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公開番号
2025080651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193940
出願日
2023-11-14
発明の名称
オイルミスト除去装置
出願人
株式会社アピステ
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
46/00 20220101AFI20250519BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】容易にオイルミストを除去することが可能なオイルミスト除去装置を提供する。
【解決手段】オイルミスト除去装置は、吸気口から吸気する吸引ファンを回転させるモータと前記モータの回転軸上より鉛直上方に設けられた排気口とを有する本体ケースと、前記排気口から前記本体ケースの内側に延設されると共に延設方向と垂直な断面形状が円形のフィルタとを備えることを特徴とする。これにより、排気口から排出される空気に含まれるオイルミストを容易に除去することが可能となる。また、例えばフィルタが円筒状である場合、フィルタの表面積が大きくなるため、フィルタの寿命を長くすることが可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
吸気口から吸気する吸引ファンを回転させるモータと前記モータの回転軸より上方に設けられた排気口とを有する本体ケースと、
前記排気口から前記本体ケースの内側に延設され、延設方向と垂直な断面形状が略円形のフィルタとを備えること
を特徴とするオイルミスト除去装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記排気口から前記延設方向に折り返された返し部をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載のオイルミスト除去装置。
【請求項3】
前記返し部は、前記フィルタの前記略円形に沿って形成されること
を特徴とする請求項2に記載のオイルミスト除去装置。
【請求項4】
前記フィルタの内側に設けられ、前記フィルタの内周面に沿って前記延設方向に延設される内枠部を有するフィルタ固定具をさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載のオイルミスト除去装置。
【請求項5】
前記フィルタ固定具は、直線状の底辺部と前記底辺部の両端を折り返すことにより形成された前記内枠部とからなる抑え部を1以上有すること
を特徴とする請求項4に記載のオイルミスト除去装置。
【請求項6】
前記本体ケース内に設けられると共にスリットを有するディスクと、
前記本体ケースにおいて前記ディスクの下方の底面を鉛直方向に貫通するドレンポートとをさらに備えること
を特徴とする請求項1に記載のオイルミスト除去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルミスト除去装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、金属等の切削、研削、及び鍛造時の加工装置では、加工対象であるワークや工具類の冷却、切削粉の洗浄・回収のため、多量の切削油を使用している。この切削油の使用中に切削油が液滴化されたり、蒸発・凝縮されたりすることで、オイルミストが発生する。オイルミストは、人体、設備、及び環境等に有害であるため、安全且つ快適な職場環境維持と、現場周辺の自然環境保護との両面から、オイルミスト除去対策が必要とされている。オイルミスト除去対策として、加工装置にオイルミスト除去装置を、ダクトを介して接続し、オイルミストを除去することが主流となっている。このオイルミストを除去するための対策として、例えば特許文献1に記載されているオイルミスト除去装置が公開されている。
【0003】
特許文献1では、特許文献1の図3に示すように、第1捕集領域101と第2捕集領域102とを備えた主胴体13と、主胴体13の第1捕集領域101内に配置され、吸引した空気を主胴体13の内周面に吐出して衝突させる吸引ファン50と、放射状に設けた複数本の桟部の間にスリットを形成し、吸引ファン50から吐出されてスリットを通過しようとする空気を桟部で叩いて空気中のオイルミストを分離するディスク70と、吸引ファン50とディスク70とを回転させる少なくとも1つのモータ40と、主胴体13の底面に配置され、吸引ファン50が分離したオイルミストを排出する第1排出機構部と、主胴体13の底面に配置され、ディスク70が分離したオイルミストを排出する第2排出機構部と、を設けたオイルミスト除去装置について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-138186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、特許文献1の開示技術では、特許文献1の図1に示すように、オイルミストを捕捉するために排気口14に挟持された平面のフィルタを用いている。しかしながら、この平面のフィルタは、排気口14に沿って配置されているため、表面積を大きくすることができない。このため、フィルタの寿命が短く、メンテナンスの頻度が高くなる問題点があった。
【0006】
また、特許文献1の開示技術では、特許文献1の図3に示すように、オイルミストを捕捉するために主胴体13の内部に排気案内板80等が設けられている。このため、特許文献1に記載されているオイルミスト除去装置は、必要な部品の数が多くなり、コストが大きくなるという問題点があった。また、主胴体13の内部を洗浄する場合においても、主胴体13の内部に排気案内板80等が設けられていることから内部の構造が複雑化するため、洗浄に手間がかかり、コストが大きくなるという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、容易にオイルミストを除去することが可能なオイルミスト除去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明に係るオイルミスト除去装置は、吸気口から吸気する吸引ファンを回転させるモータと前記モータの回転軸より上方に設けられた排気口とを有する本体ケースと、前記排気口から前記本体ケースの内側に延設され、延設方向と垂直な断面形状が略円形のフィルタとを備えることを特徴とする。
【0009】
第2発明に係るオイルミスト除去装置は、第1発明において、前記排気口から前記延設方向に折り返された返し部をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
第3発明に係るオイルミスト除去装置は、第2発明において、前記返し部は、前記フィルタの前記略円形に沿って形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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