給電線61及び低電位給電線62)と、抵抗15と、短絡電流検出部17と、短絡検出部18とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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