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公開番号2025105078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223375
出願日2023-12-28
発明の名称液化ガス運搬船
出願人川崎重工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B63B 11/02 20060101AFI20250703BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】
推進機関とは別に気化ガス燃料装置を備える液化ガス運搬船であって、より安全性の高い液化ガス運搬船を提供する。
【解決手段】
本開示の一態様に係る液化ガス運搬船は、機関室を含む船体と、前記機関室に位置し、前記船体を推進させる推進機関と、前記船体の貨物エリアに位置し、運搬対象である液化ガスを貯留する貨物タンクと、前記液化ガスが気化した気化ガスを燃料とする気化ガス燃料装置と、前記機関室から独立した区画であり、前記気化ガス燃料装置を収容する独立区画室と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
機関室を含む船体と、
前記機関室に位置し、前記船体を推進させる推進機関と、
前記船体の貨物エリアに位置し、運搬対象である液化ガスを貯留する貨物タンクと、
前記液化ガスが気化した気化ガスを燃料とする気化ガス燃料装置と、
前記機関室から独立した区画であり、前記気化ガス燃料装置を収容する独立区画室と、を備えている、液化ガス運搬船。
続きを表示（約 190 文字）【請求項２】
前記独立区画室は前記機関室に隣接している、請求項１に記載の液化ガス運搬船。
【請求項３】
前記独立区画室は前記船体の暴露甲板上に位置している、請求項１に記載の液化ガス運搬船。
【請求項４】
前記独立区画室及び前記機関室は、前記船体の前記貨物エリアよりも後方に位置する船尾エリアに位置している、請求項１に記載の液化ガス運搬船。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、液化ガス運搬船に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
下記の特許文献１には、液化ガスを運搬する液化ガス運搬船が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－２４４９１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
液化ガス運搬船は、推進機関とは別に、液化ガスが気化した気化ガスを燃料とする気化ガス燃料装置を備える場合がある。当然ながら気化ガス燃料装置の安全性は十分に担保されているが、発明者らは、さらに高い安全性を目指して、気化ガス燃料装置の配置場所を検討した。
【０００５】
本開示は、推進機関とは別に気化ガス燃料装置を備える液化ガス運搬船であって、より安全性の高い液化ガス運搬船の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る液化ガス運搬船は、機関室を含む船体と、前記機関室に位置し、前記船体を推進させる推進機関と、前記船体の貨物エリアに位置し、運搬対象である液化ガスを貯留する貨物タンクと、前記液化ガスが気化した気化ガスを燃料とする気化ガス燃料装置と、前記機関室から独立した区画であり、前記気化ガス燃料装置を収容する独立区画室と、を備えている。
【発明の効果】
【０００７】
上記の構成によれば、推進機関とは別に気化ガス燃料装置を備える液化ガス運搬船であって、より安全性の高い液化ガス運搬船を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、液化ガス運搬船の側面図である。
図２は、船尾エリア付近の拡大側面図である。
図３は、液化ガス運搬船の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施形態について説明する。図１は、液化ガス運搬船１００の側面図である。液化ガス運搬船１００は、液化ガスを運搬する船である。本実施形態に係る液化ガス運搬船１００は、運搬対象である液化ガスの一部を燃料として使用する。また、本実施形態では、液化ガス運搬船１００が運搬する液化ガスは液化水素である。ただし、液化ガスは液化水素に限らず、例えば液化天然ガス等であってもよい。
【００１０】
図１に示すように、液化ガス運搬船１００は、船体１０と、推進機関２０と、貨物タンク３０と、気化ガス燃料装置４０と、独立区画室５０と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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