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公開番号2025134549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032527
出願日2024-03-04
発明の名称作業支援装置、作業支援システムおよび作業支援方法
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250909BHJP(計算;計数)
要約【課題】少なくともプラントまたはインフラに関する作業について、より簡便に且つより実用性の高い作業支援を行うことを課題とする。
【解決手段】少なくともプラント(P1)またはインフラに関する作業のノウハウ情報を上記作業の作業従事者が作業現場で利用する作業者端末(10)から取得して蓄積し、上記作業に関する問い合わせ情報を受け付けた場合に、大規模言語モデルを使用した生成AIに対し上記ノウハウ情報を用いた回答を生成するように要求する質問を上記問い合わせ情報に基づいて生成し、上記質問に対する上記生成AIからの上記回答に基づいて問い合わせ元である作業者端末(10)への提示情報を生成し、上記提示情報を作業者端末(10)へ送信する制御部(103)、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
少なくともプラントまたはインフラに関する作業のノウハウ情報を前記作業の作業従事者が作業現場で利用する端末装置から取得して蓄積し、
前記作業に関する問い合わせ情報を受け付けた場合に、大規模言語モデルを使用した生成AIに対し前記ノウハウ情報を用いた回答を生成するように要求する質問を前記問い合わせ情報に基づいて生成し、
前記質問に対する前記生成AIからの前記回答に基づいて問い合わせ元である前記端末装置への提示情報を生成し、
前記提示情報を前記端末装置へ送信する制御部、
を備える作業支援装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記ノウハウ情報および前記問い合わせ情報は、前記端末装置によって記録された前記作業に関する画像、音声および該音声から変換されたテキストを少なくとも含み、
前記制御部は、
前記大規模言語モデルの受け入れ可能なモダリティに応じた前記画像、前記音声および前記テキストのうちの少なくともいずれかによる前記質問を生成する、
請求項1に記載の作業支援装置。
【請求項3】
前記大規模言語モデルは、マルチモーダル大規模言語モデルである、
請求項2に記載の作業支援装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ノウハウ情報に含まれる前記画像に関する画像解析を行い、該画像解析の結果をさらに前記ノウハウ情報へ加える、
請求項2に記載の作業支援装置。
【請求項5】
前記画像解析の結果は、前記作業において前記作業従事者が利用する道具の位置、姿勢および該道具の作用点に関する情報を含む、
請求項4に記載の作業支援装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記ノウハウ情報に含まれる前記音声に関する周波数解析を行い、該周波数解析の結果をさらに前記ノウハウ情報へ加える、
請求項2に記載の作業支援装置。
【請求項7】
前記周波数解析の結果は、スペクトログラム画像を含む、
請求項6に記載の作業支援装置。
【請求項8】
前記端末装置は、AR(Augmented Reality)端末である、
請求項1に記載の作業支援装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記AR端末のAR表示空間において前記提示情報が現実空間に重畳されるように前記提示情報を生成する、
請求項8に記載の作業支援装置。
【請求項10】
前記ノウハウ情報は、熟練技術者である前記作業従事者から提供される前記作業に関する技術情報を含む、
請求項1~9のいずれか一つに記載の作業支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業支援装置、作業支援システムおよび作業支援方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場、発電所、変電所または精油施設といった各種プラントや、道路、ガス、電気または上下水道といった各種インフラ等においては、各種の設備や装置、路面や壁面、電線、配管等々の点検や修理、運用、さらには管理といった保全作業が必須である。
【0003】
こうした保全作業においては、熟練技術者の知識と経験則の継承は必要不可欠であるものの、少子高齢化に伴う技術の高齢化や産業構造の変化等により、継承が困難であるという実情がある。
【0004】
このような実情に対し、例えば水処理施設において、熟練技術者の有するノウハウ情報をデータベース化し、対象設備や事象等のキーワードを入力することで所望のノウハウ情報を抽出できる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-118830号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来技術には、少なくともプラントまたはインフラに関する作業について、より簡便に且つより実用性の高い作業支援を行ううえで、さらなる改善の余地がある。
【0007】
例えば上述した従来技術を用いた場合、所望のノウハウ情報を抽出するにあたり、いわゆる5W1H(When,Where,Who,What,Why,How)を前提に、どのような事象か、原因は何か、どういう方法を採るかまで具体的に、テキストでキーワードを入力する必要がある。つまり、上述した従来技術には、煩雑で手間を要するという問題点がある。
【0008】
また、作業従事者は、実際に現場で見る種々の事象に対して疑問が湧くことが多いと考えられるが、上述した従来技術には、作業現場でキーワードの入力が行えるかどうかについての言及がない。このため、上述した従来技術を用いた場合、作業従事者が作業現場で生じた疑問点等を即座に解消できないおそれがある。
【0009】
本発明は、少なくともプラントまたはインフラに関する作業について、より簡便に且つより実用性の高い作業支援を行うことができる作業支援装置、作業支援システムおよび作業支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一側面に係る作業支援装置は、少なくともプラントまたはインフラに関する作業のノウハウ情報を前記作業の作業従事者が作業現場で利用する端末装置から取得して蓄積し、前記作業に関する問い合わせ情報を受け付けた場合に、大規模言語モデルを使用した生成AIに対し前記ノウハウ情報を用いた回答を生成するように要求する質問を前記問い合わせ情報に基づいて生成し、前記質問に対する前記生成AIからの前記回答に基づいて問い合わせ元である前記端末装置への提示情報を生成し、前記提示情報を前記端末装置へ送信する制御部、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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