TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025089873
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204813
出願日
2023-12-04
発明の名称
情報処理装置、情報処理システム及び情報処理装置の制御方法
出願人
横河電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06F
15/167 20060101AFI20250609BHJP(計算;計数)
要約
【課題】各デバイスのサイズを小さく抑えつつ処理能力の低下を軽減する。
【解決手段】プロセッサ101及びFPGA102は、アクセスリクエストを行う。メモリ103は、プロセッサ101及びFPGA102からアクセスリクエストを受け付ける。バスは、プロセッサ101とFPGA102とにより共有されるメモリ103への共有接続経路、共有接続経路にプロセッサ101を接続する第1経路及び接続経路にFPGA102を接続する第2経路とを有する。制御IC104は、FPGA102によるメモリ103へのアクセスの間、第1経路を遮断する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
アクセスリクエストを行う第1デバイス及び第2デバイスと、
前記第1デバイス及び前記第2デバイスから前記アクセスリクエストを受け付ける第3デバイスと、
前記第1デバイスと前記第2デバイスとにより共有される前記第3デバイスへの共有接続経路、前記共有接続経路に前記第1デバイスを接続する第1経路及び前記共有接続経路に前記第2デバイスを接続する第2経路を有するバスと、
前記第2デバイスによる前記第3デバイスへのアクセスの間、前記第1経路を遮断する第1制御ICと
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記第2デバイスは、自己が前記第3デバイスにアクセスしている場合、前記第1制御ICに対して出力する第1信号を有効化し、自己が前記第3デバイスにアクセスしていない場合、前記第1デバイスが前記アクセスリクエストを行うと前記第1信号を無効化し、
前記第1制御ICは、前記第1信号が有効化されると前記第1経路を遮断し、前記第1信号が無効化されると前記第1経路を接続する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1制御ICは、前記第1デバイスが前記アクセスリクエストを行った場合、前記第2デバイスに対して出力する第2信号を有効化し、
前記第2デバイスは、前記第2信号が有効化された場合、前記第1信号を無効化する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2デバイスは、
前記第1デバイスの前記第3デバイスへのアクセスのための制御線の使用状況を基に、前記第1デバイスが前記第3デバイスにアクセスしているか否かを判定し、
前記第1デバイスが前記第3デバイスにアクセスしていない場合、前記第1制御ICに対して出力する第1信号を有効化する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2デバイスは、前記第1制御ICに対して出力する第1信号を前記第1デバイスに対しても出力し、
前記第1デバイスは、前記第1信号が有効化されるとアクセス待ち状態に遷移する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2デバイスは、前記第1デバイスが前記第3デバイスにアクセスしている場合、前記アクセスリクエストを行わないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第1制御ICは、前記第1デバイスが前記アクセスリクエストを行った場合、前記第2デバイスに対して出力する第2信号を有効化し、
前記第2デバイスは、前記第2信号が有効化された場合、前記第1デバイスが前記第3デバイスにアクセスしていると判定して、前記アクセスリクエストを行わない
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記バスにおいて前記共有接続経路に第3経路を用いて接続され、前記アクセスリクエストを行う第4デバイスと、
前記第1デバイス又は前記第2デバイスの前記第3デバイスへのアクセスの間、前記第3経路を遮断する第2制御ICとをさらに備え、
前記第1制御ICは、前記第2デバイス又は前記第4デバイスの前記第3デバイスへのアクセスの間、前記第1経路を遮断する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1デバイス及び前記第2デバイスは、前記バスの使用を調停する機能を有さないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置及び補助記憶装置を有する情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
アクセスリクエストを行う第1デバイス及び第2デバイスと、
前記第1デバイス及び前記第2デバイスから前記アクセスリクエストを受け付ける第3デバイスと、
前記第1デバイスと前記第2デバイスとにより共有される前記第3デバイスへの共有接続経路、前記共有接続経路に前記第1デバイスを接続する第1経路及び前記共有接続経路に前記第2デバイスを接続する第2経路を有するバスと、
前記第2デバイスによる前記第3デバイスへのアクセスの間、前記第1経路を遮断する第1制御ICとを備える
ことを特徴とする情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、情報処理装置では、プロセッサ等の各種デバイス間を同一のバス上に接続することが一般的であった。例えば、従来の情報処理装置では、同一バス上にプロセッサ、FPGA(Field Programmable Gate Array)及びメモリが接続される。FPGAは、例えば、USBデバイス等の他のデバイスが複数接続され、それぞれのデバイスのバスアクセスの調停等を行うといった機能を有する。このような情報処理装置では、パラレルバスが用いられる。そして、デバイス同士は、バス通信用にアドレス線、データ線及び制御線により接続される。
【0003】
ここで、上記構成においてFPGAに代えてもしくは追加して、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が配置される場合もある。以下の説明では、FPGAが接続される場合を例に説明するが、FPGAではなくASICを用いる構成でも良いし、FPGAとともにASICが用いられる構成でもよい。ここでは、FPGA及びASICをまとめて、カスタム可能集積回路と呼ぶ場合がある。
【0004】
一般的に、同一バス上に複数のデバイスが接続されている場合、それぞれのデバイスの役割によってアクセスリクエストする側とアクセスリクエストされる側に分かれる。アクセスリクエストをする側のデバイスは、マスタと呼ばれ、アクセスリクエストをされる側のデバイスはスレーブと呼ばれる。同一バス上で複数のマスタが存在する構成は、マルチマスタと呼ばれる。マルチマスタでは、一般的にバスアクセスを調停するバスアービトレーション機能が用いられる。バスアービトレーション機能を有するデバイスを搭載する情報処理装置では、デバイス間のバス通信用にバスアービトレーション線が加えられる。
【0005】
このように、従来の情報処理装置は同一バス上に複数のマスタが存在するマルチマスタでアクセスできる構成を想定して設計されてきたが、最近の情報処理装置では、多くの機能を1デバイスに集約し、1デバイスがマスタとなる構成の導入が進んでいる。このような構成では、バスアービトレーション機能を有さないデバイスが用いられることが多い。バスアービトレーション機能を有さないデバイスを用いる場合、デバイス間にバスアービトレーション経路は配置されなくなる。
【0006】
ただし、バスアービトレーション機能を有さないデバイスを複数同一バス上に接続した場合、以下のような問題が発生する。例えば、同一バス上にプロセッサ、FPGA及びメモリが接続されており、プロセッサ及びFPGAがマスタとして、スレーブであるメモリにアクセスする構成を例に説明する。この構成では各デバイスがバスアービトレーション機能を有さないため、バスアービトレーション信号を使用したバス使用権の調停がデバイス間で行えない。そのため、FPGAがメモリにアクセスしている最中にプロセッサがメモリにアクセスしてしまうことで、バス衝突が発生するおそれがある。
【0007】
このようなバス衝突を回避するための構成として、プロセッサとFPGAとを第1のバスで接続し、FPGAとメモリとを第2のバスで接続する構成が考えられる。この場合、プロセッサとFPGAとの間ではプロセッサがマスタとなりかつFPGAがスレーブとなり、FPGAとメモリとの間ではFPGAがマスタとなりかつメモリがスレーブとなる。プロセッサはFPGAを介してメモリにアクセスし、FPGAがプロセッサと自己のメモリへのアクセスとの調停を行う。この場合、プロセッサとFPGAとの間を接続するレスポンス待機信号線が配置される。レスポンス待機信号は、FPGAにより有効化され、プロセッサをレスポンス待機状態にする役割を有する。
【0008】
なお、情報処理装置におけるバスアービトレーション機能を用いたデバイス間の通信技術として、バスマスタの処理を単一の処理に制限し、かつ、他のマスタに信号を送ってバスマスタになることを抑制する技術が提案されている。また、マルチマスタバスを占有する時間を設定し、設定時間を越えた場合にアクセスを停止させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特表2017-505495号公報
特開平02-071356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、FPGAとプロセッサとの間に信号線が配線され、かつ、FPGAとメモリとの間にそれぞれ信号線が配線されるため、FPGAが多くのピン数を有することになる。そのため、FPGAの巨大化及びその巨大化による高コスト化が問題となる。また、プロセッサとメモリとの間の通信にFPGAが介在することになり、プロセッサのメモリに対するアクセス時間が増加し、バス通信のパフォーマンスの悪化による処理能力の低下のおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
横河電機株式会社
ガス分析計及びガス分析方法
8日前
横河電機株式会社
視点補正を伴う熱イメージング
22日前
横河電機株式会社
光パルス試験器及びプログラム
27日前
横河電機株式会社
ガス測定装置およびガス測定方法
16日前
横河電機株式会社
装置、システム、方法およびプログラム
21日前
横河電機株式会社
制御装置
6日前
横河電機株式会社
情報処理装置、情報処理システム及び情報処理装置の制御方法
2日前
横河電機株式会社
検知装置、時刻同期方法、時刻同期プログラム、及び検知システム
1日前
個人
対話装置
6日前
個人
情報処理装置
6日前
個人
物品給付年金
1か月前
個人
政治のAI化
29日前
個人
在宅介護システム
1か月前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
人物再現システム
2か月前
個人
情報処理装置
2日前
個人
プラグインホームページ
20日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
1か月前
個人
情報入力装置
6日前
個人
物価スライド機能付生命保険
6日前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
個人
マイホーム非電子入札システム
6日前
個人
電話管理システム及び管理方法
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
27日前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
1か月前
株式会社CROSLAN
支援装置
1か月前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
9日前
サクサ株式会社
カードの制動構造
8日前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
29日前
シャープ株式会社
電子機器
29日前
個人
日誌作成支援システム
2か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
29日前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
1か月前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
22日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
12日前
村田機械株式会社
割当補助システム
12日前
続きを見る
他の特許を見る