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公開番号
2025080862
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194205
出願日
2023-11-15
発明の名称
スカム防止装置
出願人
水ing株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
21/24 20060101AFI20250520BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】構造の簡素化が図れ、スカムの生成防止・破壊・再沈降を効果的に行うことができ、スロッシング時に破損するおそれのないスカム防止装置を提供すること。
【解決手段】センターウェル70内に生じるスカムの生成防止・破壊・再沈降を促進するスカム防止装置100である。スカム防止装置100は、センターウェル70内で回転軸40側に設置される吊下部117(117A,117B)と、吊下部117によって水面下に揺動自在に吊下げられて回転軸40と共に水面付近を回転走行する走行体130とを有する。走行体130は可撓性を有する線状物(チェーン)であり、複数の吊下部117に吊下げられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
水槽内に設置した掻寄機を回転軸によって回転駆動する固液分離装置の前記回転軸の水面付近の周囲に設置されるセンターウェル内に生じるスカムを防止するスカム防止装置において、
前記センターウェル内で前記回転軸側に設置される吊下部と、
前記吊下部によって水面下に揺動自在に吊下げられて前記回転軸と共に水面付近を回転走行する走行体と、
を有することを特徴とするスカム防止装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスカム防止装置であって、
前記吊下部と前記走行体の間には、前記走行体が前記吊下部から脱落することを防止する脱落防止具が備えられていることを特徴とするスカム防止装置。
【請求項3】
請求項1に記載のスカム防止装置であって、
前記走行体は、前記吊下部に、脱着可能に吊下げられることを特徴とするスカム防止装置。
【請求項4】
請求項1に記載のスカム防止装置であって、
前記走行体は、可撓性を有する線状物であることを特徴とするスカム防止装置。
【請求項5】
請求項4に記載のスカム防止装置であって、
前記吊下部は複数箇所に設けられ、
前記線状の走行体は前記複数の吊下部に吊下げられることを特徴とするスカム防止装置。
【請求項6】
請求項1乃至5の内の何れか1項に記載のスカム防止装置であって、
前記センターウェル内の水面に向け、且つ前記スカム防止装置の回転する部分の移動軌跡中の何れかの位置に向けて、洗浄水を噴射する洗浄装置を有することを特徴とするスカム防止装置。
【請求項7】
請求項1乃至5の内の何れか1項に記載のスカム防止装置であって、
前記回転する走行体の何れかの部分に当接して揺動させる位置に走行体揺動手段を設置したことを特徴とするスカム防止装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固液分離装置に設置されるセンターウェル内でのスカムの発生を抑制・防止するスカム防止装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水槽内に設置した掻寄機を回転軸によって回転駆動することで、沈降した沈殿物(固形分)を掻き寄せて系外に排出する固液分離装置(沈殿槽や濃縮槽など)がある。この種の固液分離装置には、処理すべき原水(流入水)を槽内に均等に放射状に分散させるためのセンターウェルが槽中央部の回転軸の水面付近の周囲に設置される。
【0003】
上記センターウェル内では、流入管から流入してくるフロック等のSS成分の中で比較的浮上し易いものが水面付近に堆積してこれがスカムとなり堆積するという問題があった。
【0004】
そこで従来、センターウェル内の水面に向けてその上方から高圧洗浄水を噴霧することで、発生したスカムの破壊・再沈降を促進したり、手作業による定期的なスカム除去作業を頻繁に行ったりする必要があった。
【0005】
しかし、上記高圧洗浄水によるスカムの破壊・再沈降には大量の水が必要となり、その効果も十分ではなく、また手作業による頻繁なスカム除去作業は大変煩雑であった。
【0006】
上記課題を解決するため、特許文献1には、センターウェル(1)内の水面付近に設置される固定部材(21)と、水面付近を走行可能に設置される回転部材(22)とを備え、回転部材(22)を構成する回転板状体(22b)が、固定部材(21)を構成する板状体(21b)の間を回転走行することで、センターウェル(1)内の水面付近に滞留するスカムを破砕し、水面下に分散させるスカム除去装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実開昭60-17292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記特許文献1に記載のスカム除去装置は、センターウェル(1)内に固定部材(21)や回転部材(22)などの大掛かりな機構を設置する構造なのでコスト高にもなり、更なる構造の簡素化が求められていた。また回転板状体(22b)による水の掻き混ぜは、水に強い力が作用するので、スカムの除去の他に、沈降可能なフロックの成長をも阻害してしまうおそれがあった。
【0009】
また地震などによってセンターウェル内の水にスロッシングが発生した場合、板状体(21b)や回転板状体(22b)は大きな水の抵抗を受け、破壊などしてしまうおそれがあった。スロッシングによって板状体(21b)等が破壊され、その部品が円形沈殿槽(A)の底に落下した場合、円形沈殿槽(A)内の水を抜き、当該落下物を回収しなければならないので、その復旧作業には多大の労力が必要になる。このため上記板状体(21b)等の破損は確実に防止されなければならない。
【0010】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、構造の簡素化が図れ、スカムの生成防止・破壊・再沈降を効果的に行うことができ、さらにスロッシング時に破損するおそれのないスカム防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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