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公開番号2025112539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006828
出願日2024-01-19
発明の名称設定装置、設定方法及び設定プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08C 19/02 20060101AFI20250725BHJP(信号)
要約【課題】ループの低電力化を実現することを課題とする。
【解決手段】設定装置10は、物理量を電流値へ変換する変換器と、変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行する通信部と、第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、第1の電流出力範囲および第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する設定部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物理量を電流値へ変換する変換器と、前記変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行する通信部と、
前記第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、前記第1の電流出力範囲および前記第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する設定部と、
を有することを特徴とする設定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記第2の電流出力範囲の取得が成功する場合、前記入出力装置から取得された第2の電流出力範囲の最小電流値と、前記変換器から取得された第2の電流出力範囲の最小電流値との2つの最小電流値のうち大きい方の最小電流値を前記伝送信号の電流出力として設定することを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記第2の電流出力範囲の取得が失敗する場合、前記第1の電流出力範囲の最小電流値を前記伝送信号の電流出力として設定することを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記通信が失敗し、かつ前記第2の電流出力範囲の取得が失敗する場合、前記入出力装置に定義された第2の電流出力範囲と、前記変換器に定義された第2の電流出力範囲との2つの第2の電流出力範囲が互いに重複する共通範囲の操作入力を受け付け、当該操作入力を受け付けた共通範囲を前記伝送信号の電流出力として設定することを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項5】
前記設定部により設定された第2の電流出力範囲の最小電流値および最大電流値に基づいて、前記伝送信号の電流値をプロセス値へ変換する変換部をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の設定装置。
【請求項6】
前記入出力装置から前記変換器へ前記ループを介して供給される供給電圧を、標準の供給電圧値以下であり、かつ前記入出力装置および前記変換器が動作可能である下限値まで下げる調整を実行する電圧調整部をさらに有し、
前記設定部は、前記供給電圧として、前記電圧調整部により調整された供給電圧の下限値を設定することを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項7】
前記電圧調整部は、前記入出力装置および前記変換器が動作可能である下限値をリニア探索またはバイナリ探索により探索することを特徴とする請求項6に記載の設定装置。
【請求項8】
前記第1の電流出力範囲は、4-20mAであることを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項9】
前記通信は、HART(Highway Addressable Remote Transducer)であることを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
【請求項10】
物理量を電流値へ変換する変換器と、前記変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行し、
前記第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、前記第1の電流出力範囲および前記第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する、
処理をプロセッサが実行することを特徴とする設定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設定装置、設定方法及び設定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
プラント等において差圧、温度、流量等の物理量を計測する場合、2線式変換器が用いられる。2線式変換器は、流量や差圧等の測定値を計装統一信号の電流出力範囲である4-20mAの電流値に変換し、電源および信号のラインが同一のケーブルに共用化された2線により形成されるループを介して電源供給元である入出力装置へ伝送する。入出力装置は、24Vの直流電圧を2線式変換器へ供給するとともに、2線式変換器から伝送された4-20mAの電流値を、システムが要求する信号に変換する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-92971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の4-20mAは、IEC(International Electrotechnical Commission)で制定された計装用伝送信号として世界標準であるが故、不可侵の領域として手つかずのままであるので、上記のループの低電力化が困難となっている側面がある。
【0005】
本発明は、ループの低電力化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面にかかる設定装置は、物理量を電流値へ変換する変換器と、前記変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行する通信部と、前記第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、前記第1の電流出力範囲および前記第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する設定部と、を有する。
【0007】
本発明の一側面にかかる設定方法では、物理量を電流値へ変換する変換器と、前記変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行し、前記第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、前記第1の電流出力範囲および前記第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する、処理をプロセッサが実行する。
【0008】
本発明の一側面にかかる設定プログラムは、物理量を電流値へ変換する変換器と、前記変換器から入力される電流値をシステムへ出力する入出力装置との間で形成されるループを介する伝送信号の電流出力範囲であって、第1の電流出力範囲よりも最小電流値または最大電流値が小さい第2の電流出力範囲を取得する通信を実行し、前記第2の電流出力範囲の取得が成功するか否かに基づいて、前記第1の電流出力範囲および前記第2の電流出力範囲のいずれかに対応する電流出力を設定する、処理をプロセッサに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
一実施形態によれば、ループの低電力化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、設定装置の機能構成例を示すブロック図である。
図2は、ループ全体の動作例を示す模式図である。
図3は、HART通信の一例を示す図である。
図4は、経路抵抗の一例を示す模式図である。
図5は、低電流モードの電流設定例を示す図である。
図6は、モード別の電力削減効果を示す図である。
図7は、モード8の動作例を示す模式図である。
図8は、モード1の動作例を示す模式図である。
図9は、設定処理の手順を示すフローチャート(1)である。
図10は、設定処理の手順を示すフローチャート(2)である。
図11は、入出力装置および変換器の機能構成例を示すブロック図である。
図12は、入出力装置および2線式変換器の動作を示すシーケンス図である。
図13は、低電流モードおよび低電圧モードの適用範囲の一例を示す図である。
図14は、ハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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