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公開番号2025091720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207142
出願日2023-12-07
発明の名称養殖設備
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A01K 63/04 20060101AFI20250612BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
安全性の高い養殖水を生成可能な養殖設備を提供する。
【解決手段】
本開示の一態様に係る養殖設備は、養殖水を貯留可能な生簀と、前記生簀に養殖水を供給する供給ラインと、前記供給ラインに位置し、養殖水に紫外線を照射するUV殺菌装置と、前記供給ラインの前記UV殺菌装置よりも下流の部分に位置し、前記UV殺菌装置により紫外線を照射した後の養殖水に酸素を溶解させる酸素溶解装置と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
養殖水を貯留可能な生簀と、
前記生簀に養殖水を供給する供給ラインと、
前記供給ラインに位置し、養殖水に紫外線を照射するUV殺菌装置と、
前記供給ラインの前記UV殺菌装置よりも下流の部分に位置し、前記UV殺菌装置により紫外線を照射した後の養殖水に酸素を溶解させる酸素溶解装置と、を備えている、養殖設備。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記供給ラインの前記UV殺菌装置よりも上流の部分に位置するろ過装置をさらに備えている、請求項1に記載の養殖設備。
【請求項3】
前記供給ラインに養殖水となる水を取り込む取水ポンプと、
前記供給ラインに位置する搬送ポンプと、をさらに備えている、請求項1に記載の養殖設備。
【請求項4】
前記搬送ポンプは、前記供給ラインの前記UV殺菌装置よりも上流の部分に位置している、請求項3に記載の養殖設備。
【請求項5】
前記供給ラインの前記搬送ポンプよりも上流の部分に位置し、養殖水を一時的に貯留するバッファタンクをさらに備えている、請求項3に記載の養殖設備。
【請求項6】
前記搬送ポンプの吐出揚程は、前記取水ポンプの吐出揚程よりも大きい、請求項3に記載の養殖設備。
【請求項7】
前記供給ラインの前記バッファタンクよりも上流の部分に位置し、養殖水が自重により通過できるろ過フィルタを含み、前記ろ過フィルタを通過した養殖水が前記バッファタンクに落下するろ過装置をさらに備えている、請求項5に記載の養殖設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、養殖設備に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
養殖設備に関する技術として、特許文献1には、純酸素を酸素溶解装置で機械的に飼育水と同一の水に溶解させ、この溶解された高濃度酸素水を飼育水に注水し、魚介類を飼育する方法が開示されている。特許文献1に記載の酸素溶解装置を用いることで、養殖設備の飼育効率を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-237447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、養殖対象にとって安全性の高い養殖水を生成するには養殖水の殺菌が求められる。例えば、養殖水に紫外線を照射すればUV殺菌を行うことができる。ただし、溶存酸素濃度が高い養殖水に紫外線を照射すると、養殖水に含まれる大量の酸素がオゾンに変化する。オゾンは強い酸化力を有するため、過度のオゾンの発生は養殖対象にとって好ましくない。したがって、溶存酸素濃度が高い養殖水に紫外線を照射することは、安全性の高い養殖水の生成に逆行するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、安全性の高い養殖水を生成可能な養殖設備を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る養殖設備は、養殖水を貯留可能な生簀と、前記生簀に養殖水を供給する供給ラインと、前記供給ラインに位置し、養殖水に紫外線を照射するUV殺菌装置と、前記供給ラインの前記UV殺菌装置よりも下流の部分に位置し、前記UV殺菌装置により紫外線を照射した後の養殖水に酸素を溶解させる酸素溶解装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、安全性の高い養殖水を生成可能な養殖設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、養殖設備の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係る養殖設備100について説明する。図1は、養殖設備100の概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る養殖設備100は、生簀11と、供給ライン12と、取水ポンプ13と、ろ過装置14と、バッファタンク15と、搬送ポンプ16と、UV殺菌装置17と、酸素溶解装置18と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
【0010】
<生簀>
生簀11は、養殖対象の水棲生物を収容する部分である。本実施形態では、水棲生物は魚である。生簀11は、陸上に設置されていてもよく、水中に設置されていてもよい。また、生簀11の形状は限定されない。生簀11は、養殖水を貯留することができる。養殖水は、海水であってもよく淡水であってもよい。生簀11には供給ライン12から養殖水が供給される。また、生簀11が貯留する養殖水は排出口21を介して外部へ排出される。生簀11が貯留する養殖水は連続的に入れ替えられてもよく、定期的に入れ替えられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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