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公開番号2025035841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143141
出願日2023-09-04
発明の名称ロータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 1/278 20220101AFI20250307BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 磁極を固定するバンドの耐久性を向上させる。
【解決手段】 ロータであって、ロータコアと、前記ロータコアの外周面において前記ロータコアの周方向に間隔を開けて配置されている複数の磁極と、繊維強化複合材料によって構成されているバンドであって繊維方向が前記周方向に沿うとともに複数の前記磁極の外周側表面に接するように前記ロータコアの周囲に巻回されている前記バンドと、前記周方向における複数の前記磁極の間の間隔内で前記バンドに取り付けられており、前記ロータコアの軸方向において前記バンドを結束する結束部材、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロータであって、
ロータコアと、
前記ロータコアの外周面において前記ロータコアの周方向に間隔を開けて配置されている複数の磁極と、
繊維強化複合材料によって構成されており、繊維方向が前記周方向に沿うとともに複数の前記磁極の外周側表面に接するように前記ロータコアの周囲に巻回されているバンドと、
前記周方向における複数の前記磁極の間の間隔内で前記バンドに取り付けられており、前記ロータコアの軸方向において前記バンドを結束する結束部材、
を有するロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、ロータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
特許文献1に開示のロータでは、ロータコアの外周面に複数の磁極が固定されている。複数の磁極は、ロータコアの周方向に間隔を開けて配置されている。ロータコアの周囲には、各磁極の外周側表面に接するようにバンドが巻回されている。バンドによって各磁極がロータコアに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-51642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロータの回転時には、各磁極からバンドに遠心力が作用し、バンドに周方向に沿って張力が作用する。周方向におけるバンドの強度向上のために、バンドとして繊維強化複合材料を使用することができる。この場合、繊維強化複合材料の繊維方向がロータの周方向に沿うようにバンドを構成することで、周方向におけるバンドの強度を向上させることができる。しかしながら、繊維強化複合材料は、繊維方向の強度は高いが、繊維方向と直交する方向の強度はそれほど高くない。このため、上記のようにバンドとして繊維強化複合材料を使用すると、周方向と直交する方向においてバンドが裂けやすく、バンドの耐久性が低いという問題があった。本明細書では、バンドの耐久性を向上させる技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ロータであって、ロータコアと、前記ロータコアの外周面において前記ロータコアの周方向に間隔を開けて配置されている複数の磁極と、繊維強化複合材料によって構成されたバンドであって繊維方向が前記周方向に沿うとともに複数の前記磁極の外周側表面に接するように前記ロータコアの周囲に巻回されている前記バンドと、前記周方向における複数の前記磁極の間の間隔内で前記バンドに取り付けられているとともに前記ロータコアの軸方向において前記バンドを結束する結束部材、を有する。
【0006】
このロータでは、複数の磁極の間の間隔内に設けられた結束部材によって、ロータコアの軸方向においてバンドが結束されている。これによって、バンドが軸方向(すなわち、周方向と直交する方向)において裂けることが抑制される。このため、この構成によれば、バンドの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ロータ20の断面図。
径方向外側から見たバンド28の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に示すロータ20は、電動車の車輪を駆動する電気モータの一部を構成している。ロータ20は、図示しないステータの内側に配置されている。ロータ20は、回転軸AXを中心に回転可能に配置されている。
【0009】
ロータ20は、シャフト22とロータコア24を有している。シャフト22の中心軸は回転軸AXと一致している。ロータコア24は、筒形状を有している。シャフト22は、ロータコア24の中心孔内に挿通されている。ロータコア24は、シャフト22に対して同心状に固定されている。ロータコア24の外周面は、八角形の断面形状を有している。
【0010】
ロータ20は、複数(本実施形態では8個)の磁極26を有している。各磁極26は、例えば永久磁石である。複数の磁極26は、ロータコア24の外周面に接している。複数の磁極26は、ロータコア24の周方向に間隔を開けて配置されている。以下では、周方向における磁極26の間の間隔を、間隔部27という。複数の磁極26は、回転軸AXに対して回転対称に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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