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公開番号2025026227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023138442
出願日2023-08-08
発明の名称係留フック
出願人オーケー工業株式会社,個人
代理人
主分類B63B 21/00 20060101AFI20250214BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船舶が牡蠣筏Gから離れる際、風が吹いている時又、夜間で目視が困難な時等従来の係留フックHを取り外しするのに困難で自船にもう1人以上の補助が必要となる場合が多い。
【解決手段】解除用ロープ固定用リングBを設け、解除用ロープCを装着可能なことを特徴とする本発明の係留フックI図7を使用することで、風が吹いている時又、夜間で目視が困難な時等でも解除用ロープCを引くだけで1人で確実に取り外す事が出来る。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
係留フックであってフック部の曲がり先端部分に解除用ロープの装着部を有することを特徴とした係留フック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
船舶が牡蠣筏から係留フックを取り外しする際、1人でも簡単に取り外し出来る係留フックに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
船舶は牡蠣筏に係留する事がある。牡蠣筏は牡蠣養殖用の筏で竹などの棒状のものを格子状に組み合わせて針金等で縛り形成されている。又、発泡スチロールを浮力体として海に浮かせて流されないようにワイヤーで筏と結んだコンクリートブロックを海底に沈めて繋ぎ止めてある筏である。図1及び図2は船舶を筏に係留する様子を示した図である。また図3~図6は従来の係留フックの図である。船舶が牡蠣筏に係留する際にはロープを使用して船舶と牡蠣筏を固定するが、牡蠣筏側のロープ先端には牡蠣筏の押さえ木Fに引っ掛ける為の係留フック図6が繋がれてあり、係留フック図6はロープ接続用リングDと押さえ木Fに引っ掛ける為の曲がり部分で構成されている。牡蠣筏Gに係留している船舶図1、図2は牡蠣筏Gから離れる際には図3、図4、図5に示すように係留フックHの曲がり部分を押さえ木Fから取り外す為に船上にて係留フックロープAを、緩める(図3)、そして強く引っ張る(図4)、そしてねじる(図5)等の動作で、押さえ木Fに引っ掛かけてある係留フックの曲がり部分を押さえ木Fから外す事が出来る状態になるまで繰り返す必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-254282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
牡蠣筏Gから離れる際は係留フックHを取り外す為に係留フックロープAの更に先に接続された係留フックHの曲がり部分を押さえ木Fから外す必要がある。これは偶然を期待する不確実な動作であり、潮の流れが速い時又、波が大きい時又、風が強い時又、夜間目視が困難な時等1人で係留フックHの向きを変える事は難しく船上から牡蠣筏Gに降りて直接人の手で係留フックHを取り外す等自船にもう1人以上の補助が必要となる場合が多い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決する為の本願発明は、係留フックであってフック部の曲がり先端部分に解除用ロープの装着部を有することを特徴とした係留フックである。
【発明の効果】
【0006】
本発明の係留フックI図7は解除用ロープ固定用リングBに解除用ロープCを装着する事により、解除用ロープCを引くだけで押さえ木Fから簡単に係留フックを取り外す事が出来る。又、横風が吹いている時、波が大きい時、夜間目視が困難な時でも簡単に取り外し出来る。又、解除用ロープCを係留フックのロープ接続用リングDに通す事で合理的に更に安定した動作になり1人でも確実に取り外す事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
係留中の船舶を上から見た図
係留中の船舶を船舶正面から見た図
従来の係留フックロープAを緩めた図
従来の係留フックロープAを強く引っ張った図
従来の係留フックロープAをねじった図
従来の係留フックHの図(イ)と横(ロ)から見た図
本発明の係留フックIの図(イ)と横(ロ)から見た図
本発明の係留フックIの使用時の図
本発明の係留フックIの使用時の図
押さえ木Fに掛かっている図
押さえ木Fから掛かりが外れかけている図
押さえ木Fから掛かりが外れた図
押さえ木Fから外れた図
【発明を実施するための形態】
【0008】
図7は本発明の係留フックIの図であり、フック部の曲がり部先端部分に解除用ロープ装着部として解除用ロープ固定用リングBを取付けた図である。ロープを接続する為のロープ接続用リングDと押さえ木Fに引っ掛ける為の曲がり部を有し解除用ロープを装置する為の解除用ロープ固定用リングBで構成されている。
【0009】
図8は本発明の係留フックIの使用時の図であり、解除用ロープCを解除用ロープ固定用リングBに結んだ図である。
【0010】
図9は本発明の係留フックIの使用時の図であり、解除用ロープCをロープ接続用リングDに通した図であり解除用ロープCを引いた時に係留フックロープAの方向に平行に沿い図11の様に押さえ木Fと本発明の係留フックIの間に空間が出来て曲がり部が押さえ木Fから外れて解除用ロープCは図8の状態より更に安定した動作が得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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