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公開番号
2024176055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094264
出願日
2023-06-07
発明の名称
架台
出願人
藤倉コンポジット株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B63C
9/22 20060101AFI20241212BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】船外で展開した浮体への移動を容易にする。
【解決手段】架台10は、船体100に取り付けられ且つ浮体2を収容した収容体5を保持する。架台10は、ベース部材20と、第1位置P1から第2位置P2に揺動可能にベース部材20に接続した揺動部材40と、を含んでいる。揺動部材40は、第1位置P1において、ベース部材20から上方に延び、収容体5をベース部材20とともに支持する。揺動部材40の少なくとも一部分は、第2位置P2において、船外OBに位置し且つベース部材20から船外OBに向けて延び下がる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船体に取り付け可能且つ浮体を収容した収容体を保持する架台であって、
ベース部材と、
第1位置から第2位置へ揺動可能に前記ベース部材に接続した揺動部材と、を備え、
前記揺動部材は、前記第1位置において、前記ベース部材から延び上がり、前記収容体を前記ベース部材とともに支持し、
前記揺動部材の少なくとも一部分は、前記第2位置において、船外に位置し且つ前記ベース部材から前記船外に向けて延び下がる、架台。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記揺動部材は、前記第2位置において、前記収容体を前記ベース部材から船外へ誘導し、且つ前記船外で展開した前記浮体へ移動する人の移動経路となる、請求項1に記載の架台。
【請求項3】
前記ベース部材は、前記人が座る座面を含む、請求項2に記載の架台。
【請求項4】
前記座面は、前記第2位置へ揺動した前記揺動部材に沿って延び下がる部分を含む、請求項3に記載の架台。
【請求項5】
前記ベース部材は、前記船体から延び上がる第1側部及び第2側部と、前記第1側部及び前記第2側部を連結する連結部と、を含み、
前記連結部は、前記第1側部及び前記第2側部から取り外し可能であり、
前記連結部を取り外した状態において、前記第2位置に揺動した前記揺動部材に通じる前記人の移動経路が、前記第1側部及び前記第2側部の間に形成される、請求項2に記載の架台。
【請求項6】
前記ベース部材は、前記船体から延び上がる第1側部及び第2側部を含み、
前記第1位置に位置する前記揺動部材は、前記第1側部の上端よりも高く延び上がり、かつ前記第2側部の上端よりも高く延び上がる、請求項1に記載の架台。
【請求項7】
前記第2位置に揺動した前記揺動部材は、前記ベース部材が取り付けられた前記船体の取付面よりも上方に延び下がる、請求項1に記載の架台。
【請求項8】
前記ベース部材は、前記船体に取り付けられた下方ベース部と、前記下方ベース部に接続した上方ベース部と、を含み、
前記下方ベース部は、前記人の移動経路となる昇降手段を含む、請求項2に記載の架台。
【請求項9】
前記下方ベース部及び前記上方ベース部は、互いに着脱可能である、請求項8に記載の架台。
【請求項10】
前記ベース部材は、前記船体から延び上がる第1側部及び第2側部と、前記第1側部及び前記第2側部の間に位置する昇降手段と、を含み、
前記昇降手段は、前記人の移動経路となる、請求項2に記載の架台。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、架台に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、浮体を収容した収容体を保持する架台が知られている。収容体は、船の非常時に架台から放出される。収容体内の浮体は、船外で展開する。展開した浮体は、船から脱出した人を収容する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-157287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
浮体は、船から離れた位置で展開する。船外で展開した浮体へ船から移動することは容易でない。本発明は、船外で展開した浮体への移動を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施の形態による架台は、
船体に取り付け可能且つ浮体を収容した収容体を保持する架台であって、
ベース部材と、
第1位置から第2位置へ揺動可能に前記ベース部材に接続した揺動部材と、を備え、
前記揺動部材は、前記第1位置において、前記ベース部材から延び上がり、前記収容体を前記ベース部材とともに支持し、
前記揺動部材の少なくとも一部分は、前記第2位置において、船外に位置し且つ前記ベース部材から前記船外に向けて延び下がる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、船外で展開した浮体へ容易に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施の形態を説明するための図であって、架台を含む船の斜視図である。
図2は、第1位置の揺動部材を含む架台の側面図である。
図3は、第2位置の揺動部材を含む架台、浮体を示す側面図である。
図4は、図3の平面図である。
図5は、架台の一変形例を示す斜視図である。
図6は、架台の他の変形例を示す斜視図である。
図7は、架台のさらに他の変形例を示す側面図であって、第1位置の揺動部材を含む架台の側面図である。
図8は、第2位置の揺動部材を含む、図7の架台の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の一実施の形態は、次の[1]~[25]に関する。
【0009】
[1] 船体に取り付け可能且つ浮体を収容した収容体を保持する架台であって、
ベース部材と、
第1位置から第2位置へ揺動可能に前記ベース部材に接続した揺動部材と、を備え、
前記揺動部材は、前記第1位置において、前記ベース部材から延び上がり、前記収容体を前記ベース部材とともに支持し、
前記揺動部材の少なくとも一部分は、前記第2位置において、船外に位置し且つ前記ベース部材から前記船外に向けて延び下がる、架台。
【0010】
[2] 前記揺動部材は、前記第2位置において、前記収容体を前記ベース部材から船外へ誘導し、且つ前記船外で展開した前記浮体へ移動する人の移動経路となる、[1]の架台。
(【0011】以降は省略されています)
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