TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025110756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004780
出願日
2024-01-16
発明の名称
水生ミミズの回収装置および回収方法
出願人
水ing株式会社
代理人
個人
主分類
A01K
67/33 20250101AFI20250722BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】活性汚泥処理で発生した余剰汚泥を、水生ミミズの捕食行動を利用して汚泥減容化を行うと同時に、その過程で水生ミミズを培養することができる回収装置を提供する。
【解決手段】水生ミミズの回収装置は、汚泥含有水中に存在する水生ミミズを付着させて培養する培養部1と、水生ミミズの卵を保持し、幼体として育成する卵保持部2と、培養部1および卵保持部2を収容する水生ミミズ培養槽3を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
汚泥含有水中に存在する水生ミミズを付着させて培養する培養部と、
前記水生ミミズの卵を保持し、幼体として育成する卵保持部と、
前記培養部および前記卵保持部を収容する水生ミミズ培養槽と、
を有することを特徴とする水生ミミズの回収装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記請求項1において、
前記培養部は、網目構造を有することを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項3】
前記請求項2において、
前記培養部の前記網目構造は、上部ほど粗い網目を有し、下部ほど細かい網目を有することを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項4】
前記請求項1において、
前記培養部は前記卵保持部に取り外し可能に保持されており、前記培養部は前記水生ミミズ培養槽から取り出すことが可能であることを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項5】
前記請求項1記載において、
前記培養部は前記卵保持部に対して斜めに傾いていることを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項6】
前記請求項1において、
前記卵保持部は、前記水生ミミズ培養槽に固定されていることを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項7】
前記請求項1において、
前記水生ミミズ培養槽内の汚泥含有水中に気泡を発生させて、前記汚泥含有水および前記水生ミミズを前記水生ミミズ培養槽内で循環させる曝気装置をさらに備えていることを特徴とする水生ミミズの回収装置。
【請求項8】
汚泥含有水を水生ミミズ培養槽内に導入し、
前記汚泥含有水中に存在する水生ミミズを前記水生ミミズ培養槽内の培養部に付着させ、培養し、
前記水生ミミズを前記培養部上で産卵させて、卵を卵保持部上に落下させて前記卵保持部上に保持し、
成長した水生ミミズを曝気により前記水生ミミズ培養槽内で循環させ、
前記成長した水生ミミズを前記培養部に付着させることを特徴とする水生ミミズの回収方法。
【請求項9】
前記請求項8において、
前記成長した水生ミミズとともに前記培養部を前記水生ミミズ培養槽から取り出すことを特徴とする水生ミミズの回収方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚泥を含む水中に生息する水生ミミズの回収装置および回収方法に関し、特に、汚泥減容化に寄与する水生ミミズの効率的な回収装置および回収方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、BOD(Biochemical oxygen demand:生物化学的酸素要求量)や窒素濃度の高い有機性廃水処理として、活性汚泥処理が多く用いられる。活性汚泥処理は維持管理が容易であり、ランニングコストが低いという利点がある。また、活性汚泥処理は、原水BODの安定除去が可能であり、常時良好な処理水質が得られる等の利点もある。このことから、活性汚泥処理は、下水、生活排水、工場廃水等の有機性廃水処理に多く用いられている。
【0003】
しかしながら、活性汚泥処理では、BOD除去に伴う余剰汚泥が発生する。特にBOD濃度の高い廃水は余剰汚泥の発生量も多く、その処分に伴うランニングコストが処理全体に占める比率が高く、余剰汚泥の削減が大きな課題となっている。
【0004】
余剰汚泥の削減方法として、例えば、特許文献1にはイトミミズを含む微小生物による汚泥の捕食を利用して、余剰汚泥を削減できる水処理装置が提案されている。
また、特許文献2では、汚泥をイトミミズに捕食させる汚泥処理槽により余剰汚泥を削減する水処理装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-136783号公報
特開2007-275782号公報
鶏の成長と産卵におけるミミズ給与の効果 日本家禽学会誌 1979年16巻5号p293-297
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
イトミミズは余剰汚泥の削減に有用であるが、主に観賞魚のエサとしても高い需要があり、国産イトミミズは販売価格で1kg当たり3万円と高値で販売されている。また、非特許文献1では、ミミズは鶏の飼料として高い栄養価を有しており、世界規模のタンパク質不足が懸念される現代において新たなタンパク源としても期待される。
【0007】
このように、イトミミズは汚泥減容化に寄与するだけでなく、活用が困難な余剰汚泥を人類が利用可能なタンパク源に変換することができる。
【0008】
そこで、本発明は、活性汚泥処理で発生した余剰汚泥を、水生ミミズの捕食行動を利用して汚泥減容化を行うと同時に、その過程で水生ミミズを培養することができる回収装置および回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様では、汚泥含有水中に存在する水生ミミズを付着させて培養する培養部と、前記水生ミミズの卵を保持し、幼体として育成する卵保持部と、前記培養部および前記卵保持部を収容する水生ミミズ培養槽と、を有することを特徴とする水生ミミズの回収装置が提供される。
【0010】
一態様では、前記培養部は、網目構造を有する。
一態様では、前記培養部の前記網目構造は、上部ほど粗い網目を有し、下部ほど細かい網目を有する。
一態様では、前記培養部は前記卵保持部に取り外し可能に保持されており、前記培養部は前記水生ミミズ培養槽から取り出すことが可能である。
一態様では、前記培養部は前記卵保持部に対して斜めに傾いている。
一態様では、前記卵保持部は、前記水生ミミズ培養槽に固定されている。
一態様では、前記回収装置は、前記水生ミミズ培養槽内の汚泥含有水中に気泡を発生させて、前記汚泥含有水および前記水生ミミズを前記水生ミミズ培養槽内で循環させる曝気装置をさらに備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
水ing株式会社
スカム防止装置
2か月前
水ing株式会社
水生ミミズの回収装置および回収方法
8日前
水ing株式会社
水生ミミズを用いた有機性排水の処理システムおよび処理方法
9日前
株式会社水みらい広島
塩素剤注入量演算方法、塩素剤注入量演算装置及び水処理システム
6日前
水ing株式会社
バイオガス発電設備の制御システム及びバイオガス発電設備の制御方法
27日前
個人
ルアー
1日前
個人
プランターセット
5日前
個人
獣捕獲罠装置
8日前
個人
生命力近親交配方法
5日前
株式会社アテックス
草刈機
13日前
個人
ペット用オムツカバー
12日前
株式会社シマノ
釣竿
12日前
個人
植物栽培装置
14日前
松山株式会社
草刈作業機
27日前
株式会社パクマケ
植栽用遮光板
20日前
株式会社フルトン
水中捕捉装置
13日前
株式会社村岡水産
釣り用ワーム
28日前
個人
落口枡用取付部材及び落口枡
2日前
株式会社泰
愛玩動物用タワー家具
15日前
花王株式会社
抗菌剤組成物
27日前
個人
害虫捕獲、解放及び駆除装置
8日前
鹿島建設株式会社
レインガーデン
2日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
今日
株式会社クボタ
作業車両
27日前
個人
ペット搬送用バッグの開放部カバー
13日前
株式会社クボタ
圃場作業車
28日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社クボタ
水田作業機
5日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社クボタ
作業車両
27日前
株式会社和コーポレーション
肥料散布機
12日前
株式会社シマノ
ルアー
今日
株式会社Personal AI
反射光拡散装置
5日前
有限会社小阪組
切り株処理方法及び積層体
9日前
続きを見る
他の特許を見る