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公開番号2025132745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030513
出願日2024-02-29
発明の名称情報処理装置及び情報処理方法
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 11/10 20060101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約【課題】プログラムを正常に動作できる情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、外部記憶部から読み出されたプログラムを内部記憶部に書き込み、前記内部記憶部から読み出されたプログラムを実行する制御部を有する。情報処理装置は、前記外部記憶部から読み出されたプログラムの命令又はデータのパリティ値を算出し、前記命令又は前記データ、及び前記パリティ値を前記内部記憶部に書き込む書込み制御部を有する。情報処理装置は、前記内部記憶部から読み出された前記プログラムの命令又はデータのパリティ値に基づき、前記プログラムの命令又はデータのエラーの有無を判定する読み出し制御部を有する。情報処理装置は、前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から再度読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記制御部及び前記書込み制御部に転送する転送部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部記憶部から読み出されたプログラムを内部記憶部に書き込み、前記内部記憶部から読み出されたプログラムを実行する制御部を有する情報処理装置であって、
前記外部記憶部から読み出されたプログラムの命令又はデータのパリティ値を算出し、前記命令又は前記データ、及び前記パリティ値を前記内部記憶部に書き込む書込み制御部と、
前記内部記憶部から読み出された前記プログラムの命令又はデータのパリティ値に基づき、前記プログラムの命令又はデータのエラーの有無を判定する読み出し制御部と、
前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から再度読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記制御部及び前記書込み制御部に転送する転送部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記転送部は、
前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から前記プログラムの命令又はデータを再度読み出すリロード部と、
前記エラーがある場合に、前記リロード部にて再度読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記制御部に転送すると共に、前記エラーがない場合に、前記内部記憶部から読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記制御部に転送する出力部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記転送部と前記制御部とを接続する第1のバスと、
前記外部記憶部と前記転送部とを接続する第2のバスと、を有し、
前記リロード部は、
前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から前記第2のバスを経由して前記プログラムの命令又はデータを再度読み出し、再度読み出した前記プログラムの命令又はデータを前記出力部及び前記書込み制御部に転送すると共に、
前記出力部は、
前記エラーがある場合に、前記リロード部にて再度読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記第1のバスを経由して前記制御部に転送すると共に、前記エラーがない場合に、前記内部記憶部から読み出した前記プログラムの命令又はデータを前記第1のバスを経由して前記制御部に転送することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記書込み制御部は、
前記リロード部にて再度読み出された前記プログラムの命令又はデータのパリティ値を算出し、再度読み出された前記プログラムの命令又はデータ及び、算出したパリティ値を前記内部記憶部に書き込むことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
外部記憶部から読み出されたプログラムを内部記憶部に書き込み、前記内部記憶部から読み出されたプログラムを実行する制御部を有する情報処理装置が、
前記外部記憶部から読み出されたプログラムの命令又はデータのパリティ値を算出し、前記命令又は前記データ、及び前記パリティ値を前記内部記憶部に書き込み、
前記内部記憶部から読み出された前記プログラムの命令又はデータのパリティ値に基づき、前記プログラムの命令又はデータのエラーの有無を判定し、
前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から再度読み出されたプログラムの命令又はデータを前記制御部に転送する
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の情報処理装置では、IC(Integrated Circuit)と、ICで実行するプログラム等の情報を記憶する外部ROM(Read Only Memory)とを有する。ICは、通常、外部ROMに比較してIC内部にあるRAMの方がプログラムに対して高速にアクセスできるため、プログラムの高速処理を実現できる。
【0003】
一般的にプログラムが記憶されているRAMでは、何等かの原因により、記憶されているプログラムの1ビットの反転、例えば、ビット反転が発生した場合、プログラムが正常に実行されないことが考えられる。とりわけ、プラントの制御システムのように安定稼働が求められるシステムにおいては、ビット反転による動作異常は大きな影響を与えることになる。
【0004】
ビット反転の原因としては、例えば、永続的な故障となるハードエラーや、一過性のソフトエラーが考えられる。ハードエラーは物理的な要因によって引き起こされ、経年劣化や過電圧による故障等が原因となり、物理的な故障であるため、電源リセット等ではハードエラーを修復することができない。これに対して、ソフトエラーでは、例えば、放射線に含まれる中性子線や電磁ノイズ等の外的要因によって引き起こされる現象である。従って、ソフトエラーでは、ハードウェア自体は健全であるため、電源リセット等で正しい値に書き戻すことでソフトエラーを修復することができる。
【0005】
また、近年、デバイスの性能向上や省エネルギの観点から半導体の微細化や省電力化が求められている一方で、これらの微細化や省電力化に伴い、放射線や電磁ノイズ等の外部からの影響に対する半導体の耐性が低くなるため、ソフトエラーの発生率が高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-18414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、従来の情報処理装置では、プログラムのソフトエラーが発生した場合でも、ソフトエラーを解消して正常なプログラムの動作を継続できる情報処理装置が求められているのが実情である。
【0008】
一つの側面では、正常なプログラムの動作を継続できる情報処理装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願が開示する情報処理装置では、1つの態様において、外部記憶部から読み出されたプログラムを内部記憶部に書き込み、前記内部記憶部から読み出されたプログラムを実行する制御部を有する。情報処理装置は、前記外部記憶部から読み出されたプログラムの命令又はデータのパリティ値を算出し、前記命令又は前記データ、及び前記パリティ値を前記内部記憶部に書き込む書込み制御部を有する。情報処理装置は、前記内部記憶部から読み出された前記プログラムの命令又はデータのパリティ値に基づき、前記プログラムの命令又はデータのエラーの有無を判定する読み出し制御部を有する。更に、情報処理装置は、前記エラーがある場合に、前記外部記憶部から再度読み出された前記プログラムの命令又はデータを前記制御部及び前記書込み制御部に転送する転送部を有する。
【発明の効果】
【0010】
一つの態様によれば、正常なプログラムの動作を継続できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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