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公開番号
2025006037
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106580
出願日
2023-06-29
発明の名称
車両前部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
B62D
37/02 20060101AFI20250109BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】空力性能の向上に加えて、汎用性および意匠性も向上できる車両前部構造を実現する。
【解決手段】車両前部構造は、フロントバンパ12の側面に設けられるゴム製のカナード14を備え、前記カナード14は、車両側面視において、車両上下方向における上面が略平面の半月形状であり、車両前後方向における後端部が前端部よりも上方に位置するように前記フロントバンパ12に取り付けられ、前記カナード14の短手方向の断面形状は、前記フロントバンパ12に対して略垂直方向に車幅方向の外側に延びて外側の先端が丸められ、当該先端から前記フロントバンパ12に向けて斜め下方に膨らむように延びる三角形状であり、前記カナード14の長手方向の断面形状は、中央部から両端に向けて厚みが薄くなるなだらかな山型形状である、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フロントバンパの側面に設けられるゴム製のカナードを備え、
前記カナードは、
車両側面視において、車両上下方向における上面が略平面の半月形状であり、
車両前後方向における後端部が前端部よりも上方に位置するように前記フロントバンパに取り付けられ、
前記カナードの短手方向の断面形状は、前記フロントバンパに対して略垂直方向に車幅方向の外側に延びて外側の先端が丸められ、当該先端から前記フロントバンパに向けて斜め下方に膨らむように延びる三角形状であり、
前記カナードの長手方向の断面形状は、中央部から両端に向けて厚みが薄くなるなだらかな山型形状である、
ことを特徴とする車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関し、特に、車両の前部に取り付けられるカナードに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
フロントバンパの側面や下面の両端に設けられるカナードを備える車両がある。カナードは、車両の空力性能を制御し、走行性能を向上させるためのエアロパーツの一種である。そして、従来から、カナードの形状、大きさ、材質などに工夫を加えることで、車両の空力性能の向上(特に、車体に作用するダウンフォースを増大させる、整流板として機能させるなど)を実現させる車両前部構造が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、歩行者保護性能を確保しつつ空力性能を向上させるカナードスポイラが開示されている。このカナードスポイラは、フィンを備え、当該フィンは、車体外板の材料に比べて軟らかい軟質材により形成されている。そのため、空力性能の向上を目的としてフィンの形状を大きくした場合であっても、歩行者保護性能を損なわないとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-077334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、カナードの車両への取り付け方やカナード自体の形状を従来の構造から変えることで、空力性能の向上に加えて、汎用性および意匠性も向上できるとよい。空力性能については、操舵感の向上および接地感の向上が両立できるとよい。ここで、操舵感とは、ハンドルを操作した際の運転者の操舵感覚を評価するための指標である。空力との関係では、外乱(例えば、横風など)の影響を受け難いことで、操舵感が向上する。また、接地感とは、車体が路面に押し付けられている感覚のことである。一般に、車両が走行するときに空気の流れによって生じる負の揚力であるダウンフォースが増大することで、接地感が向上する。また、汎用性については、車種などに合わせてそれぞれ専用の設計品を製造する必要がなく、様々な車種の取付面に対応し易い材質であるとよい。従来のカナードのなかには、その材質によっては、車両の取付面の形状に沿ってカナードを成形する必要が生じ、汎用性が低いものがあるため、かかる難点を解消できるとよい。さらに、意匠性については、機能美を感じさせるような外観であるとよい。
【0006】
そこで、本明細書では、空力性能の向上に加えて、汎用性および意匠性も向上できる車両前部構造を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する車両前部構造は、フロントバンパの側面に設けられるゴム製のカナードを備え、前記カナードは、車両側面視において、車両上下方向における上面が略平面の半月形状であり、車両前後方向における後端部が前端部よりも上方に位置するように前記フロントバンパに取り付けられ、前記カナードの短手方向の断面形状は、前記フロントバンパに対して略垂直方向に車幅方向の外側に延びて外側の先端が丸められ、当該先端から前記フロントバンパに向けて斜め下方に膨らむように延びる三角形状であり、前記カナードの長手方向の断面形状は、中央部から両端に向けて厚みが薄くなるなだらかな山型形状である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本明細書で開示の車両前部構造によれば、カナードがゴム製のため、カナードの取付面に対する汎用性が高い。また、カナードの後端部が前端部よりも上方に位置するようにフロントバンパに取り付けられるため、カナードの空力性能の向上としての役割を視覚的に理解し易く機能美を感じさせる。さらに、カナードの形状により、風の流れを上に向け易くすることでダウンフォースの増大が可能となり、また、風を流し易くもなるため、整流板としてもカナードを機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
カナードを備える車両前部構造の概略側面図である。
図1のカナード周辺の空気の流れをイメージとして示す斜視図である。
カナード周辺の空気の流れを説明するための図1と同様の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して車両前部構造について説明する。なお、各図において、「Fr」、「Up」、および、「Rh」は、それぞれ、車両前方、上方、および、右側方を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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