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公開番号2025034606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141091
出願日2023-08-31
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約【課題】機関始動時における打音の発生を抑える。
【解決手段】機関運転中に潤滑油が供給される油圧式の吸気側ラッシュアジャスタ20及び排気側ラッシュアジャスタ23を動弁系に備える内燃機関1と車両駆動用のモータとを有する車両に適用される制御装置100は、内燃機関1を停止した状態でモータによる走行を行っているときに算出処理と始動処理とを行う。算出処理は、内燃機関1のクランク角が既定の範囲内の値になっているときの時間と吸気側ラッシュアジャスタ20及び排気側ラッシュアジャスタ23に供給される潤滑油の温度とに基づいて吸気側ラッシュアジャスタ20内の潤滑油量と排気側ラッシュアジャスタ23内の潤滑油量とを算出する処理であり、始動処理は、算出された潤滑油量が既定の閾値以下である場合に内燃機関1を始動する処理である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
機関運転中に潤滑油が供給される油圧式のラッシュアジャスタを動弁系に備える内燃機関と車両駆動用のモータとを有する車両に適用される制御装置であって、
前記内燃機関を停止した状態で前記モータによる走行を行っているときに、算出処理と始動処理とを行い、
前記算出処理は、前記内燃機関のクランク角が既定の範囲内の値になっているときの時間と前記ラッシュアジャスタに供給される潤滑油の温度とに基づいて前記ラッシュアジャスタ内の潤滑油量を算出する処理であり、
前記始動処理は、算出された前記潤滑油量が既定の閾値以下である場合に前記内燃機関を始動する処理である
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、内燃機関の動弁系には、機関運転中に潤滑油が供給される油圧式のラッシュアジャスタが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-167891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、内燃機関と車両駆動用のモータとを有するハイブリッド車両では、内燃機関を停止してモータによる走行を行うEV走行が行われる。このEV走行中にラッシュアジャスタから潤滑油が漏れることがある。ラッシュアジャスタから潤滑油が漏れることにより当該ラッシュアジャスタの保持力が低下すると、カムロブとロッカアームとの間に隙間が発生するため、機関始動が行われるときに打音が発生するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、機関運転中に潤滑油が供給される油圧式のラッシュアジャスタを動弁系に備える内燃機関と車両駆動用のモータとを有する車両に適用される。この制御装置は、前記内燃機関を停止した状態で前記モータによる走行を行っているときに、算出処理と始動処理とを行う。前記算出処理は、前記内燃機関のクランク角が既定の範囲内の値になっているときの時間と前記ラッシュアジャスタに供給される潤滑油の温度とに基づいて前記ラッシュアジャスタ内の潤滑油量を算出する処理であり、前記始動処理は、算出された前記潤滑油量が既定の閾値以下である場合に前記内燃機関を始動する処理である。
【発明の効果】
【0006】
この発明によれば、機関始動時における打音の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態における内燃機関及び駆動系及び制御装置の構成を示す模式図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理についてその手順を示すフローチャートである。
バルブリフト量と漏れ期間の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<内燃機関及び駆動系及び制御装置の構成>
図1に示すように、内燃機関1には、吸気通路3及び吸気ポート3aを通じて燃焼室2に空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁4から噴射された燃料が燃焼室2に供給される。空気及び燃料で構成される混合気に対して点火プラグ5による点火が行われると、混合気が燃焼してピストン6が往復移動し、内燃機関1の出力軸であるクランクシャフト7が回転する。燃焼後の混合気は排気として燃焼室2から排気通路8に排出される。クランクシャフト7には、内燃機関1の各部に潤滑油を圧送する機械式のオイルポンプ70が繋がっている。
【0009】
内燃機関1の吸気通路3には、吸入空気量を調量するスロットルバルブ29が設けられている。このスロットルバルブ29は、電動モータによって開度が調整される。
吸気通路3に繋がる吸気ポート3aには吸気バルブ9が設けられている。排気通路8に繋がる排気ポート8aには排気バルブ10が設けられている。これら吸気バルブ9及び排気バルブ10は、クランクシャフト7の回転が伝達される吸気カムシャフト11及び排気カムシャフト12の回転に伴ってそれぞれ開閉動作する。
【0010】
吸気バルブ9は、吸気バルブスプリング40によって閉弁方向に付勢されている。吸気カムシャフト11のカムロブと吸気バルブ9との間にはロッカアーム19が設けられている。カムロブがロッカアーム19を押圧することにより、ロッカアーム19はその一端を支持する油圧式の吸気側ラッシュアジャスタ20との接点を中心に揺動し、吸気バルブスプリング40の反力に抗して吸気バルブ9を押圧する。こうしたロッカアーム19による吸気バルブ9の押圧及び吸気バルブスプリング40の反力によって吸気バルブ9は開閉動作される。内燃機関1の動弁系に設けられる上記吸気側ラッシュアジャスタ20には、オイルポンプ70にて圧送された潤滑油が供給される。
(【0011】以降は省略されています)

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