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公開番号
2025005153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-16
出願番号
2023105207
出願日
2023-06-27
発明の名称
電池パック
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/271 20210101AFI20250108BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】拘束バンドの著しい重量増を回避しつつ、アッパーカバーの膨張を抑制することが可能な電池パックを提供すること。
【解決手段】電池パック1は、電池スタック100と、電池スタックを収容するロアケース200と、電池スタックをカバーするアッパーカバー300と、アッパーカバーを拘束する拘束バンド400と、ロアケースにアッパーカバーを締結する第1締結部材510と、拘束バンドをアッパーカバーに締結する第2締結部材520と、を備える。アッパーカバー300は、電池スタックの上方に設けられた天壁310を有し、天壁310は、第2締結部材を締結するための台座315を含む。拘束バンド400は、天壁の上方に設けられた天板部410を有し、天板部410は、一方向に延びるビード412を有し、ビード412は、台座を被覆する被覆部413を有する。第2締結部材520は、被覆部413を台座315に締結している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一方向に並ぶように配置された複数の蓄電セルを含む電池スタックと、
前記電池スタックを収容するロアケースと、
前記電池スタックをカバーするアッパーカバーと、
前記アッパーカバーを拘束する拘束バンドと、
前記ロアケースに前記アッパーカバーを締結する第1締結部材と、
前記拘束バンドを前記アッパーカバーに締結する第2締結部材と、を備え、
前記アッパーカバーは、前記電池スタックの上方に設けられた天壁を有し、
前記天壁は、前記第2締結部材を締結するための台座を含み、
前記拘束バンドは、
前記天壁の上方に設けられた天板部を有し、
前記天板部は、前記一方向に延びるビードを有し、
前記ビードは、前記台座を被覆する被覆部を有し、
前記第2締結部材は、前記被覆部を前記台座に締結している、電池パック。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記天壁は、
薄肉部と、
前記薄肉部の厚みよりも大きな厚みを有する厚肉部と、を有し、
前記台座は、前記厚肉部に形成されている、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記台座は、前記一方向に互いに離間した位置に設けられた一対の台座部を有し、
前記薄肉部は、前記一対の台座部間に形成されている、請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記第2締結部材は、前記一方向及び上下方向の双方と直交しかつ前記第1締結部材を含む平面内に設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2019-197662号公報には、複数の電池素子を収容する外装体と、外装体に巻き付けられた固定バンドと、を備える、蓄電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-197662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2019-197662号公報に記載される蓄電装置では、外装体の膨張をより確実に抑制するためには、固定バンドの厚みを増大させる必要があり、これにより固定バンドの重量が増大する。
【0005】
本開示の目的は、拘束バンドの著しい重量増を回避しつつ、アッパーカバーの膨張を抑制することが可能な電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った電池パックは、一方向に並ぶように配置された複数の蓄電セルを含む電池スタックと、前記電池スタックを収容するロアケースと、前記電池スタックをカバーするアッパーカバーと、前記アッパーカバーを拘束する拘束バンドと、前記ロアケースに前記アッパーカバーを締結する第1締結部材と、前記拘束バンドを前記アッパーカバーに締結する第2締結部材と、を備え、前記アッパーカバーは、前記電池スタックの上方に設けられた天壁を有し、前記天壁は、前記第2締結部材を締結するための台座を含み、前記拘束バンドは、前記天壁の上方に設けられた天板部を有し、前記天板部は、前記一方向に延びるビードを有し、前記ビードは、前記台座を被覆する被覆部を有し、前記第2締結部材は、前記被覆部を前記台座に締結している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、拘束バンドの著しい重量増を回避しつつ、アッパーカバーの膨張を抑制することが可能な電池パックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態における電池パックのアッパーカバー及び拘束バンドの構成を概略的に示す斜視図である。
電池パックの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態における電池パックのアッパーカバー及び拘束バンドの構成を概略的に示す斜視図である。図2は、電池パックの概略断面図である。この電池パック1は、例えば、車両に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)
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