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公開番号
2024165631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081985
出願日
2023-05-18
発明の名称
船舶の甲板構造
出願人
株式会社神戸タフ興産
代理人
個人
主分類
B63B
3/48 20060101AFI20241121BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】割れが生じずに、所要の厚さの平滑状に仕上げられ、短時間で、左官いらずで手間がかからずに敷設することができる船舶の甲板構造を提供する。
【解決手段】船舶の甲板の鋼板1の上に所定量の天然ゴムのラテックスを混合するとともに所定量の脱脂粉乳を混入したセルフレベリング材2を所要のフロー値として所要厚さに流し込んで、鋼板1と接着性よく敷設したものであり、下地にプライマーを刷毛やこて等で塗布することなく、鋼板1に強固に接着することができて、所要の厚さの平滑状に仕上げられ、短時間で手間がかからずに施工することができる。セルフレベリング材2にラテックス10~15重量%、脱脂粉乳0.1~1.0重量%を混合することが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶の甲板の鋼板の上に、所定量の天然ゴムのラテックスを混合するとともに所定量の脱脂粉乳を混入したセルフレベリング材を所要のフロー値として所要厚さに流し込んで敷設したことを特徴とする船舶の甲板構造。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
セルフレベリング材に天然ゴムのラテックス10~15重量%、脱脂粉乳0.1~1.0重量%を混合したことを特徴とする請求項1に記載の船舶の甲板構造。
【請求項3】
セルフレベリング材の水硬性成分8~15重量%、無機材8~15重量%、骨材40~60重量%に清水10~15重量%を装填して、凝結促進剤、凝結遅延剤、流動化剤、増粘剤、消泡剤から選択される1種以上を少量添加し、天然ゴムのラテックス10~15重量%、脱脂粉乳0.1~1.0重量%を混合したものであることを特徴とする請求項1に記載の船舶の甲板構造。
【請求項4】
甲板の鋼板が4.5~12.0mm厚さで、セルフレベリング材が6.0~8.0mm厚さとしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の船舶の甲板構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶分野における船舶の甲板構造に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶の居住区域の船舶騒音について、遮音材の設置および防音を重み付き音響透過損失で測定することが義務付けられ、隣接する区域間の境界における仕切り材の防音性能の新騒音規則が適用されることになった。
【0003】
そのため、特開2016-107955号公報のように船舶用遮音床材について、一般構造用圧延鋼材の甲板にポリマーセメント系の接着層と、ガラス繊維の吸音層と、面密度を向上させたデッキコンポジションの遮音層と、ポリマーセメント系の接着層の仕上層を積層して新たな騒音コードの規制値に適合できるようにしたものが知られている。
【0004】
しかし、船舶の床材に接着層や吸音層、遮音層等の耐火層を敷設しているが、床材の鋼板が平坦ではなく、特開2004-249805公報のように床材の凸凹状に対して刷毛やこて等で塗布しているもので、手間と時間がかかるものであった。セルフレベリング材を流し込んで敷設することが知られているが、床材の鋼板との接着性、耐久性がよくないため、プライマーの下地材を塗布して接着力を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-107955号公報
特開2004-249805公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようにセルフレベリング材を敷設するにも、プライマーの下地材を刷毛やこて等で塗布しなければならないため、施工に手間と時間がかかっているとともに割れが生じるもので、手間がかからずに、容易に、短期間で割れの生じなく敷設できるようにすることが課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、船舶の甲板の鋼板の上に、所定量の天然ゴムのラテックスを混合するとともに所定量の脱脂粉乳を混入したセルフレベリング材を所要のフロー値として所要厚さに流し込んで敷設したことを特徴とする船舶の甲板構造を提供するにある。
【0008】
また、セルフレベリング材に天然ゴムのラテックス10~15重量%、脱脂粉乳0.1~1.0重量%を混合したことを特徴とする請求項1に記載の船舶の甲板構造を提供するにある。
【0009】
さらに、セルフレベリング材の水硬性成分8~15重量%、無機材8~15重量%、骨材40~60重量%に清水10~15重量%を装填して、凝結促進剤、凝結遅延剤、流動化剤、増粘剤、消泡剤から選択される1種以上を少量添加し、天然ゴムのラテックス10~15重量%、脱脂粉乳0.1~1.0重量%を混合したものであることを特徴とする船舶の甲板構造を提供するにある。
【0010】
またさらに、甲板の鋼板が4.5~12.0mm厚さで、セルフレベリング材が6.0~8.0mm厚さとしたことを特徴とする船舶の甲板構造提供するにある。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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