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公開番号
2025035944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023153975
出願日
2023-09-01
発明の名称
コンパクトシティ船
出願人
個人
代理人
主分類
B63B
29/00 20060101AFI20250306BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】 先進国において、ワークライフバランス、働き方改革、男性の育児参加が時代の潮流となり、制度および意識の変化が進行している現状において、海軍の軍人は、艦隊勤務という特殊な事情から、長期に渡って家族と離散した生活を余儀なくされる結果、優秀な人材が海軍を敬遠するようになり、海軍の質が低下していることは、各国が抱える共通の悩みであり、国防上の重要課題である。
【解決手段】 艦隊勤務をしている海軍の軍人が、毎日、家族と共に自宅で生活できるように、家族が居住する官舎、および全ての生活利便施設を専用のクルーズ船に搭載して、艦隊から適度に離れた海域に停泊または航行して、職場(艦船)と自宅(コンパクトシティ船)が定時にインターセプトして、乗組員が移動することで、朝の出勤と夕方の帰宅という、通常のライフスタイルを実現する機能を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
海上を航行する船舶の内部に、通信衛星を介してテレワークに必要なネット環境を整備したコンドミニアム(マンション)と、市街地と同じ生活関連施設(ショッピングモール、保育所、学校、病院、市役所、銀行、警察、消防、郵便局、教会、図書館、美容室、スポーツ施設、娯楽施設、遊興施設、飲食店、緑地公園、その他)を搭載して、利便性と快適性が満足できる生活機能を設けたことを特徴とするコンパクトシティ船。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
船体の両舷にアコーディオン型の可動域の大きいボーディング・ブリッジ、艦船の艦首付近と艦尾付近に向かって伸びる、先端にフック、マグネット、その他の連結器を装着した連結棒、その近傍のクッション・バルーンによって、安全、正確、迅速な移動を補助する機能を設けたことを特徴とする請求項1のコンパクトシティ船。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、市街地の生活環境を海上で実現できるコンドミニアム(マンション)および各種の生活関連施設を搭載したコンパクトシティ船に関するものである。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、人間が生活の拠点とする住居は、地上に固定されていて動かないから、固定資産または不動産と呼ばれている。クルーズ船は、陸地を離れて海上を移動するから、動産である。クルーズ船の客室は、「住居」ではなく「ホテル」であり、利用者は「生活」ではなく「滞在」している。生活の拠点を一時的に離れて、非日常の旅行を楽しんでいるだけである。客室がホテルではなく分譲マンションになっていて、その区分所有権を有する者が生活の拠点とするクルーズ船は、現在(21世紀の第1四半期)のところ、世界のどこにも就航していない。
【先行技術文献】
【】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。
海軍の軍人は、艦隊勤務という宿命的な義務を負っているため、単身赴任が原則であり、長期に渡って家族と離れて暮らさなければならない。時代が進歩するにつれて、社会全体がワークライフバランスを重視するようになっても、海軍の軍人だけは、劣悪な生活環境を強いられている。そのため、優秀な人材が海軍を敬遠するようになり、海軍の質の低下が危惧されている。これは、世界各国の軍隊が共通して抱える問題であり、国防上の重要課題である。
家族は、人間にとって最も大切な存在であり、家族と一緒に仲良く暮らすことは人間に幸福をもたらしている。倦怠期を迎えた夫婦や反抗期を迎えたローティーンによって構成される家族は別としても、結婚したばかりの新婚夫婦や、幼い子供を育てている若い夫婦は、何週間も何ヶ月も、離れ離れに暮らさなければならない生活が常態化して、何年も延々と続くことは悲劇である。若く健康な肉体を持ちながら、夫婦生活がない不満から浮気、離婚へと発展したケースや、子供と触れ合う機会を逸して、成長した子供から顔を忘れられたケースは、枚挙にいとまがない。そんな離散生活の不幸にまつわる情報が拡散して、独身の艦隊勤務の軍人は、恋人に恵まれる機会も少ない。
一般の会社員であれば、1日の仕事が終われば、職場の人間関係から解放されて、家族の元へ帰り、リラックスしてストレス解消ができる。しかし、海軍の軍人は、1日の仕事が終わっても、職場の人間関係から解放されず、同僚や上官と寝食を共にしなければならない。艦船という社会から隔離された閉鎖空間で、ワークライフバランスが完全に失われた集団生活は、精神衛生上好ましくない。環境負荷が蓄積される結果、自律神経に起因する疾病の発症リスクを高めている。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
陸軍と空軍の軍人は、どこに転勤しても、基地の周辺に官舎があるから、家族と一緒に生活することができる。
それならば海軍の軍人も、官舎を街ごと船に載せて、艦隊の通勤範囲内に停泊させて、朝に出勤、夕方に帰宅、というライフスタイルを実現すればよい。
クルース船が、ホテル、レストラン、娯楽施設が中心となっているのに対して、コンパクトシティ船は、居住のためのコンドミニアム(マンション)だけでなく、市街地の生活環境と同じ、ショッピングモール、保育所、学校、病院、市役所、銀行、スポーツ施設、娯楽施設、その他の生活利便施設を完備する。
そして、人工衛星を介した情報通信によって「テレワーク」が可能となるネット環境を整備し、全室に回線の端末を設けることで、軍人の家族は、船上の官舎で生活しながら、それぞれの仕事を継続することができる。
本発明は、以上の構成よりなるコンパクトシティ船である。
【発明の効果】
【0005】
クルーズ船で旅行することは優雅で贅沢なパブリックイメージがあるから、クルーズ船と同じ規模、規格、仕様、品質のコンパクトシティ船で生活することも、羨望の対象となり、海軍の人気が上昇して、優秀な人材が集まるようになる。
クルーズ船であれば高額な費用を負担しなければならないが、コンパクトシティ船は、あくまでも官舎なので費用負担が無い。
子供は、船内で地上の学校と同じ学校教育を受けられるだけでなく、世界各国に寄港できる貴重な体験を通して、人格形成期に異文化と接して見聞を広げることができる。
情報通信技術の進歩によって、「テレワーク」という働き方が定着した現在、遠隔地に自宅があることが勤務に支障をきたさなくなった。会社から遠く離れたリゾート地で仕事をするスタイルと同様に、人工衛星を利用することにより、海上においても仕事ができる。テレワークが不可能な職種の場合は、船内施設の従業員または事業主になる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の平面図である。(移動方法の一例)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明は、海軍で艦隊勤務している軍人のワークライフバランスを改善することを目的としている。艦船の乗組員が、毎日、家族と共に自宅で生活し、自宅から職場に出勤し、1日の勤務を終えたら職場から自宅に帰ることができるように、家族が生活するコンドミニアム(マンション)、および全ての生活関連施設を搭載した専用の大型船である。
平時において、コンパクトシティ船は艦船から適度に離れた海域に停泊または航行しており、1日に朝と夕方の2回、所定の時刻に艦船とコンパクトシティ船が並走して、コンパクトシティ船から伸びたボーディング・ブリッジ(連絡通路)で艦船の乗組員が移動する。艦船が複数ある場合は時間差を設ける。
デイダイムは、艦船の乗組員は通常の任務、訓練、演習などに従事し、コンパクトシティ船の家族はそれぞれの事情により、テレワーク、家事、娯楽などをして自由に過ごす。子供は学校で授業を受ける。ナイトタイムは、艦船の乗組員と家族が一緒に過ごす、一家団欒のプライベートタイムとなる。
【0008】
コンドミニアム(マンション)は、ホテルと異なり日常の生活空間であるから、生活に必要な設備器具を備えている。船内にはレストランはあるが、通常はスーパーマーケットで買物をして、冷蔵庫に食材を入れ、キッチンで調理する。洗濯は洗濯機を使用し、掃除は掃除機で、ベッドメーキングもセルフで行う。
買物は、スーパーマーケット、ホームセンター、各種の専門店、コンビニエンスストアで行う。外食は、レストラン、各種の飲食店、喫茶店、パブ、バー、居酒屋、FC加盟店(ハンバーガー、フライドチキン、コーヒー、アイスクリーム、ドーナツなど)がある。
子供は、年齢によって0歳から18歳まで幅があるが、それぞれの年齢に応じて、保育所、エレメンタリースクール(小学校)、ハイスクール(中学校・高校)に配分する。学校というよりは、収容人数から教室と表現したほうが適切である。学年毎に正規の教師が定められたカリキュラムを実施するから、地上の学校と同等またはそれ以上の教育が受けられる。必要に応じて学習塾もある。大学生は一般に親元を離れるから対象外とする。
病院は、複数の診療科目の専門医を含む医療スタッフと設備機器を充実させる、病院というよりは、総合クリニックと表現したほうが適切である。救急救命設備、集中治療室、手術室を備えている。
市役所、銀行、郵便局などは、出張所程度のスペースで十分である。警察、消防は分署程度である。各種手続きは人工衛星を介して基地局とオンラインで情報通信する。
スポーツ施設は多目的型とする。娯楽施設(多目的ステージ、シアター、ゲームセンター、その他)。遊興施設(ナイトクラブ、カジノ、風俗店、その他)一般施設(図書館、カルチャーセンター、美容室、サロン、その他)を通常の市街地と同じように設置する。
教会は、礼拝と葬儀を行う。プロテスタント、カトリック、正教会に区分する。さらにイスラム、仏教(寺院)に区分する。その他は汎用スペースとする。
コンパクトシティ船はクルーズ船と違って生活の拠点であるから、緑地公園を設ける。土、樹木、芝生、花壇を造成する。小規模な遊園地、動物園、植物園も設置する。
【0009】
コンパクトシティ船は、基本的に艦船に付随して航行しているが、世界各国の観光名所の近傍を通過する際は、何日か艦隊と別行動を取り、寄港して上陸する。これは乗組員の家族に対する福利厚生の一環である。ただし、宿泊費、交通費、飲食代、チップ、ショピング、入場料、その他の費用は自費とする。
コンパクトシティ船は、軍人の家族以外の一般人にも提供することができる。この場合は有償とする。かなり高額な分譲価格と管理費を設定して富裕層に提供する。その収益は船の維持管理費の一部に充当する。それ以外の維持管理費は、艦船と同様に国費である。
食材、燃料、資材などの補給は、日中の待機時間に海上で輸送船と合流して積み込む。
【実施例】
【0010】
本発明は、既存のクルーズ船と同じ基本構造であり、レイアウト、施設、設備を部分的に変更するだけだから、造船技術に関する課題は何も無い。
艦船(職場)と自宅(コンパクトシティ船)の移動は、毎日、朝の出勤時、1日の勤務を終えた夕方の帰宅時の2回である。事前にインターセプトの位置と時刻を決めておく。
移動は、安全、確実、迅速に行わなければならない。艦船は、種類によって全長、全幅、全高、総重量が異なるが、移動で最も重要な要素は、両船の甲板の高低差である。移動は、コンパクトシティ船から伸びた、アコーディオン型の上下左右に可動域の大きい、ボーディング・ブリッジを使用する。
停泊している船体に横付けするよりは、並走しながら移動する方が容易である。コンパクトシティ船は、左舷・右舷にそれぞれの艦首付近と艦尾付近に接触防止用のクッション・バルーンを備え、接近時に膨らませる。同じく艦首付近と艦尾付近の船体に収納されていた連結器を突き出して、フックまたはマグネットで艦船に一時的に固定する。ボーディング・ブリッジでの移動が完了したら、連結器をアンロックして収納する。艦船が複数ある場合は、次の艦船で同じ手順を繰り返す。
この作業は戦闘機の空中給油よりは容易で、海面が安定していれば巡航速度でも可能であるが、海面が荒れているときは難度が高くなるので、波高制限を定めることを推奨する。
なお、これは移動方法の一例を示したもので、時代が進歩すると効果的で画期的な移動方法が開発されるから、それを採用する。
【産業上の利用可能性】
(【0011】以降は省略されています)
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