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公開番号
2024117855
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023023903
出願日
2023-02-20
発明の名称
台船
出願人
小柳建設株式会社
代理人
個人
主分類
B63B
35/00 20200101AFI20240823BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】低空頭の環境を安定して航行する。
【解決手段】先端部に設けられ、バックホー2を載置する載置台102を備え、上下方向における載置台102の表面の位置は、所定の重機を載置したときの喫水線より低く、載置台102上に水が侵入するように設けられており、載置台102の航行方向前方にはフロータ103が設けられ、載置台102の航行方向側方にはフロータ104a,104bが設けられており、バックホー2が有する集泥装置22により集泥された泥土を、台船1の後端部に設けられた吸引圧送タンク室305へ搬送する送泥管の少なくとも航行方向における先端部から載置台102の後端部までは、吸引圧送タンク室305が載置された床面より下方に配置されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
先端部に設けられ、重機を載置する載置台を備え、
上下方向における前記載置台の表面の位置は、喫水線より低く、前記載置台上に水が侵入するように設けられている
ことを特徴とする台船。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
上下方向における前記載置台の表面の位置は、前記重機を載置したときの喫水線より低く設けられた
ことを特徴とする請求項1記載の台船。
【請求項3】
前記載置台の前方に前方フロータが設けられた
ことを特徴とする請求項1記載の台船。
【請求項4】
前記重機が有する吸引部により吸引された泥土を、前記台船の後端部に設けられたタンクへ搬送する送泥管の少なくとも前記先端部から前記載置台の後端部までは、前記タンクが載置された床面より下方に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の台船。
【請求項5】
前記載置台の側方に側方フロータが設けられた
ことを特徴とする請求項1記載の台船。
【請求項6】
前記送泥管で泥土を搬送するために圧空を供給する圧空供給手段と、前記圧空供給手段を制御する制御手段とが、前記台船の先端部から後端部に向かって直線上に配置されている
ことを特徴とする請求項1記載の台船。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、台船に関し、特に、安定して航行できる台船に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
浚渫作業を行うためのバックホーを搭載した台船が一般的によく知られている。この台船が河川や海上の橋桁下等の低空頭の環境を航行する際、バックホーのアームやブーム等の作業機が橋桁に接触し、橋桁に損傷を与える可能性がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、作業台船と、作業台船に搭載された重機と、システム全体を制御する制御手段とを含む浚渫作業システムに関する技術が開示されている。重機は、ブーム 、アーム、バケットで構成される作業機を有するバックホーであり、バックホーの旋回台を作業台船に直接的に据付けたものである旨記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-214855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の浚渫作業システムでは、バックホーの旋回台を作業台船に直接的に据付けているため、ブームの本体部への取り付け位置が高い。そのため、ブームやアーム、また本体上部の位置が高く、これらが作業船の航行中に上方にある橋桁や橋脚等の接触警戒対象物に接触する可能性が高かった。
【0006】
また、ブームやアーム、また本体上部の位置が高いため、バックホーを載置したときの作業船の重心が高く不安定になるという課題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低空頭の環境を安定して航行する台船を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を解決するため、本発明に係る台船の第1の特徴は、
先端部に設けられ、重機を載置する載置台を備え、
上下方向における前記載置台の表面の位置は、喫水線より低く、前記載置台上に水が侵入するように設けられている
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る台船によれば、低空頭の環境を安定して航行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る台船の平面図である。
本発明の一実施形態に係る台船の前面図である。
本発明の一実施形態に係る台船の図1に示したA1-A2断面における断面図である。
本発明の一実施形態に係る台船の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る台船に設けられた圧送装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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