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公開番号2025057125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166800
出願日2023-09-28
発明の名称ヒュームフード
出願人三進金属工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01L 1/00 20060101AFI20250402BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】作業空間内の空気が滞留し難くあるいは乱流が形成され難く効率良く排気できるヒュームフードを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のヒュームフード1は、作業台10と、左側壁21と右側壁22と後壁23と上壁24とを有するフード本体20と、フード本体20内の空気を外部に排気するための排気手段30と、を備え、フード本体20は作業台10の作業面W上を覆うように配置され、左側壁21と後壁23とに交差する左斜壁41が設けられ、右側壁22と後壁23とに交差する右斜壁42が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業台と、
左側壁と右側壁と後壁と上壁とを有するフード本体と、
前記フード本体内の空気を外部に排気するための排気手段と、を備え、
前記フード本体は前記作業台の作業面上を覆うように配置されたヒュームフードであって、
前記左側壁と前記後壁とに交差する左斜壁が設けられ、前記右側壁と前記後壁とに交差する右斜壁が設けられていることを特徴とするヒュームフード。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記左斜壁は前記左側壁と前記後壁とにより形成される左入隅部を隠すように設けられ、前記右斜壁は前記右側壁と前記後壁とにより形成される右入隅部を隠すように設けられ、
作業に用いられる実験用器材が、前記左斜壁と前記左入隅部とにより形成される左空間、および前記右斜壁と前記右入隅部とにより形成される右空間の少なくとも一方に配置されている請求項1に記載のヒュームフード。
【請求項3】
前記実験用器材はシンクである請求項2に記載のヒュームフード。
【請求項4】
前記実験用器材はガス用配管である請求項2または3に記載のヒュームフード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、実験室や研究室等において化学実験等を行う際に使用されるヒュームフード(ドラフトチャンバーとも称される)に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
実験室や研究室等では、ヒュームフードを用いて、薬品を用いた化学反応や加熱処理、あるいは分解や抽出などの実験を行うことが通例である。
【0003】
ヒュームフードは実験の際に生じる有害ガスや悪臭ガス等の汚染ガスによって、実験室内の化学的環境が損なわれることがないように、ひいては、実験者の健康や安全が害されることがないように、作業テーブル上の実験空間(作業空間)を外気から囲い込むものであり、一般に、内部空間を実験等のための作業空間とした吸気式のフード本体(チャンバー本体)を備え、このフード本体の前面開口に上下スライド式の開閉扉を設けたものである。そしてこの開閉扉を開いて、フード本体内に作業者が手を差し入れることを可能にしながら、フード本体上端の排気ダクトを介してフード本体内の空気を吸引排出することによって、前面開口からフード本体内に外気を流入させて、フード本体内の汚染ガスが前面開口から実験室内に放散されるのを防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-202155
実開平5-28426
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2に示す従来のヒュームフードでは、フード本体の左側壁あるいは右側壁と後壁とにより形成される入隅部が直角であるため、作業空間内の空気は入隅部に流れ難いので、入隅部で滞留し易くあるいは乱流が形成され易くなる。このため、作業空間内の空気は排気され難くなるので効率良く排気できないという課題があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、作業空間内の空気が滞留し難くあるいは乱流が形成され難く効率良く排気できるヒュームフードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
【0008】
[1]作業台と、
左側壁と右側壁と後壁と上壁とを有するフード本体と、
前記フード本体内の空気を外部に排気するための排気手段と、を備え、
前記フード本体は前記作業台の作業面上を覆うように配置されたヒュームフードであって、
前記左側壁と前記後壁とに交差する左斜壁が設けられ、前記右側壁と前記後壁とに交差する右斜壁が設けられていることを特徴とするヒュームフード。
【0009】
[2]前記左斜壁は前記左側壁と前記後壁とにより形成される左入隅部を隠すように設けられ、前記右斜壁は前記右側壁と前記後壁とにより形成される右入隅部を隠すように設けられ、
作業に用いられる実験用器材が、前記左斜壁と前記左入隅部とにより形成される左空間、および前記右斜壁と前記右入隅部とにより形成される右空間の少なくとも一方に配置されている前項1に記載のヒュームフード。
【0010】
[3]前記実験用器材はシンクである前項2に記載のヒュームフード。
(【0011】以降は省略されています)

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