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公開番号
2024080852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-17
出願番号
2022194145
出願日
2022-12-05
発明の名称
ドライアイス輸送船
出願人
川崎汽船株式会社
代理人
個人
主分類
B63B
25/00 20060101AFI20240610BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】 ドライアイスの輸送に適した構造を有するドライアイス輸送船を提供する。
【解決手段】 貨物倉(3)内に設けられたタンク(7)を備え、前記タンク(7)は、船体上甲板に開口可能な開口部(9)と、本体部(8)とを有し、前記本体部(8)にベンド構造部(16)を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
貨物倉内に設けられたタンクを備え、
前記タンクは、船体上甲板に開口可能な開口部と、本体部とを有し、
前記本体部にベンド構造部を設けたことを特徴とするドライアイス輸送船。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
さらに、前記タンクと船体上甲板との間に弾性部材を介在させたことを特徴とする請求項1に記載のドライアイス輸送船。
【請求項3】
さらに、前記タンクの外側にアンカー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドライアイス輸送船。
【請求項4】
さらに、前記タンクの外側底部にキー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドライアイス輸送船。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライアイス輸送船に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、二酸化炭素(CO2)の大規模排出による地球環境への悪影響が注目されつつあることから、CO2の回収と貯留、すなわちCCUS(Carbon dioxide Capture Utilization and Storage)の取り組みが本格化しつつある。
【0003】
CO2排出源の近傍に適当なCO2の貯留層が存在しない場合、或いは存在したとしても十分な貯留ポテンシャルが見込めない場合にはパイプラインや船舶によってCO2を輸送することになる。近距離輸送の場合はパイプラインが、長距離輸送の場合は船舶輸送がそれぞれ有利とされており、船舶輸送についてはCO2を液化した状態で輸送する液化CO2輸送船が有力視されている。
【0004】
しかし、液化CO2輸送船は、これまで欧州や日本で建造及び運用されてきたが、これらの既存船は食品用途のためにいずれも小型であり、大量輸送を必要とするCCUSには不向きである。
【0005】
加えて、CO2は冷却するだけでは液化せず、液化のためには圧力が必要となるため、液化した状態にて保持するためには圧力タンクが必須となるが、圧力タンクはその構造上、圧力及び容積を増やすには板厚を増加させる必要があるものの、板厚の増加には限りがあることから、タンク容積の増加、つまりタンクの大型化にもおのずと限界がある。
【0006】
そこで、CO2を固体状態、すなわち固体二酸化炭素(ドライアイス/dry ice)にして輸送することが考えられる。ドライアイスは固体二酸化炭素の商品名である。固形炭酸や固体炭酸ともいう。ドライアイスはその形状から粉末状の「スノー」、小粒状の「ペレット」、塊状の「ブロック」に分類できる。本発明ではこれらの形状分類に限定されない。船舶への積み下ろしに適した形状であればよい。
【0007】
ドライアイス輸送船に応用可能な先行技術としては、たとえば、天然ガスハイドレート輸送船が知られている(下記の特許文献1~3参照)。
【0008】
天然ガスハイドレートは、水分子と天然ガス分子からなる物質で、水分子が作る立体網状構造の内部に天然ガス分子が取り込まれた包接水和物である。特に、人工的に製造された天然ガスハイドレートは、海底に天然資源として存在する「メタンハイドレート」と区別して「NGH:Natural Gas Hydrate」と呼ばれる。
【0009】
包接水和物は天然ガスハイドレートに限らない。たとえば、水分子が作る立体網状構造の内部にCO2分子が取り込まれたCO2ハイドレートも包接水和物である。CO2ハイドレートは、ドライアイスと同様に大気圧で貯蔵できるためタンクの板厚や容積に制限がほとんどないという長所がある一方で、単位容積当たりのガス量が少なく(0.282g/cm3との研究結果もある)、-80℃における密度が 1.57g/cm3であるドライアイスと比較すると輸送効率が大きく劣る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2005-029163号公報
特開2005-255075号公報
特開2013-010412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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