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公開番号
2025117211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011941
出願日
2024-01-30
発明の名称
切断装置
出願人
ウエダ産業株式会社
代理人
個人
主分類
A01G
23/087 20060101AFI20250804BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】小枝や蔓などの切断しやすさを向上させた切断装置を実現する。
【解決手段】切断装置10は、重機1への連結部5が取り付けられるケーシング11と、ケーシング11に対し、軸心を中心に回転自在に支持された筒状の回転体12と、回転体12に取り付けられ、且つ、回転体12がその軸心を中心に回転する際に回転体12の外周面よりも外側の位置を回転移動する複数の刃体21,22と、回転体12を回転駆動させる駆動源20とを備えている。複数の刃体21,22は、外側刃先21cを有する主刃体21と、外側刃先21cよりも内側にあり、且つ、回転体12の周方向に沿って並ぶ複数の副刃先22bを有する副刃体22とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
重機への連結部が取り付けられるケーシングと、
前記ケーシングに対し、軸心を中心に回転自在に支持された筒状の回転体と、
前記回転体に取り付けられ、且つ、前記回転体がその軸心を中心に回転する際に前記回転体の外周面よりも外側の位置を回転移動する複数の刃体と、
前記回転体を回転駆動させる駆動源とを備え、
前記複数の刃体は、
外側刃先を有する主刃体と、
外側刃先よりも内側にあり、且つ、前記回転体の周方向に沿って並ぶ複数の副刃先を有する副刃体とを含む、切断装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記回転体の外周面から突出する板状の部材であって前記回転体の周方向に沿って延びる複数の突出板をさらに備え、
前記複数の突出板は、前記回転体の軸方向に並び、
前記複数の突出板は、少なくとも90°以上の角度範囲に亘って複数の副刃先が並ぶように、1つ又は複数の副刃体が取り付けられた、又は、副刃体が形成された突出板を含む、請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記副刃体は、外周に所定のピッチで前記複数の副刃先が形成された板状の部材である、請求項1又は2に記載の切断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、森林の伐採などに用いられる切断装置等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、森林の伐採などに用いる切断装置として、伐採装置が記載されている。この伐採装置は、ショベルのアームに連結されて使用される。この伐採装置では、ケーシング内に回転ドラムが設けられている。回転ドラムの周面には、複数の刃体が、回転ドラムの軸方向に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3219161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の切断装置(特許文献1に記載の伐採装置)は、柔らかい小枝や蔓がある場合に、小枝などが刃体から逃げられてしまい、刃体で上手く小枝などを切断することができない場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、小枝や蔓などの切断しやすさを向上させた切断装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、重機への連結部が取り付けられるケーシングと、ケーシングに対し、軸心を中心に回転自在に支持された筒状の回転体と、回転体に取り付けられ、且つ、回転体がその軸心を中心に回転する際に回転体の外周面よりも外側の位置を回転移動する複数の刃体と、回転体を回転駆動させる駆動源とを備え、複数の刃体は、外側刃先を有する主刃体と、外側刃先よりも内側にあり、且つ、回転体の周方向に沿って並ぶ複数の副刃先を有する副刃体とを含む、切断装置である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、回転体の外周面から突出する板状の部材であって回転体の周方向に沿って延びる複数の突出板をさらに備え、複数の突出板は、回転体の軸方向に並び、複数の突出板は、少なくとも90°以上の角度範囲に亘って複数の副刃先が並ぶように、1つ又は複数の副刃体が取り付けられた、又は、副刃体が形成された突出板を含む。
【0008】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、副刃体は、外周に所定のピッチで複数の副刃先が形成された板状の部材である。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、回転体に取り付けられた複数の刃体は、外側刃先を有する主刃体と、外側刃先よりも内側にあり、且つ、回転体の周方向に沿って並ぶ複数の副刃先を有する副刃体とを含む。主刃体は、切断装置にとっての主たる切断対象物(立木など)の切断を担う。副刃体は、主刃体の外側刃先より内側にあるため、主たる切断対象物には当たりにくく、柔らかい小枝や蔓のように曲がった切断対象物に当たりやすい。そして、副刃体では複数の副刃先が回転体の周方向に沿って並ぶため、複数の副刃先が小枝などに連続的に当たる。これにより、複数の副刃先により小枝などが短期間で繰り返し傷つけられ切断されていきます。従って、小枝や蔓などの切断しやすさを向上させた切断装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1(a)は、実施形態に係る切断装置の側面図であり、図1(b)は、図1(a)の切断装置の上面図である。
図2は、実施形態に係る切断装置のうち回転ドラムなどの断面構造を示す図である。
図3は、実施形態に係る切断装置においてケーシングから取り外した状態の回転ドラムの側面図である。
図4(a)は、図3のA-A位置における突出板の正面図であり、図4(b)は、図3のB-B位置における突出板の正面図である。
図5は、図4(a)の突出板における主刃体及び副刃体の拡大図である。
図6は、実施形態に係る切断装置の使用状態を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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